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【3】彼女が魔女になった理由 考察スレ
104:名無しさん@井戸の中 2010/06/26(土) 17:36:06 ID:/GdWTHVf0 >>103 私もテレーゼはテューリンゲン方伯の姉なのではないかと考えていました。 しかしエリーザベトとメルが異母兄弟はちょっと辛いのではないかと…。 エリーザベトはウェッティン家ですし。 ただ単純に、隠れて暮らさなければならない少年と貴族の令嬢では結ばれることはないという意味かと思います。
105:てふ 2010/06/26(土) 18:17:22 ID:7SgukdiNO >>104 ご意見ありがとうございます。《姉》の件はそんな風に思うのは私だけなんじゃないかと思っていたので、その方向での考察で自信がもてました。 メルとエリーザベトの関係が異母兄弟というのは私もかなり無理があると感じていました。104さんの考察に私も納得できました。
106:月の兎 2010/06/26(土) 19:53:07 ID:QhH9B2ZE0 >>102 > 13世紀くらいの話です。 > 無論、ルードヴィング家とヴェッティン家の対立の時期が、ペストやその後の > 魔女狩りの時期と一致しないというところはありますが、 ちょうどこの時期魔女狩りの創始者とも言うべき異端審問間コンラート・フォン・マールブルグKonrad von Marburgが テューリンゲンに来てます。テレーゼのモデルと考えられるテューリンゲンの聖女Elizabethの師匠だったようですが、 彼女にかなりつらく当たったらしいです。彼がいる以上、魔女狩りは行われたでしょう。 ところでライナーから消されたなぞの人物Idolfried Ehrenbergですが、この名前は「偶像から開放する公務員」を意味するので 異端審問間の名前じゃないかと思われます。5'40''あたりから民衆を扇動している人物がいますが、たぶんこの人物かと。 で、この異端審問間がコンラート・フォン・マールブルグをモデルにしているのではないかと思います。 ペストに関してテューリンゲン近辺は大流行はなかったようですが、小流行がどれくらいの時期からどれくらいの頻度で あったのかいい資料が見つかってません。あったとしても14世紀半ば以降と思われますので100年ほど差があります。 メルヒェンとエリーゼの回想が16世紀ごろ、三兄弟が19世紀とすれば100年くらいの誤差はまぁ良いかな、とは思います
107:名無しさん@井戸の中 2010/06/27(日) 02:12:18 ID:55B57T6G0 すみませんぶっ飛びますが;;; 前提として、テレーゼは本当にメルを産んだ母親、なのでしょうか……? 何だかあそこまで『ごめんなさい、私です』と強調されると、逆に違う展開が 頭の荒野を駆け巡ってしまいます(爆);;;
108:しめ 2010/06/27(日) 20:37:27 ID:DMhS+a5J0 102です。 >>103、104様 確かに、テレーゼは当代の方伯の子ではなく、姉か妹またはいとこというセンは、十 分にアリだと思います。 ただ、婚姻に関しては、私としては、近親婚ではないと思っています(ともとも、当 時は近親婚はタダーだったのでしょうか)。 なぜなら、もし婚姻が問題であれば、テレーゼの贖罪の対象がもっと絞られた描写で あるべきと考えるからです(<実際は、メルに対するもののみ) >>106様 コンラートについては、知りませんでした(すいません。専攻は日本古代史でして、 欧州史には弱くて……(苦笑)) ただ、民衆の盛り上がりがあった(「鉄槌をー!」のアレ)ことを考えれば、やはり 童話として、時代をある程度無視して描いているものと思います。 (「鉄槌」の元は、書物としての「魔女に与える鉄槌」でしょうし) ペストについては、村ひとつ程度、ひっそりと無くなってても、不思議は無いと思い ます。なにしろ、ペストにしろ、マラリアにしろ、破壊力はすさまじいですし。 >>107様 私は、メルはアンネローゼの子で、テレーゼは嘘をついていることを謝ってる…と、 考えています。 メルを産んだならもっと堂々としてていいものですが…… いずれにしましても、いい文献がなかなか無いのが痛いです。 ルートヴィング家にしても、ウィッティン家にしても、なかなかよく判らなくて… ワタクシ、ドイツ語わかりませんので、日本語による中世ドイツのいい文献があれば 読んでみたいのですが…… そう考えると、欧州史一般に強い、陛下はたいしたものと思わざるを得ないわけで…
109:名無しさん@井戸の中 2010/06/28(月) 23:08:57 ID:i1HEZErh0 話が変わるかもしれませんが; 彼女が魔女になった理由で、 「ひかり」をもしそのままの視覚的の「ひかり」ととらえた場合、 救われる命があれば、奪われる命がある の歌詞の部分から連れ込まれた幼子の目をメルに移植し、 不思議なこと(魔女狩りがあった時代と照らし合わせると移植等は禁術) でメルは光を取り戻した、と思いました。 そうすると考察の展開も変わるのではと感じました。 ←自分ではあまり考えられませんでしたが…
110: 2010/06/28(月) 23:39:30 ID:JlzfqtrO0 >>109 他の板に書いたことの使い回しすみません。 禁術以前に“移植”という医療技術は1980年代に免疫抑制剤の発達とともに実験医療から実践医療に移行した比較的新しいものです。 網膜移植(目の移植、とありますが網膜移植と考えてよろしいでしょうか?)がこの限りかは調べがつかなかったのですが移植がかなり近世にならないと不可能だったのに15〜17世紀の森の中では、 どれだけの技術があったとしても移植手術という行為自体不可能かと……
111:名無しさん@井戸の中 2010/06/29(火) 11:54:44 ID:3VIb6ZQa0 >>107&その他の方 本当にテレーゼはメルの生みの親なのか? 解釈の別れ所ですよね…もう誰も信じられないという(笑) 作中には三人の女性が“母”として主張していますが… @テレーゼ「ごめんなさい あなたを産んだのは 私です 罪深い《私》です」 Aお忍び候妃「わたくしの娘ですもの」 Bアンネリーゼ「罪深い母が、あなたをそんな体に産んだこの母が悪い(のです…)」 素直に歌詞を受け取れば、当てはまる子供は @メル Aエリーザベト B作中には登場しない となりますが…@とBって「罪深い母」「体が不自由≒盲目・アルビノ」など、 キーワードが重なり勘繰りたくなるんですよね…。さらにテレーゼはアンネリーゼに共感しつつ恨んでいるという。 いまだ想像の域を出ませんが、このあたりが全体考察の鍵となりそうですね
112:名無しさん@井戸の中 2010/06/29(火) 20:50:50 ID:c+aP4cHgO >>107 >>111 以前総合スレなどで主張したことなのでくどいぞ!と叱られそうですが…… テレーゼが嘘をついているかいないかがしばしば議論されていますが、 アンネリーゼが嘘をついているという可能性も忘れないであげて下さい。 「アナタを産んだのは〜」の一節は 「アナタを産んだのはアンネリーゼではなく私です、罪深いのは《私》の方なのです」 という意だとすると《私》の強調も納得できますし、 息子を攫ったアンネリーゼを“許さない”と恨む理由もできます。 解釈の一つとして頭の片隅にでも留めておいていただければ幸いです。
113:名無しさん@井戸の中 2010/06/30(水) 05:00:59 ID:hFeJ8r8k0 >>112さん 同様に、私もメルを産んだ母親はテレーゼだと考えています。 どう考えてもテレーゼの行動は我が子を思う母親そのものですし。 二人の性格や立場を考慮したら、アンネリーゼのが嘘を吐く可能性が高いのでは? なんか「嘘を吐いているのは誰だ?」って感じになりますが(^^;) 「お忍びの侯妃」ということから、アンネリーゼは「ソフィ」という偽名を使っていたのでは? いくら他に娘を助ける方法がないとはいえ、侯女が魔女(産婆をしている賢女といえば魔女扱いの対象ですし)に に助けられたとなれば、後々マズイでしょうから。 声が違うのは苦しいですが、バレないように声色を使っていたとか。 娘=エリザベトの命は助かったけれど、「不思議な出来事」によってメルの目が見えるようになったと知り、 もし方伯がメルを跡継ぎに連れ戻す等と言い出したら自分や娘の立場が危うくなるので、アンネリーゼは テレーゼを「魔女だ!」と言いふらしたのではないでしょうか。 だから我が子を助けたい・守りたいという気持ちは痛いほどよく解る→けれど保身のためにメルを死に至らしめた事は 絶対に赦さない……という意味だと解釈しています。
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