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『聖戦のイベリア』を総合的に考察するスレ
101:むりゃん 2007/08/11(土) 20:42:57 ID:m9Z8n0ZR >>100まさきさん イスラム教自体は、7世紀です。紀元7世紀。このCDは15世紀ぐらいを設定していると思われるので、 800年ぐらいですかね……。千年近く進歩なし……。 『畏レヨ』の部分は、どっちでしょうかね。表記がシャイタンのしゃべり方ですから、どっちかな、という想いが生まれます。 『侵略者に奪われし〜〜』の群集の叫びは、普通ですから混乱します……。
102:むりゃん 2007/08/11(土) 20:48:22 ID:m9Z8n0ZR 連投すみません。 創世記とデーモンの成り立ちを読んでいて、やはり彼は『ジャック オー ランタン』ではないか、と思いました。 旧約聖書は、一つの種族を中心に物語が進んでいます。ヤハウェはイスラエルの民を導く、守護神みたいな存在です。 ダイモーンは、人間をいい方向に導く守護霊的存在です。カコダイモーンは悪い方に導く存在です。 イスラエルの民にとって、ヤハウェは『自分たちをいい方向へ導く守護神』→『イスラエルの民のダイモーン』という解釈があると思います。 旧約聖書の世界には、他の神を信仰するものもおり、あるシーンでは自分たちの神を捨て、 ヤハウェだけを信仰しよう、というような流れがあります。 他の神を信仰すれば、ヤハウェの恩恵は無いからです。ソコに、デーモンの成り立ちがあると思うのです。 他の神がいる→誰かが改宗する可能性もある→ヤハウェの恩恵をいただけない→他の神は 自分たちを“不幸”に導く存在だ→悪いダイモーン→デーモン=異教の神。 という流れが、そこにあると思われます。 そして、『ジャック オー ランタン』は、天国にも地獄にもいけずに彷徨う魂です。 キリスト教において、異教の神は『デーモン』となりますが、ケルトの神のように『聖人』として取り込まれる場合もあります。 シャイタンは、誰にも信仰されず、其の為天国にも属さず(聖人として取り込まれる事も無く)、 地獄にも属さない(デーモンとして取り込まれる事もない)、魂としての存在を、 『ジャック オー ランタン』に例えたのではないか、と思うのです。 そして、ライラと『契約』し、『ライラのダイモーン』となり、そこで初めて『異教の神』=『デーモン』となったのではないでしょうか。 長くなりました……。すみません。
103:まさき 2007/08/13(月) 01:11:52 ID:DMpuocyu >>102むりゃんさん 『畏レヨ』の部分がシャイタンのセリフだとしたら群集の声に混じってシャイタンの声が聞こえてきた方が自然だと思うのですよ なので>>100でいったように群集説に1票です シャイタン=ジャック・オー・ランタンですか 神からデーモンへの流れは自然なのであり得ない話ではないなと思いました しかし最初から誰にも信仰されない神(?)がいるのでしょうか 信仰があればそこには何らかの人間を超えた存在、それが神であれ精霊であれ、がいると思います 神から信仰が生まれるのではなく信仰から神が生まれるのではないでしょうか そういう考えから私はシャイタンはSualtam Mac Rothであれサタンであれ最初から神ないし悪魔に属していた存在だと思います ただ永きに渡る封印の中で信仰からも忘れられライラと契約した事で善悪はさておきライラのダイモーンになったというのは賛成です シャイタンの正体の鍵は 『侵略する者される者』の『〜戦士達の『狂詩曲』』の後にあるシャイタンの物と思われる囁きが握ってるような気がします “シャイタン”と呟いてるのは聞こえるのですがその後が聞き分けられません 誰か英語が堪能で聴力に自信のある方がいればいいんですが
104:月の兎 2007/08/14(火) 00:58:42 ID:??? [sage] >>100 > 『ベルゼブル』というのは一般的にいう『ベルゼブブ』と同じでしょうか > そういえば疫病の神というか悪魔にそんな名前があったと記憶してます そうです。ハエの王とも呼ばれ、羽にどくろのマークが入った巨大なハエの姿で描かれる疫病の悪魔です。 記述する人によって多少のゆれがあり、それを日本語表記にする時点でさらに表記のゆれが入るため、 ベルゼブル、ベルゼバブ、ベルゼブブなど何通りかの表記があります。 この悪魔はフェニキア=カルタゴの信仰した神の一つで輝く館の王という意味の神が悪魔化したものと 考えられています。むかし2chの民族神話学板で聞いた話です。
105:名無しさん@何にするか募集中 2007/08/14(火) 01:25:36 ID:??? [sage] 侵略する者される者の4:07からの囁き部分を繰り返し聞いてみているんですが、 「イシャート フー ラク マレク」と私には聞こえまして、 「イシャート」は「ishat」「マレク」は「Malik」ではないかと思います。 それぞれフェニキア、炎、王を表すそうですが・・・「業火、是汝ノ王デアル」を訳したもののような気もしますね・・・
106:月の兎 2007/08/14(火) 14:57:58 ID:??? [sage] 職場から仕事中にゴニョゴニョ >>105 > それぞれフェニキア、炎、王を表すそうですが・・・「業火、是汝ノ王デアル」を訳したもののような気もしますね・・・ フェニキア語なんか判らないよ、と思いながら調べていたらフェニキア語はハム語系で、アラビア語やヘブライ語と 基本語彙や文法は同じ、という記述を見つけました。現代アラビア語や現代ヘブライ語なら自習サイトなんかもあって なんとかなりそうです。 アラビア語でもヘブライ語でも「是・彼」はhuwaフーらしいです。また定冠詞 li の2人称複数所有格形が lakum です。 Ishat, huwa lakum malik. で「炎、これ汝らの王なり」となりますね。 アラビア語やヘブライ語に堪能な方がいれば確認してほしいところです。 あと英語サイトでフェニキアの信仰についての記述で Ishat という女神(ただし邪神)を見つけました。 炎の邪神で主神バールと敵対し、戦いの女神アシュタルテに殺される、と記述されてました。 Ishatが炎を意味する一般名詞なのか、この神の固有名詞としてしか使わないのかはわかりません。 ただ女神ですので、シャイタンよりは焔と契りし娘のほうがふさわしいかもしれません。 シャイタンが軍勢に焔と契りし娘を紹介している? ついでにもう一つ見つけたので、 The chronicles of historyのところはほとんどが it is rapid as a blink of an eye. それは瞬きのように素早いと 歌っていますが、2曲目石畳の緋き悪魔の最初のところだけ it is rabid as a blink of a dirk. それは短剣のきらめきの ように凶暴だ、と聞こえます。
107:月の兎 2007/08/14(火) 16:40:01 ID:??? [sage] > フェニキア語はハム語系で ここまちがいでセム語系です。ハム語系はエジプト語などでした。
108:アルトゥール 2007/08/14(火) 18:44:37 ID:??? [sage] 私はシャイターン=バアル神説を推します。 モーゼに十戒の石版で神像を破壊されたのもバアル神ですし、 カルタゴ神話ではバアル神は太陽神の主神です。 ケルトの太陽神ルー説は面白いですが、 太陽神ルーの信仰はキリスト教によって、 (神仏習合のように)大天使ミカエル信仰に吸収された 側面があるので悪魔とするには微妙かと。
109:むりゃん 2007/08/14(火) 20:49:56 ID:nQHQDGdK >>103まさきさん 誰にも信仰されない神がいるのか。確かに、信仰があり、神が起こるでしょう。 けれど、信仰と言うのではなく、契約と言う観点から見ると、誰にも信仰されない「神」と言うものがいることになります。 ヤハウェが、アブラハムと契約をするシーンが聖書にはあります。ノアと契約するシーンもあります。 契約=信仰ではもちろんありませんが、契約していないと言うことは、誰の「神」でもないと言う事になると思います。 恩恵を賜るから契約し、信仰するのか、契約して信仰するから、恩恵を賜るのか。それは、考察しだいですが。 ですので、『誰とも契約していないから、信仰するものがいない』“炎の精霊”で、『ライラ』と契約し、初めて“神または悪魔”になったのだと思うのです。
110:まさき 2007/08/14(火) 23:51:20 ID:iepKj31g >>104 >>106月の兎さん そういえばハエの王なんて通り名もありましたね しかし輝く館の王がハエの王、そして疫病の悪魔ですか まるで最近のIT企業の栄光と転落をみてるようですね 人間の作り出すものは人間の行為に少なからず似てくるという事でしょうか 石畳の問題の部分ですが私の耳には同じようにit is rapid as a blink of an eyeと聞こえました >>105 「イシャート フー ラク マレク」…いわれてみればそう聞こえない気もしてきました ただ、「業火、是汝ノ王デアル」の訳ならなんでその部分で使われなかったのかなというのも気になります 極論すればこの「イシャート」と「今ヤ兄弟同士デ」は入れ替わってても別に違和感はないわけで そう考えると素直に「業火、是汝ノ王デアル」の訳とはいかないのかなと思います >>109むりゃんさん なるほど。信仰ではなく契約ですか それならフリーランスというか誰とも契約してない精霊や神がいてもおかしくないですね シャイタンがライラに迫った選択はあくまで契約するか否かであって信仰するか否かではないですし そういう考えなら納得というか理解できます 詳しい説明有り難うございました
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