合肥の戦いで、圧倒的多数の孫権軍の包囲網を突破した張遼。 取り残された兵士達が「将軍、私たちを見棄てるのですか」と叫ぶと、 張遼は再び引き返して敵軍を突き破り、部下を助け出した。
徳間の抄訳版で最初にこのシーンを読んだとき、思わず 「か、かあっこええ…」と思ってしまいました。 後に張遼が病に倒れた時、このときの元部下で、近衛兵に昇進した人々が 列を作ってお見舞いに訪れた…という後日談も、とってもハートフル(謎)。
ちくま学芸文庫の3巻を開くと、自然と486ページになってしまう程 跡がついていたり。巻末の索引から、目の色を変えて陳本・陳騫兄弟の 事跡を探してみたり。 そんな煮詰まった正史ファンになる以前の、無垢な思い出でした。
ぐっこ > 張遼サマの打ち返しですか〜! 確かにカッコイイですよね〜! よく漫画とかで、一人の豪勇が敵陣に単騎突入して大軍を蹴散らすというシーンが見られますが、それを地でやってるんですもんね〜! ホント、どれほど強かったのでしょうか…。 曹仁も、そういえば同じ事やってますよね。 486ページ…なるほど〜陳泰の遺児たちの伝と、陳矯の伝がクロスする地点ですね〜。 渋い! (2001/02/12(Mon) 13:15:48) |
水瀬汐音 > 実はこの掲示板に入るのは初めてだったり…(爆) いきなり張遼さまのお話だったので迷わず書き込んでしまいました♪
張遼という将は確かに優れた才能を持っています。 元々地元の役人だったのを、その並外れた武力を見込んだ丁原が 配下にして以来、転戦に次ぐ転戦の生涯でした。 けれど、私が彼に惹かれたのはそれだけではありません。 優れた才能を持つ将なら、他にも数多くいますが、 その中でもあえて私が一番好きな人物として張遼をあげるのは、 このような人間味溢れるところに強く心惹かれたからなのです。
兵卒一人一人を大切に思い、常に他人の立場にたって物事を考えることのできる人。 蒋キを降伏させたエピソードをみても、そんな彼の人柄がよく分かります。 戦乱の世で人の心が荒んでるこの時代。 寝返り・裏切りが日常茶飯事で、人が人を信じられなくなっている時代。 そんな中で、例え自分が不利になろうとも他人の命を救おうとした一人の男がいた。 これで心惹かれずして何としましょうや!(笑)
余談ですが、彼はいつも兵卒たちと親しく話をしていたというイメージがあります。 しかも一人も名前を間違えず、正確に覚えているのです(!)。 きっと、新しい兵が入るたびに名簿をチェックして頭に叩き込んでいるのでしょう(笑)。 その辺は、蒼天航路の夏侯惇とイメージがかぶるかもしれませんね。
…っと、かなり長くなってしまいました!すいません〜 (2001/02/14(Wed) 15:26:32) |
義侠の雷同 > 人形劇にはでてきません (2001/02/24(Sat) 17:44:12) |
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