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『2.石畳の緋き悪魔』を石畳の石が無くなるくらい考察するスレ
79:十六夜 2008/02/17(日) 18:47:51 ID:Xp14MB7A はじめまして、十六夜と申します サンホラー暦はまだ1年たたないですがかなり気になったところがあったのでお邪魔いたします >>78さんと同じ意見なのですがシャイターンを地獄に堕ちた人々に責められたと解釈すれば 「千の責め苦が〜」あたりと合う気がします 自分も調べてみたら「Malik」はアラビア語で「マリク」と呼び、王の称号を意味するそうです。 「Sualtam」はアラビア語で「スルターン」と呼び、イスラム世界で権力者という意味だそうです。 そして、【封印の蒼】←→【解放の緋】の部分は「封印の蒼」をサファイア、「解放の緋」をルビーと解釈すると、 サファイアの石言葉は慈愛・誠実・貞操でルビーの石言葉は情熱 封印と解放と「⇔」の意味がよく分からなくてかなり混乱しています あと、質問なのですが最後の 「<<美シキ夜ノ娘>>、君ガ憎ムモノ全テ、〜」の 「其レハ異教徒カ?同胞カ?其レトモ『聖戦』其レ自体カ?」 の所で「憎むものは異教徒か?同胞か?其れとも『聖戦』か?」とシャイターンがライラに聞いているという解釈で宜しいですか? かなり文がめちゃくちゃで読みにくいかもしれません・・・。 なにか違っているところがあれば教えてくださると勉強になります。 乱文失礼いたしました。
80:まさき 2008/02/17(日) 20:07:32 ID:5CCSulHY >>79十六夜さん 初めまして、まさきと申します 「千の責め苦が〜」のところですが私はそこよりも「朽ちゆく其の身」に重点をおいて考えてました 『朽ちる』というと植物などが腐ったりしてボロボロになるイメージが大きいですが、それと同じく“評判が衰える、廃れる”や“むなしく人生を終える”という意味もあるそうです そこで私はシャイタンはかつてイスラム教を信じなかった国の王もしくは王族 あるいはイスラム教とは別の神がイスラム教によって悪魔のような立場にすりかえられた存在ではないかと考えます そしてイスラムの地獄に落ち、同じ地獄に落ちたイスラム教徒から様々な責めや迫害を受けていた もはや自分の名声は過去のものとなり、誰も知る事がないほど衰えてしまった このまま誰に存在を気に止めてもらえる事無く虚しく自分達の世は終わっていくのだろうと覚悟した しかしそこにライラがやってきた 少女との会話の中で再び其の身を解き放つ焔(ひかり)を手にする事が出来た ならば自分は悪魔となってこの少女と永遠を過ごそうではないか。さあ、君(ライラ)は永遠という残酷な時間を過ごす覚悟はあるかい? というような物語を頭の中で描いてます ライラがその名前を聞き取れなかったのは自分が産まれるはるか前に存在した異国なので言葉が違っていたため ただ、知識としてシャイタンの事は知っていたので地獄にいる者=悪魔=シャイタンという図式ができたのではないでしょうか 【封印の蒼】←→【解放の緋】については蒼=争いの系譜に出てきた蒼氷の石、緋=シャイタンの目に宿った焔(ひかり)という解釈でどうでしょう? 最後の質問は私も同じ考えです 穴も多々あると思いますが参考にしていただければ幸いです
81:緋い人 2008/02/17(日) 21:33:36 ID:o54WyRTc シャイターンはそもそも神々のいる所で天使であったという説 だからこそ、争いで 神よりつかわれし… っても言ってるし、シャイターンに関して調べた所、昔アダムとエヴァ に甘言を囁きかけたヘビであるとの説も。 (ということはもちろんカインとアベルの争いごとも見ていたと推測) それに対して、神が罰として千年もの間、石の中に閉じ込めた(これが蒼氷の石?) そして閉じ込められて、長い時に体を任せ、シャイターンの体はやがて朽ち果てよう としていた(これが朽ち行くその身を〜って所、かつ千の責苦って言うのは、アダムとエヴァを追いやった事等) そんな時に自分を封印していた所に一人の少女が現れ(もちろんライラ) 言葉を投げかけられ、皮肉交じりに『Ishat Malik』と答えた所、ライラに 『悪魔?』 って呼ばれ、シャイターン的には 『ナルホド、カツテハ天使デハアッタガ、今ノ醜ク石ノヨウニナッタ体 デハ悪魔ノ様ニ見エルカ…』とか思って、不敵に嗤ったのでは? そして悪魔と呼んで尚も目を逸らさずに、凛としていた少女を見て 面白く思ったのか、願い事をかなえることにしたのでは? そして>>79さんの言うとおり、『憎んでいるものは、異教徒なのか 同胞なのか、それともこの聖戦自体なのか』って聞いてライラは 『聖戦』って答えたのではないでしょうか?そして、イスハークと ラミレスの争っているのを確認したときに、封印されるまえに見た カインとアベルを思い出して 『未ダ兄弟同士デ殺シ合ッテイルノカ?』って心の中で嘲って(←? 争いを終わらせた。 けれども人間は争いを繰り返す。っていうのを示唆しているのが 侵略のあの中途半端な切れ方じゃないのでしょうか? 以上、長々と失礼致しました。
82:くらげ 2008/02/18(月) 09:36:06 ID:tZSyyg3U 私は、「千の責め苦」はそのまま千年の孤独だと思ってました。 時に置き去りにされ、名前さえも忘れる程の孤独が千の責め苦だったのかと・・・ ただ、皆様の意見の方が深くていいですね! 以前、イスラム以外の宗教における天使や神のような存在であったというのは同意です。 とすると、冒頭の古の伝承はイスラムの伝承でしょうか?焔の悪魔っていってますしね 【封印の蒼】←→【解放の緋】が何故相互しているのかは気になるところです。 互いに同等の力があったということでしょうか?
83:緋い人 2008/02/18(月) 18:20:32 ID:Y9Bv/x8V 単純にもう千年は過ぎていて、罪はそれでチャラに なっているのにシャイターンは自分の名前を忘れるくらいの長さ で石に閉じこもってたら、ライラの焔が、蒼と緋のバランスを崩して シャイターンを解き放ったのでは!?
84:みー 2008/02/23(土) 16:55:01 ID:??? [sage] 「千の責め苦」は檻の「外」にかかると思ってた 【解放の緋】はライラの命の炎のことですよね 封印するための色は蒼、解放するための色は緋、 封印と解放を対比させているのだとなんとなく。 解放する為には命の炎が必要ということでしょうか
85:名無しさん@路傍の石 2008/03/01(土) 03:51:13 ID:Bp5b/5lX Ishatt Malik IshatのIはアラビア語では動名詞(受動)につけるもので語根がShとtt 「追放されし王」または「引き裂かれた王」など。
86:シャイなヒトのターン 2008/05/03(土) 00:05:54 ID:pXfoVxlX 2ヶ月放置に書き込むのはちょっと勇気が・・・w ってことでざらっと読みました 初めまして もしどっかで被ってたら申し訳ないんですが 「壊れたマリオネット」に繋がりそうな気が私はします。 この曲に出てくる少女、夜の娘で月が沈むまで眠れないみたいな感じで歌詞があります。 ライラでは?っということです。 マリオネット→シャイターン タナトスは。。。んーシャイたそが悪魔なので 大魔王かな、みたいな無理やり解釈;; そんな感じで今何回もマリオネットと石畳聞いたり・・・ 自信持って言えないんですけど マリオネット聞いてみてください 失礼しました;;
87:名無しさん@路傍の石 2008/05/04(日) 22:09:24 ID:3uJuEutW >>86さん 面白い解釈で、興味深く読ませて頂きました。 便乗して、その説前提で私なりにいくつか考えてみました。 「宵闇に踊るは避けられぬエンゲージ」→契約の接吻? 「同じ動きを繰り返す壊れたマリオネット」→争いを繰り返す負の連鎖に捕われた人たち? 「ここで終らせてあげる」→負の連鎖は私が断つ!という宣言? 「お願いもう終らせて」→上記の続きで、だからあなたたちももう哀しい争いは止めて、という懇願の気持ち? 「くちづけた首筋に紅い薔薇咲かせて」→愛し合うシャイターンとライラの描写? 「少女は眠れない&眠らない」→SHワールドで『死の安らぎ』を意味する『夜』は、ライラにはもう訪れない事を指している? こんなところでしょうか。
88:緋い人 2008/05/05(月) 16:53:28 ID:9DMww7io >>86-87 いや、中々新鮮な解釈ですね。 そこに注目した事は有りませんでしたよ。 壊れたマリオネットは僕は単体で聞いてましたね。 アルバムのジャケットの女の子が少女でその後ろの影がタナトスとか思ってました。
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