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7th Story CD 「Marchen」総合考察スレ
1246:NV 2011/01/28(金) 19:27:13 ID:mH3T5zM0 連続での投稿、申し訳ありません。 「暁光の唄」より、“「メルが井戸の近くに落として逝った本」(Märchen)が後のグリム童話に繋がる、とすればしっくりくる のでは…?”と思います。 メルが、自身を育てた母親から色んな話(地域に伝わる言い伝え等)をされていたのなら、それを交えつつの【虚構】ではないかと。 メルが礼儀・作法をわきまえている⇒母親の教育の賜物。 という事は、「その際に伝承や言い伝えを教えていてもおかしくない。いや、寧ろ教えるのは自然な事だ」と思いました。 母親が、貴族の血を継いでいることを誇りにしている⇒メルには礼儀・作法以外の事でも相応の良識がある。と考えられますので。 だとすれば、メルの“文章の構成を考え、対比等を交えながらその通りに書いていく”という面での能力はノエルに匹敵する程の 名文家…! 前の意見に加えて、指摘がある方は仰って下さい。
1247:◆jMi6TPqJHg 2011/01/28(金) 21:06:59 ID:ez+B86yx >>1245-1246 その考えた方で行くと、あの執筆音はメルが事実部分を踏まえて 復讐パートでの死後の行動を改竄して書き綴っている音ととれますね。 それなら、磔刑の聖女と暁光の唄に執筆音がないことにも頷けます。 しかし、実は自分もこれは考えてたんです。 でもそうすると、1曲目の宵闇の唄での改竄はどこにあたるのでしょうか? 自分的にはここで詰んじゃって……。 あと、もう1つの疑問点としては 先ほど別のレスで申し上げた通り、磔刑の聖女には憂悶聖女という元ネタがあります。 これはグリム童話の原点と言われている草稿「エーレンベルク稿」に載っているので もし、暁光の唄でメルが井戸の近くに落とした本が エーレンベルク稿だという風に考えるならば メルはエリーザベトとの会話後に、わざわざ事実部分だけを書いたことになりますよね? そうすると訳がわからなくなります。 で、ここからは仮説ですが、もしメルが落ちた井戸がイドルフリードの落ちた井戸と同じであるならば そこでエーレンベルク稿(Marchen)を拾ったとは考えられないでしょうか? まぁ、時系列的にはイドルフリードの方が後から落ちてるはずなんですが……。 復讐パートで時系列無視してるし、ここも深く考えないようにして話を戻します← イドルフリードは航海士だったので それこそ、いろいろな国や町の言い伝えなどを聞いていても不思議はないと思われます。 つまり、グリム兄弟が拾う前にメルヒェンと化したメルが先に拾い 復讐パートを改竄し、それがグリム兄弟によって拾われ 後にグリム童話になったというのはどうでしょう? まぁ……かなり無理やりな上に 結局宵闇の改竄はなんだったんだって話なんですがww 考えれば考える程に分からなくなってく気がしますww あと、メルヒェンと化した時点でメルの記憶は失われているので テレーゼから教えられた、ということは無いんじゃないかなと自分は考えます。
1248:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/29(土) 01:47:09 ID:IDobxRBJ 少々流れとは関係がありませんが、 イドさん=井戸子ちゃん父、父……と考えていて、 メルヒェンは悲劇の遠因を「父」が作っているんじゃないかと思いまして纏めてみました。 上の方でもどなたかが、「男」が話を加速させる、とおっしゃていましたが。 「魔女」が「母」たるテレーゼであることがまず前面に出されているのに、 父について考えなきゃならないのが、なんだか不思議で不思議で。 純粋に曲の上から分かることだけをまとめると、 火刑子 復讐相手は母 父は物心ついた時からいない ぶらん子 母描写無し 父は戦争に行って帰ってこなかった 雪白姫 復讐相手は継母 父親の描写は無い 井戸子 復讐相手は母(と妹) 父は船乗りだったのにry 野ばら姫 両親健在 青髭妻 家族描写無し エリーザベト 母上はもういないのかな? お兄様=お父様 というのがあって、 両親の描写が無い青髭妻以外は、少々こじつけくさいかもしれませんが 火刑子 父がいない為貧しい?→捨てられる→母に会いに行こうと思う→死亡 ぶらん子 父戦争から帰らない→遠くの町に売られる→肝臓取られて死亡 雪白姫 父の描写は無いが、父が結婚しないとそもそも「継母」は出来ない 井戸子 父がいない為に母たちにいじめられてる? ファティ大好き★ 野ばら姫 父がアルテローゼを呼ばなかった為に呪われる エリーザベト 父(兄)が磔にするように命じて死亡 こんなに父の存在が見え隠れっていうのはなかなか……。 さらにメル自身がテレーゼと「父」の近親相姦の結果の子という描写も示唆されているのは ご存じの通りですが。 青髭妻は両親の描写は無いものの、復讐相手が唯一男。 女将は女将としてwwww サンホラでパパといえば仮面の男さんなんですけれどもね。
1249:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/29(土) 05:15:16 ID:zOheFa6f [sage ] >>1247 私は憾みを歌う=自動筆記だと考えてました そして復讐部分をメルが追加で書き上げる、と 宵闇は『奴ガ裁カレズ〜』の部分、下に違う文字があるのでそこが怪しいと思ってます
1250:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/29(土) 13:58:45 ID:xxTz6q2F ドイツ語で死をなんというのか調べていたところおもしろいものを見つけたので投稿します 死という字は 歹(骨の断片)+七(人) 人が死んで骨になること 偶然だとしたらとても驚きです
1251:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/29(土) 15:53:42 ID:jv2aSFYY >>1245 復讐が虚構というのは考察として近いです。 屍人姫が嘘をついているという論調が多い気がしますが、実際そうなんでしょうか? 嘘をついているのは、あくまでも「策者」と唄っているわけなので、間違った推測に向かっている気がしています。 当然ですが、物語の作者の方が如何様にも改編できるわけで、上位の立場にあります。 それはグリムかもしれませんし、メルかもしれません。 多くの疑問点は、罪がないの死んだり恨みをもったりするのはおかしい、という点ではないでしょうか。 しかし、現実で考えた場合、そいういった理不尽な出来事は往々にしてあります。 もし、メルが嘘をついていた場合は、以下のような考察になります。(こちらの方がMärchenらしいかも) メル自身は、ただ「ヒカリ(恩寵、愛情、幸福、未来)が欲しかったと唄っています。 しかし、現実では、メル自身も含めて、そのヒカリすら得られないものが大勢います。 視力のヒカリなどは要らなかったとも言え、むしろ現実世界を直視してしまったことが心のダメージに繋がったとも考えられます。 そんな世界の「矛盾」を嘆くうち、そんな現実は「嘘」でないといけない、というメルの本心があったのではないでしょうか。 エリーゼが「おばかさん」と自虐的なのも、「現実」を知っている上での「虚構」だからこそのセリフではないかと思います。 一方、グリムなどの後世の策者が嘘をついた場合は以下のような考察になります。 メルの本が全て現実を描いた真実であったとすると、「童話」にならず、ただの不幸な人間の恨み節になってしまいます。 「童話」のストーリーは、子供に善悪について考えてもらうという意味合いもあります。 つまり、現実世界をそのまま表現すると、善悪などに対して大きな矛盾があり、「童話」にならないということです。 したがって、「策者」は、そこに潜む「矛盾」に作為的な嘘を仕込ませているのではないでしょうか。 まあ、これはグリム童話後期では事実らしいですよね・・・。初版がそうであったかは謎。 ところで、この一連の童話がなぜ現実世界と関係があるかというと、「宵闇」の最後で「歴史」と唄っているからです。 歴史の1ページを童話に仕立て上げた結果が、奇妙なストーリーになっている・・・。 おそらくは、奇妙と感じる部分が、「策者の作為的な嘘」なのだと思っています。 >>1247 上に書いた点を補足すると、宵闇と暁光は「世界の闇」と「求めた光」を示していて、嘘がなくて本心なんではないかと考えています。
1252:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/29(土) 17:21:25 ID:RvXT+00K >>1245さん 質問です。復讐がすべて虚構だとすれば、例えば女将は死んでいないのでしょうか? また、Ceui子と継母、実子との会話がないのはCeui子がすでに死んでいて復讐の場面をメルヒェンらに見せられている、とありましたが それでも野薔薇姫とアルテローゼが会話しているのは何故でしょうか? 復讐がすべて虚構では成り立たない話もあるように思います。
1253:NV 2011/01/29(土) 18:38:10 ID:ZM/TQY91 >>1247さん <前提・条件> ※>>1245とは別物とします。 1,ceui子死亡後の台詞から、『自覚していないものの、生前・死後の記憶も残っている』と仮定する。 と考えています。問題の「君“も”〜」の所は目覚めた場所がイドの底だったから、とも取れるので判断が難しいですが。 生前の記憶が残っているのなら、それを利用していてもおかしくないんじゃないかと思います。 また、草稿を拾ったタイミングですが、 <条件> ※僕が調べたものですので、一部間違っている点や齟齬のある可能性があります。ご了承下さい。 1,そもそも史実では、エーレンベルク稿の制作者こそがグリム兄弟である。 その為、エーレンベルク稿は拾い物ではない。 エーレンベルク稿とは、 「グリム兄弟が情報を聞いて纏めた草稿を、同時期に民謡を集めていたクレメンス・ブレンターノからの申し入れを受け、貸し出し たものの返ってこなかった。後世に、エルザスのエーレンベルク修道院にて草稿が発見されたため、修道院の名を取って、エーレン ベルク稿と呼ばれるようになった。」というものである。 このことから、メルが落として逝ったものは草稿ではないものとする。 <意見> 1,「イドへ至る森へ至るイド」のPVから、グリム兄弟が見つけた物は歌詞本の様に「本」としての形を成している。 草稿をわざわざ本としてまとめる必要が無い為、エーレンベルク稿としては不自然である。 このことから、グリム兄弟が拾ったものは、メルが【虚構】を書き記した「童話“Märchen”」である。 2,上記の事物から、記憶を基に書き記している上に描写がない為、メルは何も拾っていないと仮定する。 メルが落として逝った本は、屍人姫の話に【虚構】を加えたものであるから草稿を必要としない。 したがって、この場合、エーレンベルク稿そのものは関与していない。 とすれば説明できます。 1,ヤーコプらグリム兄弟が「童話“Märchen”」を発見する。 2,その「童話“Märchen”」の内容,地域に伝わる別の伝承をグリム兄弟が纏め、エーレンベルク稿を制作する。 3,以降、史実に沿うものとする。 といった具合です。 如何でしょうか?指摘が御座いましたら、お伝え下さい。
1254:NV 2011/01/29(土) 19:43:29 ID:ZM/TQY91 >>1251さん 僕自身としては、屍人姫が嘘を吐いていると書いたつもりはありませんが…。 僕の意見は「メルが【虚構】を書き、それを屍人姫が唄っている」というものなので、あくまで嘘を吐いているのはメルである、 と伝えたかったのです。 メルが“ヒカリ”を欲したのは、変えようのない事実です。 その“ヒカリ”を手に入れようとエリーゼの話に乗り(衝動に従い)、「磔刑の聖女」にて、そのやり方が間違いだったと気付く。 だからこそ、「エリーザベトとの逢瀬や遊んだ時の事が頭から離れず、エリーゼの希望を無視してまで自分の意見を突き通す。」 この「」内から、「暁光の唄」へと繋がるものと思います。 “宵闇の唄を集めて”いたのはメル、“この墓碑に捧ぐ”のはイドだと考えれば自然な流れになるのではないでしょうか? >>1252さん それは、【虚構】の世界と屍人姫が死んだ後の世界が別物だからです。 つまり、屍人姫およびメル&エリーゼ側から見れば世界(次元)が2つあるという事です。 1つは、自分が実在していた現実の世界。 1つは、メルによって紡がれ、自らが唄った幻想の世界。 そう見れば、仰った通り、女将は生きています。未だに「自慢の最高な肝臓料理」を提供し続けていることでしょう。 唄われていない(世界が違う為、描写がない)、いや、唄える(現状を知っている)人がいない為、どうなっているかと問われても、 それは私の識り及ぶ所ではないのだが。←ΣΣΣ(゜Д゜;;; 野ばら姫も同じです。 百年眠るだけなので、現実の世界でも生きているハズです。テッテレにも遇わず、元気だった可能性もあります。 ただ、呪いを掛けられて眠った所でフラグが2つ現れ、どちらを選んだかで話が変わっただけだと考えますが如何でしょうか? >>1247さん 先程、書き忘れてしまった事がありますので追加します。 「宵闇の唄」には2つの意味があると思います。 1つは、題名としての「宵闇の唄」。 1つは、「暁光の唄」で謳われているように、「火刑の魔女」から「磔刑の聖女」までの改竄された物語の総称。 つまり、「宵闇の唄」は、1つの曲であると同時に全ての物語の根底ですので、改竄はないと思います。 「くどいと言っている!」と一蹴されてしまうかもしれませんが、あくまで、改竄されたのは屍人姫の物語です。 僕の考察上、「宵闇の唄」と「暁光の唄」は関係ありません。 ここまで長々と書いてきましたが、これ以上はミロさんの二の舞になってしまうかと思いますので、書の落書きにスレ立てしておき ます。 意見がある方は、そちらにお書き下さい。
1255:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/29(土) 19:52:59 ID:LQ5TMVmC 復讐パートが虚構とありますが、その場合「イドの声」の存在理由がわからなくなりませんか? 復讐によって死者が増えていくなら何となくイドイドでの「イド」のイメージに合うと思うのですが メルフェンが只物語を書き記しているだけの場合、メルツが「何か」を掘り起こしたことによって起きた事象は只メルツが視力を得ただけですよね? メルフェン化に関わっていたとしても、個人的には目的も何もなく関わっているとは思えないです。
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