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『聖戦のイベリア』を総合的に考察するスレ
96:月の兎2007/08/10(金) 20:43:47 ID:??? [sage] AAS
>>94
> そしてその後バンダルの軍が蛮勇を奮い荒らして回った
> 世界古代史の苦手な私は推測するしかありませんがこの時少女によってシャイタンの封印が解けたのではないでしょうか
バンダル族進入はイスラム教成立以前ですので違いますね。
> シャイタンのセリフ『今や兄弟同士で殺しあっているのか〜』というところを考えると後者の方がやや強いかなと思います
ですので後者でよいかと。
ただ私には『今や〜』ではなく『今も〜』と聞こえます。
カインとアベルの時代から進化してないのか、という嘆きではないでしょうか。
> 『Visigothsが継いだ亡国の遺産の 歴史と文化は Umayyadによって異文化と出会って 花を咲かせた』
> とあるのでちょうどこの時期がレコンキスタ文化の最盛期ではないかと
イベリアは西ゴート時代にカソリック化し、ウマイヤ時代にイスラム化してます。
ウマイヤ朝はさらにピレネーを越えてフランスに侵攻し、フランク王国と衝突します。
フランク王国がピレネーを越えてイベリア北部にキリスト教伯爵領を作り(前期レコンキスタ)、
これらキリスト教伯爵領が独立して王国となったのがアラゴン・カタルーニャ・カスティリア・レオンなどです。
後期レコンキスタはこれらの国が行います。
はて、どこかで『アルバレス将軍に続けー』という声が聞こえますが、気のせいでしょう。
> そう考えると少女とシャイタンの契約がレコンキスタノ黎明期〜初期に行われてたとして約600年に及ぶ間2人が何をしてたのか気になります
レコンキスタ後期に、イベリア半島ではペストが猛威を振るいます。
ちょっと怖い想像ですが、悪魔といえば疫病、疫病といえば悪魔です。
そういえばカルタゴ人はフェニキア人であり、バール信仰なんですよね。バール信仰は後キリスト教では悪魔信仰とされ、
『バール』と『ベルゼブル』にその名を残しています。このうちベルゼブルは疫病の王なんですよねぇ。
「ソレジハ異教徒カ、同胞カ、それとも『聖戦』ソレ自体カ?」
ひょっとして彼女が答えたのは・・・。怖い想像になってしまいました。
> 三女が踊り子だとすると次女は歌い手のような役割を果たしていたのではないでしょうか
3宗教の暗示のほかに
長女=占い師=未来
次女=歌い手=過去
三女=踊り手=現在
を象徴しているのかもしれませんね。
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