『1.争いの系譜』について系譜ができるくらい考察するスレ
65:フユアキ2007/08/02(木) 19:59:04 ID:2r7PxUEmAAS
初めまして、早速ですが。

「争いの系譜」は旧約聖書を読んでいるといいと思います。
「はじめに男を作り、肋から女をつくった」
「兄は耕し、弟は羊を」というフレーズのところです。
 まあ、簡略化すると、
はじめのフレーズはご存知、アダムとイブの話です。
楽園を追われたアダムとイブは、子孫を残します。
それがカインとアベルという兄弟です。
次のフレーズの兄と弟というわけですね。
彼等は対極的な性格をもっていて、主にアベルの側を善の象徴としています。
カインは農作物を、アベルは羊を育ていて、神様に捧げものをするわけです。
でも神に受け取ってもらえたのはアベルだけでした。
私が読んだ内容だと、このあとカイン(兄)はアベル(弟)を殺してしまいました。
これが人類最初の殺人となるわけです。
神が彼を追及すると「自分は弟の番人ではない」とごまかします。
神は「あなたは何ということをしたのか。あなたの弟の血が地からわたしに叫んでいる。あなたが地を耕しても、地はもはやあなたのためにその力を生じない。あなたは地をさまよい歩くさすらい人となるのだ」といい、カインは呪いを受けました。
カインは「わたしは罪の重さを担い切れなません。
わたしに会う者はみなわたしを殺すでしょう」といいました。
すると神は彼を守るためのしるしを与えました。
そしてカインは神の前から去り、東のノデに住みました。
 ・・・・・こう考えるとあの老人はカインであるとも言えるのかな
とも思いますが、聖者ってのは当てはまらない気もしますし。
んー・・・・・・どうなんでしょう。
神に認められなくて弟を殺したということを神への狂っているとはいえ信仰心とすれば
聖者と言えなくもないですが。
でもそれを神は許さなかったわけで。
んー・・・・・・・・・難しですが。

ともかく兄が弟を殺し、それが最初の殺人となったというのは、
聖戦に繋がるのではないかなと。
憎しみの連鎖の始まりということでしょうか。
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