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複数の学校法人から成る架空の超巨大学園「蒼天学園」は、かなり複雑な権力構造を有している。
 
まず、学園統合のシンボルである学生理事会「蒼天会」を頂点に頂き、その下に、校務執行機関である「連合生徒会」が、実質上の「政府」として君臨する。
そして、「蒼天学園」を構成する各学校の生徒会が、各地の生徒を指導する…というのが大筋なのだが、実際の所、頂点部分の権力構造がねじれてしまっているのだ。
 
 
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前副理事長の君臨

制度上、学園創始者・劉一門の子女しか就任できない学生理事長職は、誰からも掣肘されない絶対権力ともいうべき権限を持っている。
しかしながら、後期蒼天会の再スタート以降、理事長職は慣習的に「お飾り」となっており、実際に政務を行うのは連合生徒会役員のはずであった。
 
しかし、ここ十年以上の間、理事長のパートナーである「学園副理事長(家政科)」が、制度を盾に学校運営を壟断し、そればかりか、理事長退任後も学園中枢に居続け、さらに院政を布くケースが増えてきているのだ(いわゆる太后化現象)。
 
そして、そんな太后臨朝に拍車を掛けているのが、理事会に直属する秘書室の存在である。
 

理事会秘書室の専横

彼女らは徒党を組み、制度の隙を巧みにくぐって、蒼天会の持つ権限を自分たちで掌握し、理事長、副理事長、および前副理事長、という理事会の権力者を意のままに操るほどの勢力となっている。
もはや学園の中枢は、秘書室を通さなければ何も決定できない、というのが、学園暦七十年の時点での状況である。

いわく、「カムロ(秘書室のあだ名)にあらずんば人にあらず」

であった。
 
 


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