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『1.争いの系譜』について系譜ができるくらい考察するスレ
66:むりゃん2007/08/02(木) 20:28:34 ID:0EnRrDU2AAS
>>62あきらさん、>>64まさきさん
はじめまして、そして、こんばんは。むりゃんです。
わたしは、少女は死んだと思います。
死んだ結果として、《美しき夜の名》になったのだと思います。
『夜=死』と考えたとき、《美しき夜の名》とは、「死後の名前」。
とりあえず、悪魔に名乗った名は、本名とは違うということになると思います。『美しき夜の名』で、とありますので。
「生死を別つ淵」とは、「人として死ぬか」「悪魔と契り、永遠を生きるか」の選択を迫る淵だと思います。
ライラの天秤が傾かないのは、父と母、両方を愛しているからとも取れると思います。
父は、キリスト教徒に殺され、母は、イスラム教徒に殺された。
キリスト教徒を憎むならば、父のほうを、母より愛していたことにもなる。
イスラム教徒を恨むならば、母のほうを、父より愛していたことにもなりえる。
平等に愛していたからこそ、どちらも憎めない。
そして、家を飛び出し、戦火に飲まれ、降ってきた矢に貫かれ、死んだのだと思います。
弟は、羊を捧げ、父母の罪を贖った。けれど、兄の貢物は贖罪の血を流さなかった。
ので、弟の貢物だけを受け取った、という知識を得ました。兄は、父母の罪を贖っていない。其の上で、兄弟殺しの罪を得た。
……そして、その罪は贖われていないわけで、兄弟殺しは続くのかな……。
ので、《悪魔》を倒して血を流して、贖罪にしようというのかな……。
けれど、永遠を得ている悪魔は死なないから、まだ、争いは続くのだろうか、と思ったりしました。
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