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『聖戦のイベリア』を総合的に考察するスレ
10:弥生 2007/08/02(木) 15:29:34 ID:V5mcPsX9 始めまして。弥生と言います。よろしくお願いします。 侵略する者される者からずっとイベリアの歴史を調べながら考えてたんですが。 『侵略する者される者』の序盤CeltIberos〜大地を奮わせたの辺り。その時代はキリスト教ではなくケルト特有の自然崇拝の多神教。と考えると、『争いの系譜』-かつて世界には〜焔の悪魔を封じた伝説は紀元前のイベリアの人たちが信仰し伝承していたものでは無いでしょうか。 そして、ローマ帝国の侵攻でキリスト教が布教され、ウマイヤでイスラム教になり、イスラム教の土地を取り戻すためにレコンキスタになるわけですが。ウマイヤ朝時代、イスラム教ではあったのですが、ジズヤと呼ばれる人頭税を払えばキリスト教の信教を認められていたそうです。 (すみません、長文なので次に続きます。)
11:弥生 2007/08/02(木) 15:31:16 ID:V5mcPsX9 (長文な上に連投ですみません(汗)) そこまで考えて、争いの系譜の『父と母を両皿に乗せ傾かざる少女の天秤』の部分と『侵略する者される者』の「父を奪ったのは〜聖典の《兄弟》」の文。 ひょっとして、少女は両親の宗教の違いために家を飛び出したのではないかと。 そう考えると、父は十字で切る啓典の民に奪われ、母は聖典の《兄弟》に奪われてしまったがために、どちらに傾く事も出来ずに逃げたのかと。 そして逃げて逃亡の果てに石畳の上で散る……はずだったが。ケルトの伝承が絶えてしまったがために石畳に使われてしまった焔の悪魔の石の上、生死を別つ淵で焔の悪魔と邂逅。そして、彼女は悪魔と共に生きる事を選んだのではないかと。 そこまで考えて、『争いの系譜』は今まで平和に暮らしていた少女がレコンキスタによって父と母のどちらか(の宗教)を選ばされ、それを選ばずに逃げ悪魔と出会うまで。 『石畳の緋き悪魔』が封じられ、孤独になり、さらには、忘れられるという責苦を受けていた悪魔(シャイタン)が少女に出会い封印が解け、異教徒か?同胞か?それとも『聖戦』自体が憎いのか?君が憎いなら終わらせようと提案し、彼女が選んだ話。 『侵略する者される者』は今までこの地(イベリア)の歴史を踏まえ、十字の軍と聖典の軍の戦い、最後に悪魔が現れ、神の子(この場合十字の軍、聖典の軍両方を併せた言い方で)達に最後宣戦布告するまでの話かなと考えました。 そこまで考えて預言者と3姉妹はケルトの伝承を受け継いだ者じゃないかとか思ったんですが、PV見る限り全く違うっぽいなぁ(汗)。 やっぱり時が満ちてから考えないとだめなのかなぁ。 では、長文の連投で読みにくい点も多々あるかと思いますが、付き合ってもらえれば幸いです。それでは、失礼しました。
12:D 2007/08/02(木) 17:08:48 ID:++hRix+o >>10.11 弥生さん 預言者と三姉妹に関してはPV見ても解り辛いですね。汗 でも流れに関しては今の所私も同じ様な感じに捕えています。纏めて頂けて自分でも確認し易くなった気分です、有難うございます。 『兄弟』に関してですが、系譜で「争いの歴史は 此処から始まった」と言っている事を踏まえ、争いの勢力の象徴かなあと。始めの父と母にあたる「男」「女」は兄弟=争いを生んだという感じでしょうか。自分でも何を言ってるのかいまいち不明瞭ですが(…)ただ、そうすると「母を奪ったのは 従事で斬る 聖典の《兄弟》」はどうしようかなという感じなのですが。 少女の両親にそもそも宗教の違いが無かったのだとすれば、ただ両親が別々の相手に殺されたから、どちらを憎めば良いのか解らない、という捉え方も可能でしょうか。そして少女はやがて、戦い自体を憎むようになる、と。 考えて来ます(´・ω・`)
13:まさき 2007/08/02(木) 17:21:47 ID:hzJ9Znu0 >>8Arnearthianさん お久しぶりです。またよろしくお願いします イベリアは確かにこれだけでは終わりそうにないほどボリュームがありますね 特に、争いの系譜の《六番目の女神》というところ。歌の中では『運命』と歌われてましたがなぜ六番目なんでしょう これが明かされるのが次のアルバムかと考えると早く聞きたくてうずうずしてきます 三姉妹については私は長女:サランダ・次女:トゥリンク・三女:エーニャという風に聞こえました そしてこれらはバルカン・ロマ語でそれぞれ数字を表すらしいので老預言者もとある考察サイトに載ってた考察ですがシュタルではないかという事です 私は蒼氷は単純に焔との対比ではないかと思ってます 石畳は…うーん、シャイタンが封印された洞窟ないし寺院の床が石で出来てたとか…ちょっとこじつけくさいですかね 焔と契りし少女は美しき夜の娘と同じみたいですよ 美しき夜の娘がシャイタンと契約し焔と契りし少女になったみたいです そして私は彼女は両親の宗教的な対立から逃げようと家を飛び出したのではないかと思ってます その辺は『少女が裸足で駆け出した〜行方のない彼方へと』の解釈です 名前は石畳の緋き悪魔から察するに『ライラ』ではないでしょうか クロノクルセイド…私も最初の方は読んでたんですけどね とりあえず長くなりそうなのでここで切ります
14:まさき 2007/08/02(木) 17:36:01 ID:hzJ9Znu0 >>9紫さん はじめまして うーん蒼氷の石=石畳ですか 石畳というからにはそれなりに大きさと数が必要ですからちょっと違和感がるなぁというのが正直な感想です すみません ポスカの詩の順番は私は三女と焔子は逆だと思ってます 父母を奪われた後で姉妹が出てくるのは微妙におかしな気がするので >>10-11弥生さん 初めまして。まさきと申しますよろしくです 宗教の流れは概ね同意です 確か人頭税はキリストの他にユダヤ教でも認められてたと思います イスラム帝国は厳格にイスラムを守る事を命じてるようで 案外現地の宗教を尊重というか利用してた面もあるので 先に書きましたが私も少女は父母の宗教観の対立から家を飛び出したと考えます ただ、少女が殺されたとすれば一体誰に殺されたのかが解らないんですよね なので『月夜に散った』というのは家を出てさらに街を出てどこへ行ったかも解らなくなってしまったという意味で捉えてます 老預言者と三姉妹はシャイタンの封印を守ってたのではないでしょうか 今まで頑強に封印されてきたシャイタンがレコンキスタの火の中で再び復活を遂げようとしていた さらにもう1度封印を行うためには伝説の蒼氷の石が必要だった そこで4人はその石を探すためにいつ果てるとも知れぬ流浪の旅へと出発した このようなストーリーを考えて見ましたがどうでしょう?
15:D 2007/08/02(木) 17:39:20 ID:yPPyWD3h おおお、忘れていた orz 三姉妹と預言者に関してです。 ヘブライ文字の対応がヒントになるかも知れないので半端な知識ですが一応。 名・読み(耳判断)・文字・数価・意味 『Saranda』サランダ=Mem(メム)=40(600)=水 『Trin』トゥリン=Gimel(ギメル)=3=羊 『Enja』エーニャ=Teth(テス/テト)=9=蛇 預言者って文字ありました…?(確認出来ていない)聞いた感じでは、 『Sadi』サディ、もしくはまんま『Tzaddi』ツァディだと思っています。 因にどちらにせよ90(900)数価、意味は釣り針です。 ………釣り針はあんまりか………?笑 詳細思い出せないので持ってる資料漁ってみます。
16:まさき 2007/08/02(木) 17:40:02 ID:hzJ9Znu0 3連投すみません >>12Dさん 兄弟の父と母ですがこれは伝説上のアダムとイブの事らしいです そして兄弟は2人が楽園を追われて初めて作った子供だそうで この辺は争いの系譜スレに細かい考察が載ってるので参考にすればいいと思います なので、『侵略する者される者』ででてくる父と母とはとくに関係ないかと 争いの勢力というより人が犯してきた争いの元凶みたいな書かれ方をしてるみたいですね
17:D 2007/08/02(木) 17:55:40 ID:NxLPQGm5 お手を煩わせた様なので取急ぎこれだけ orz >>16 まさきさん いえ、いえ!アダムとイブ→兄弟を生む。等は勿論頭に入れています。 兄弟が争いの始まりとして語られている事を考えると、わざわざ悪魔が「則ち兄」「則ち弟」と呼び掛けている(+前後の悪魔の台詞)なら、どちらにも傾かなかった少女を生した父と母、も対応というか対象的な表現がされているのではと……! あれ、これ普通にまさきさんの考えと違うという事?笑 否、寧ろ私の説明下手+勘違いかもなのでやっぱり考えて来ます。 夕飯作るぞ!(撤退)
18:弥生 2007/08/02(木) 20:36:28 ID:V5mcPsX9 >12 Dさん ふと浮かんだのは、ポストカードのイラストから、兄弟=兄弟の様に慕っていた同胞かも? 彼女の格好は、顔を隠してはいないけれど、イスラムの女性の特徴ではありますし。そう考えると、聖典の《兄弟》=聖典の同胞達なのかなと。 そうすると、両親のどちらかがレコンキスタの火が広がり、このままではイスラム教徒は弾圧される。だから、宗教を変えようして、キリスト教かいままで信じていたイスラム教かを迫ったのかも。ただ、父がどっちで母がどっちかは、奪ったが、命を奪ったのか、信仰を奪ったのかの判断がつかない為どちらとも取れないようにしてます(汗)。 >13-16 まさきさん 少女が殺されたのが本当に分からないんですよね(汗)。家を飛び出した後たまたま戦火に巻き込まれ、たまたま悪魔が封じられていた石の上で力尽きようとしていた。ってのも説明としてはなくはないのですが、あまりにも偶然が続きますし。 ただ、彼女がポストカードのイラストのようにイスラムの格好で走っていたのだとすると、それを見た十字の軍の兵に殺されたというのは考えられなくは無いですが。
19:hujimiya 2007/08/02(木) 20:53:38 ID:5jT2EgzH 私なりの考えを、ちょっと聞いてもらおうと書き込んでみます。 皆さんに比べると、まだ凄く浅いんですけどね。 「争いの系譜」より、父と母を両皿に乗せ傾かざる少女の天秤→少女(ライラ)の両親は信仰する宗教が異なる。少女はどちらも選べずにいる。 少女の父=「侵略する者される者」より、啓典の民に奪われた→キリスト教徒。 少女の母=父がキリスト教徒なので→イスラム教徒。 ※『奪われた』は、命を奪われた=殺されたではないと解釈。 なんと言えばうまく伝わるのか解らないんですが、少女にとっては普通の、他と変わらぬ父と母であったのが、聖戦によって変わってしまった事を、奪われたと表現しているのかな?と。 これらと、「争いの系譜」より、家にはもう居たくない→少女は家出。 少女は、戦のない地を目指すも、途中、戦に巻き込まれ死亡、もしくは瀕死。 (「争いの系譜」初めて聞いた時は、流れ弾が当たった?ような印象を受けましたが、いくら何でも、戦場を突っ切るような真似はしないだろうと…) そして、封印が解けた悪魔と少女が邂逅。 少女は悪魔と契約し、美しき夜の娘から焔と契りし少女へ。 と、いう感じです。 悪魔の封印が解けた部分ですが、昔、何かで 「魔物が封印された石碑に躓き、石碑に血液が付着したことで、魔物が甦った。魔物は血液の持ち主と契約し、従者となった。」 という話を読んだ気がするんです。 ただ、凄く曖昧な記憶ですし、コレは創作の話で、神話・伝承の類ではなかったと思うんですね。 少女が、悪魔を解放する何らかの事を、した(偶然、してしまった)のは間違いないと思うんですが。
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