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『2.石畳の緋き悪魔』を石畳の石が無くなるくらい考察するスレ
48:まさき 2007/08/05(日) 00:55:49 ID:G61CA+fY >>46黒井さん シャイタン候補2名のリストアップお疲れ様です 細かい部分はさておき、とりあえず気になった1点だけ今は質問しておきたいと思います イブリースのマイナス因子に上げられてる 『彼がイスラムでもキリストでもないと推測出来る』 という部分ですこれはむしろプラスに働くのではないでしょうか イスラム・キリストに属する身ならばどちらかに肩入れ(?)してしまいもしライラがそちらの勢力を憎むといった場合に行動に移せない可能性があります しかしどちらにも属さないとなると 『其レハ異教徒カ?同胞カ? 其レトモ『聖戦』其レ自体カ?』 という問いも自然に出てくるのではないでしょうか?
49:D 2007/08/05(日) 01:11:59 ID:OV77EIKh >>46黒井さん おおう、仮説纏めお疲れ様です。保存します。笑 Sualtam Mac Roth説前提の、以下個人的考察。 別名「悪魔は悪魔じゃないんじゃないの説」↓ 「少女も男に問うた 答えは馴染みの無い異国の響き」 「少女は男を《悪魔》と呼ぶことにした 男は奇妙に嗤った」 系譜でのこの部分。少女が話すのは明らかにアラビア語です。まずこれが大前提。 名を問われた男が答えた言葉を、少女は取り敢えず名前として受け取ります。 しかしそれは聞き慣れない響き、自分の言語で近い発音が偶然「シャイターン」だった。 だから少女は彼を「シャイターン《悪魔》」と呼ぶ事にする。 それを聞いて彼が"奇妙に嗤った"のは何故か? 奇妙な、で思い当たるのは私は"皮肉げ"というイメージです。 本来悪魔とされる存在ではないが、封印され、また、解放してくれた少女も自身を そう呼ぶのか、というようなニュアンスに思えます。 この、歌詞から受ける印象が《悪魔》の正体=「Sualtam Mac Roth」という説を より強固なものにすると思うのですが、 じゃあ「名前サエ忘レテイタ」はどういう訳よ。 という矛盾的疑問が浮かび上がります。 私はこれを、"個としてそのものを呼ぶ"意味での名前と取りました。 数々の神話を始め、古い日本文化にも『名前』に関する話は数多くあります。 それだけ重要で強い意味を持っていたんですね。昨今はファンタジー等でも頻繁に 魔法の存在が扱われるので呪文とは長々唱えるものだと思われがちですが、 元々呪文というのは"名前を唱えて影響を与える"或いは"神々の名を用いて力を借りる" というものでした。 また、ケルト神話に登場する神々(に限りませんが)には異名を持つ者も多く、 私は「Sualtam Mac Roth」は名前というよりも異名だと思っています。 (詳細が解っていないのでこういう風に言えるのかもしれませんが) 彼はそれを答える事は出来た。 しかし個(或いは神)として呼ばれる名前はもう忘れてしまった―― だからこそ、彼は彼女の呼んだ「名前となるべき呼び掛け」を受け入れたのでは ないでしょうか。例え皮肉な呼び名であったとしても。 以上!何故Sualtam Mac Rothやねん、という辺りは黒井さんの文を参考にどうぞ。笑
50:D 2007/08/05(日) 01:13:42 ID:OV77EIKh うおおお長い!!orz 申し訳有りません。 文章纏めてから投降するように気を付けますです。はい。
51:まさき 2007/08/05(日) 01:33:58 ID:G61CA+fY >>49Dさん ふむふむ。興味深く見させていただきました 私も悪魔の嗤いは皮肉混じりだと思ってるので同じような説が出て心強く思ってます うーん、しかし異名の方を覚えていて本名を忘れるというのは何というか逆な気がしないでもないですが 自分という“個”を表す名前は忘れようとしてもなかなか忘れられないのではないでしょうか じゃあどうして少女の間違った名前『シャイタン』を受け入れたのかという疑問にぶつかりますが 私はコレを人間の世の移り変わりの速さをシャイタンが知り、もはや自分の名前は用を成さなくなった つまり、もはや自分という“個”はこの時代に存在する意義がないのではないかと考えたからだと思います 今の時代に適した新たなる自分をこの少女は与えてくれたのかという意味と人間というのはこうまで言葉や民族が変われるものなのかという2つの意味がない交ぜになって皮肉気な嗤いになったのではないでしょうか
52:D 2007/08/05(日) 02:11:50 ID:Q/K/fZXG >>52まさきさん えー……あくまでも持論を覆す気はまだ無いのですが。取急ぎ。 私は"こうだったらこうはならないだろう"という考え方よりも、歌詞を優先します。 というか、歌詞はとにかく意味のある言葉を並べていると思うので、 一言一句がストーリー(設定)に関わっているものだと思います。 「名前サエ忘レテイタ」。さえ、と強調されているのが気にかかります。 私はこう考えます。 異名を呼ばれ続けたまま封印され、長い時を過ごし、本来誇るべき名を忘れた。 例えばクー・フー・リン(ク・ホリン)ですが、この名前はそもそも異名です。 ルー・ラヴァーダも異名です。必ずしも真名や良い異名で呼ばれる訳でもありません。 しかし良かろうが悪かろうが本当の名前でなかろうが、定着はします。 また、異名を答えたのでなければ、名を問われて返した彼の答えが、 全く解らなくなってしまいます。以上の理由で異名を答えたとすれば納得が行くのです。 あと。 「赤の息子」、これってもしかしたら良い意味ではないのかも知れませんね。 仮にルー(或いはルグ)の異名の一つであったなら、あまり聞こえが良い響きとは 思えないので………
53:まさき 2007/08/05(日) 02:25:56 ID:G61CA+fY >>52Dさん アンカー間違ってますよ(笑) まあそれはどうでもいい 持論を覆そうとかは特に考えてませんよ 私の書き方というかスタイルが 他の人の意見に対して自分の疑問や意見をぶつけて自説を固めていくやり方なので 喧嘩売ってるように見えたらな申し訳ない限りです 私もわざわざ意味のない言葉を歌詞に出したりはしないと思います 歌の基本というかサンホラ以外でもいえる事ですね ルー・ラヴァーダなるものは知りませんが確かにクーフーリンは異名でしたね そういう風に考えれば異名を答えたというのも納得できます 「赤の息子」…うーん、どうでしょう 私的には「石畳の緋き悪魔」とマッチして説をより増強してくれる気がしますが もちろん赤いと緋いは違うという意見もあるでしょうが
54:むりゃん 2007/08/05(日) 12:11:23 ID:xzMG53y8 >>45まさきさん 封印は、悪いことをしたからではないのかもしれません。 もしかしたら、後々のために眠らされたという可能性も無きにしも非ず……。 彼自身、閉じ込められていたという風に思っているので、合意の上ではなく、聖人とやらが勝手に、後のことを考えて、封じ込めた、という仮説も立てることができるやも知れません。 こうすると、『後の事』が『この聖戦』になるですが……、ちょっと無理やりかなぁとは思います……。うーん……。 話し変わって、 ライラは、シャイターンが提示した、そのどれをも憎んでいないと思う私です。 彼の、最初の問い、『無力ニ嘆クノカ?』は、『無力に嘆きたくない、と思っているとは思うけど、敢えて聞いておく』と、言う事だと思うのです。 ので、『異教徒カ? 同胞カ? 其レトモ『聖戦』其レ自体カ?』も、『これではないと思うけど、敢えて君の口から聞いておきたい』という事ではないか、と思うのです。 だからといって、何を憎むのか、と言うのはまだ、そこまで考えが至らないのですが、『どれでもない』説を……。
55:まさき 2007/08/05(日) 20:17:35 ID:1dPGvPZe >>54むりゃんさん 後々のために眠らされたですか 果たして古の聖者は何を想定して彼を眠らせたのかが気になりますね ただこの聖戦の事を予見していたとなるとちょっと難しいかな私もと思います どれも憎んでない説ですか その可能性もありますがだとすると侵略する者される者でシャイタンが 『〜人類諸君、我こそが君たちの敵だ!』 といった理由が見つからない気がします そんなわけで私は『『聖戦』其レ自体』を憎んだ説を
56:名無しさん@何にするか募集中 2007/08/05(日) 22:04:16 ID:OJXRrMnl シャイたん……もといシャイタンの正体は太陽神ルーに一票 イベリアの宗教年表を見てみると ケルト→キリスト→イスラム→聖戦(レコンキスタ)…… と続きます で、キリスト教は布教活動中に土着信仰を取り込んだ形で活動範囲を広げていきました エッダ(北欧神話)なんかはその典型ですね ここで重要なのは土着信仰の神々は最終的に救世主(を暗示するもの)によって敗れるという結末が用意されているという事です 例えばフィンランドの『カレワラ』の中でワイナミョイネンは処女であるマルヤッタが生んだ子供に言い負かされて去っていきました 侵略〜でCelt Iberosと一言入っている事を合わせれば、シャイタン=Sualtam Mac Rothである可能性は高いのでは 神=ヤハウェ、古の聖者=キリスト、悪魔=Sualtam Mac Roth、伝承の詩=神話 と置き換えれば無理なく収まります その場合、蒼氷の石は何ぞや、という話になりますが……ただの石なのか聖書の暗示なのか、ルーの持ち武器タスラムなのか 一番重要な部分なのですが 余談 Sualtam Mac Roth(ルー、リーフ)は万能の神としても有名です 戦って強いし、魔術も使えるし、詩歌に長じ、音楽も得意でした(笑
57:むりゃん 2007/08/05(日) 22:25:00 ID:vVxSwTKE >>55まさきさん 個人的な考えですが、それも、『聖戦』には違いないと思ったのです。 聖戦を憎さから滅ぼして、別の聖戦を起こした、ということになる気がするのです。 「悪魔を倒す『聖戦』」を。 『聖戦』と書いて『争い』と読む。 けれど、『其れ』を滅ぼそうとして悪魔がやっている事は、争いの目的を、別のものに変えただけ。 シャイターンの言葉は、聖戦を憎んだにしろ、聖戦ではないものを憎んだにしろ、一種の『犠牲』の一言だと思います。 彼の一言で、その時だけでも『兄弟同士の争い』が消えた。 それならば、彼女が憎んだもの、滅ぼしたいものは『その消えたもの』な気がするのです。 とりあえず、『他のもの』意見の元でした。
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