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7th Story CD 「Marchen」総合考察スレ
1251:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/29(土) 15:53:42 ID:jv2aSFYY >>1245 復讐が虚構というのは考察として近いです。 屍人姫が嘘をついているという論調が多い気がしますが、実際そうなんでしょうか? 嘘をついているのは、あくまでも「策者」と唄っているわけなので、間違った推測に向かっている気がしています。 当然ですが、物語の作者の方が如何様にも改編できるわけで、上位の立場にあります。 それはグリムかもしれませんし、メルかもしれません。 多くの疑問点は、罪がないの死んだり恨みをもったりするのはおかしい、という点ではないでしょうか。 しかし、現実で考えた場合、そいういった理不尽な出来事は往々にしてあります。 もし、メルが嘘をついていた場合は、以下のような考察になります。(こちらの方がMärchenらしいかも) メル自身は、ただ「ヒカリ(恩寵、愛情、幸福、未来)が欲しかったと唄っています。 しかし、現実では、メル自身も含めて、そのヒカリすら得られないものが大勢います。 視力のヒカリなどは要らなかったとも言え、むしろ現実世界を直視してしまったことが心のダメージに繋がったとも考えられます。 そんな世界の「矛盾」を嘆くうち、そんな現実は「嘘」でないといけない、というメルの本心があったのではないでしょうか。 エリーゼが「おばかさん」と自虐的なのも、「現実」を知っている上での「虚構」だからこそのセリフではないかと思います。 一方、グリムなどの後世の策者が嘘をついた場合は以下のような考察になります。 メルの本が全て現実を描いた真実であったとすると、「童話」にならず、ただの不幸な人間の恨み節になってしまいます。 「童話」のストーリーは、子供に善悪について考えてもらうという意味合いもあります。 つまり、現実世界をそのまま表現すると、善悪などに対して大きな矛盾があり、「童話」にならないということです。 したがって、「策者」は、そこに潜む「矛盾」に作為的な嘘を仕込ませているのではないでしょうか。 まあ、これはグリム童話後期では事実らしいですよね・・・。初版がそうであったかは謎。 ところで、この一連の童話がなぜ現実世界と関係があるかというと、「宵闇」の最後で「歴史」と唄っているからです。 歴史の1ページを童話に仕立て上げた結果が、奇妙なストーリーになっている・・・。 おそらくは、奇妙と感じる部分が、「策者の作為的な嘘」なのだと思っています。 >>1247 上に書いた点を補足すると、宵闇と暁光は「世界の闇」と「求めた光」を示していて、嘘がなくて本心なんではないかと考えています。
1252:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/29(土) 17:21:25 ID:RvXT+00K >>1245さん 質問です。復讐がすべて虚構だとすれば、例えば女将は死んでいないのでしょうか? また、Ceui子と継母、実子との会話がないのはCeui子がすでに死んでいて復讐の場面をメルヒェンらに見せられている、とありましたが それでも野薔薇姫とアルテローゼが会話しているのは何故でしょうか? 復讐がすべて虚構では成り立たない話もあるように思います。
1253:NV 2011/01/29(土) 18:38:10 ID:ZM/TQY91 >>1247さん <前提・条件> ※>>1245とは別物とします。 1,ceui子死亡後の台詞から、『自覚していないものの、生前・死後の記憶も残っている』と仮定する。 と考えています。問題の「君“も”〜」の所は目覚めた場所がイドの底だったから、とも取れるので判断が難しいですが。 生前の記憶が残っているのなら、それを利用していてもおかしくないんじゃないかと思います。 また、草稿を拾ったタイミングですが、 <条件> ※僕が調べたものですので、一部間違っている点や齟齬のある可能性があります。ご了承下さい。 1,そもそも史実では、エーレンベルク稿の制作者こそがグリム兄弟である。 その為、エーレンベルク稿は拾い物ではない。 エーレンベルク稿とは、 「グリム兄弟が情報を聞いて纏めた草稿を、同時期に民謡を集めていたクレメンス・ブレンターノからの申し入れを受け、貸し出し たものの返ってこなかった。後世に、エルザスのエーレンベルク修道院にて草稿が発見されたため、修道院の名を取って、エーレン ベルク稿と呼ばれるようになった。」というものである。 このことから、メルが落として逝ったものは草稿ではないものとする。 <意見> 1,「イドへ至る森へ至るイド」のPVから、グリム兄弟が見つけた物は歌詞本の様に「本」としての形を成している。 草稿をわざわざ本としてまとめる必要が無い為、エーレンベルク稿としては不自然である。 このことから、グリム兄弟が拾ったものは、メルが【虚構】を書き記した「童話“Märchen”」である。 2,上記の事物から、記憶を基に書き記している上に描写がない為、メルは何も拾っていないと仮定する。 メルが落として逝った本は、屍人姫の話に【虚構】を加えたものであるから草稿を必要としない。 したがって、この場合、エーレンベルク稿そのものは関与していない。 とすれば説明できます。 1,ヤーコプらグリム兄弟が「童話“Märchen”」を発見する。 2,その「童話“Märchen”」の内容,地域に伝わる別の伝承をグリム兄弟が纏め、エーレンベルク稿を制作する。 3,以降、史実に沿うものとする。 といった具合です。 如何でしょうか?指摘が御座いましたら、お伝え下さい。
1254:NV 2011/01/29(土) 19:43:29 ID:ZM/TQY91 >>1251さん 僕自身としては、屍人姫が嘘を吐いていると書いたつもりはありませんが…。 僕の意見は「メルが【虚構】を書き、それを屍人姫が唄っている」というものなので、あくまで嘘を吐いているのはメルである、 と伝えたかったのです。 メルが“ヒカリ”を欲したのは、変えようのない事実です。 その“ヒカリ”を手に入れようとエリーゼの話に乗り(衝動に従い)、「磔刑の聖女」にて、そのやり方が間違いだったと気付く。 だからこそ、「エリーザベトとの逢瀬や遊んだ時の事が頭から離れず、エリーゼの希望を無視してまで自分の意見を突き通す。」 この「」内から、「暁光の唄」へと繋がるものと思います。 “宵闇の唄を集めて”いたのはメル、“この墓碑に捧ぐ”のはイドだと考えれば自然な流れになるのではないでしょうか? >>1252さん それは、【虚構】の世界と屍人姫が死んだ後の世界が別物だからです。 つまり、屍人姫およびメル&エリーゼ側から見れば世界(次元)が2つあるという事です。 1つは、自分が実在していた現実の世界。 1つは、メルによって紡がれ、自らが唄った幻想の世界。 そう見れば、仰った通り、女将は生きています。未だに「自慢の最高な肝臓料理」を提供し続けていることでしょう。 唄われていない(世界が違う為、描写がない)、いや、唄える(現状を知っている)人がいない為、どうなっているかと問われても、 それは私の識り及ぶ所ではないのだが。←ΣΣΣ(゜Д゜;;; 野ばら姫も同じです。 百年眠るだけなので、現実の世界でも生きているハズです。テッテレにも遇わず、元気だった可能性もあります。 ただ、呪いを掛けられて眠った所でフラグが2つ現れ、どちらを選んだかで話が変わっただけだと考えますが如何でしょうか? >>1247さん 先程、書き忘れてしまった事がありますので追加します。 「宵闇の唄」には2つの意味があると思います。 1つは、題名としての「宵闇の唄」。 1つは、「暁光の唄」で謳われているように、「火刑の魔女」から「磔刑の聖女」までの改竄された物語の総称。 つまり、「宵闇の唄」は、1つの曲であると同時に全ての物語の根底ですので、改竄はないと思います。 「くどいと言っている!」と一蹴されてしまうかもしれませんが、あくまで、改竄されたのは屍人姫の物語です。 僕の考察上、「宵闇の唄」と「暁光の唄」は関係ありません。 ここまで長々と書いてきましたが、これ以上はミロさんの二の舞になってしまうかと思いますので、書の落書きにスレ立てしておき ます。 意見がある方は、そちらにお書き下さい。
1255:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/29(土) 19:52:59 ID:LQ5TMVmC 復讐パートが虚構とありますが、その場合「イドの声」の存在理由がわからなくなりませんか? 復讐によって死者が増えていくなら何となくイドイドでの「イド」のイメージに合うと思うのですが メルフェンが只物語を書き記しているだけの場合、メルツが「何か」を掘り起こしたことによって起きた事象は只メルツが視力を得ただけですよね? メルフェン化に関わっていたとしても、個人的には目的も何もなく関わっているとは思えないです。
1256:NV 2011/01/30(日) 12:23:54 ID:OMFsTZOl >>1255さん >>1254にもあるように、メルによって綴られた【虚構】の世界では次々と死者が生まれているため、あなたが仰っているイメージに合う のではないかと思います。 自分で書いておいて何ですが、“死者が生まれる”という表現・文法は適切でしょうか? もし、おかしい場合は訂正して頂けるとありがたいです。 書の落書きにスレ立てをしようとしてもミロさんの如く、エラーが表示されてしまいました… orz 成功するまで頑張ってみたいと思います。
1257:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/30(日) 18:55:40 ID:sYquWZ1A そうやってミロさんを引き合いに出すのはどうなんでしょうか… 普通にエラーで立てれなかった、だけでいいじゃないですか 前の書き込みでも二の舞とか言われてますが 引き合いに出されてそんな言い方されたら気分いいもんじゃないと思うのですが 偉そうにごめんなさい
1258:NV 2011/01/30(日) 19:48:02 ID:OMFsTZOl >>1257さん そうですね、考えなしでした。 気分を害された方やミロさんに謝りたいと思います。 申し訳ありません。
1259:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/30(日) 21:34:29 ID:wO4orT7u [sage] 復讐パートがすべて虚構とは思えないなぁ。 もしすべて虚構だったら、 エリザーベトが復讐を拒む→メルが成仏するという重要なシーンが成り立たなくなるし、 野薔薇姫が復讐で魔女を国外追放しなければ、楽園のエルに繋がらなくなるし。 (自分は、野薔薇姫→楽園つながりの考察支持派)
1260:名無しさん@何にするか募集中 2011/02/01(火) 03:55:23 ID:vbfO1qk8 [sage ] >>1248 復讐者が屍人姫で復讐相手も女性や母が多い中、 父性に罪があるというのは裏を読ませる感じですね。 親の描写が無い伯爵妻の復讐相手が「男性」であるというのは 逆に「父親=男性が間接的に犯している罪」の存在を示唆しているのかもしれません。 父性←→母性は衝動←→自我のような対になるものでもあるし。 Romanはまさに母性に依拠した物語で、 Moiraは微妙なところですがmoira自身が冥王の母で、 「父親」というのが意図的に無視されても成立はしているように見える。 しかし最後はズヴォが父親になるところで終わり、 続くメルヒェンでテレーゼの母性がこれでもかというくらいに強調していても、 メルやエリーザベトの父の存在には謎を投げかけるものにしている。 野薔薇姫といい、楽園への繋がりってことなんですかね。 >>1259 私も野薔薇姫→楽園つながりの考察を支持していますが、 虚構であるのは過程と結果をひっくるめてすべてとは限らないと思うんです。 野薔薇姫の復讐だけが未完成なことから、 「復讐しているつもりでも、実は復讐になっていない」っていうのもあり得る気がします。 野薔薇姫が呪われたのも、姫自身が魔女に屈辱を与えたわけじゃなくていわばトバッチリ?で。 結果魔女を国外追放するけれども、置き土産の呪いでわが子を捨てることになって。 極端な言い方をすれば、彼女自身の力ではどうすることも出来なかった「運命」であり、 森に捨てなければならない子が生まれたのも呪いではなくそういう運命だった、とか…… ちょっとわかりづらいことになりますね;;;すみません。 なんていうんでしょう、「すべてが虚構」っていうのは白か黒かではなくて、 見方を変えてみると「復讐になっていない」ことも存在するのかもしれないと思いまして。 青髭伯爵の妻は復讐といいつつも、愛ゆえに夫を救っているようにも読むことが出来ますから。
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