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【2】この狭い鳥籠の中で 考察スレ
104:アル 2010/07/12(月) 20:05:37 ID:CtcE7Om60 初めまして、書き込み失礼します。 鳥籠の中にいる事 それがどんな事か 知らなかったよ 君に遇うまでは 寂しさの色も 愛しさの意味も 知らなかったよ という歌詞を、 エリーザベトが『彼女が魔女になった理由』でテレーゼに救われた幼子ということを前提に、自分なりに解釈してみました。 ・鳥籠の中にいる事 それがどんな事か 知らなかったよ 赤ん坊の頃に一度仮死状態に陥り、そこから奇跡的に息を吹き返した彼女に対し、 周りの人間がより過保護になるのは仕方のないことだと思います。 エリーザベトが、なぜそのような状態になってしまったのか分からない以上、幼い彼女を危険な、なにがあるか分からない外には出したくない。 だからこそ、成長してもっと丈夫になるまではとエリーザベトを部屋に閉じ込めた。 それから数年経ち、成長したエリーザベトは、昔自分が死にかけたことなど既に忘れている。 また、部屋に閉じ込められているというのも変わらず、 窓から外の世界を覗くことはできるけれど、それは自分には全く関係のない世界であり、出ることもできない。 「外はとても恐ろしいところだ」とか脅されていたのかどうかは分かりませんが、 彼女の中では、それが当たり前のことであり、自分がずっと部屋の中に居ることを異常だとも思わず(部屋の中が 幼き日の私の世界 だと冒頭で歌ってますし)、 メルに会い、外の世界をちゃんと知るまでは、自分から部屋を出たいとも思わなかったのではないでしょうか。 ・君に遇うまでは 寂しさの色も 愛しさの意味も 知らなかったよ まだ幼い彼女が寂しさを感じなかった、つまり、誰か決まった人間が常に彼女の傍についていた。 また、エリーザベトが寂しくないようにと、良き話し相手になり、愛情を注いでいた。 それがメルに会って初めて寂しさというものを感じるようになる。 メルはいつも外の世界のことを教えてくれるけど、家の人間とは違って、常に一緒には居てくれない。 けれど、新しい話題を提供してくれ、知らない世界を教えてくれ、 決して出られなかったはずの外の世界へ連れ出してくれるメルに、憧れや恋心を抱くようになっても不思議ではありません。 >>103さん 視力や障害は取り除けても、体質までは変わらないと思います。 光を取り戻したとはありますが、「視力が完全に戻った」とはありませんし、メルが殺されずにそのまま生きていれば、また失明する可能性もあったのではないでしょうか? 長文失礼しました。
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