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『2.石畳の緋き悪魔』を石畳の石が無くなるくらい考察するスレ
49:D 2007/08/05(日) 01:11:59 ID:OV77EIKh >>46黒井さん おおう、仮説纏めお疲れ様です。保存します。笑 Sualtam Mac Roth説前提の、以下個人的考察。 別名「悪魔は悪魔じゃないんじゃないの説」↓ 「少女も男に問うた 答えは馴染みの無い異国の響き」 「少女は男を《悪魔》と呼ぶことにした 男は奇妙に嗤った」 系譜でのこの部分。少女が話すのは明らかにアラビア語です。まずこれが大前提。 名を問われた男が答えた言葉を、少女は取り敢えず名前として受け取ります。 しかしそれは聞き慣れない響き、自分の言語で近い発音が偶然「シャイターン」だった。 だから少女は彼を「シャイターン《悪魔》」と呼ぶ事にする。 それを聞いて彼が"奇妙に嗤った"のは何故か? 奇妙な、で思い当たるのは私は"皮肉げ"というイメージです。 本来悪魔とされる存在ではないが、封印され、また、解放してくれた少女も自身を そう呼ぶのか、というようなニュアンスに思えます。 この、歌詞から受ける印象が《悪魔》の正体=「Sualtam Mac Roth」という説を より強固なものにすると思うのですが、 じゃあ「名前サエ忘レテイタ」はどういう訳よ。 という矛盾的疑問が浮かび上がります。 私はこれを、"個としてそのものを呼ぶ"意味での名前と取りました。 数々の神話を始め、古い日本文化にも『名前』に関する話は数多くあります。 それだけ重要で強い意味を持っていたんですね。昨今はファンタジー等でも頻繁に 魔法の存在が扱われるので呪文とは長々唱えるものだと思われがちですが、 元々呪文というのは"名前を唱えて影響を与える"或いは"神々の名を用いて力を借りる" というものでした。 また、ケルト神話に登場する神々(に限りませんが)には異名を持つ者も多く、 私は「Sualtam Mac Roth」は名前というよりも異名だと思っています。 (詳細が解っていないのでこういう風に言えるのかもしれませんが) 彼はそれを答える事は出来た。 しかし個(或いは神)として呼ばれる名前はもう忘れてしまった―― だからこそ、彼は彼女の呼んだ「名前となるべき呼び掛け」を受け入れたのでは ないでしょうか。例え皮肉な呼び名であったとしても。 以上!何故Sualtam Mac Rothやねん、という辺りは黒井さんの文を参考にどうぞ。笑
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