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7th Story CD 「Marchen」総合考察スレ
1139:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/07(金) 16:06:40 ID:Wsbl7CaQ この考察を古井戸に置けばいいのか暁光の唄におけばいいのか迷いましたが、曲をまたぐのでこちらに置きます。 暁光で歌にエコーがかかってますよね? これを演出ではないとみたとして、考察であげられていた『メルヒェン=メルツ+セイ子父』ではないかと考えました。 理由としては、 Marchenの中心である古井戸でセイ子があれだけ父のことをいっている。 だから父も多かれ少なかれアルバムで重要な動きをするのではないか。 おまけに父はイドに落ちて死んだらしい。 Marchenでは第四の地平線に関連する部分(フレーズや野薔薇姫)が多い。 Elysionに裏タイトルとしてABYSSが存在する。 ならMarchenは表の主人公はメルツ、表立って語られず部分的に語られる裏主人公はセイ子父? と考えたからです。自分でも突拍子も無い気もしますが。 暁光の中でメルツが「僕」ではなく「僕たち」と歌っているのはそのせいではないかと。 けれど暁光で主人公として歌っているのはメルツなので、セイ子父はエコー。 暁光歌詞の 『君と〜』 メルツ→エリーザベト セイ子父→セイ子 『けして僕達を〜』 今までいくつもの復讐を手伝ってきた(復讐しようと一部は唆した?)僕達(メルツとセイ子父)を許さないだろう。 『僕達が求めたのは〜』 不自由なく生きられる恵みと言う意味での《恩寵》。 《愛情》に溢れた《幸福》な《未来》。 =テレーゼやエリーゼとの日々。(メルツ) =セイ子との日々。(セイ子父) ・・・・・書いている途中で自分でも頭がごちゃごちゃしてきました。 大分穴だらけの考察なので頭の片隅にでも置いておいてください。
1140:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/08(土) 03:26:14 ID:ndzXEQG7 ええと、まとまってない考えで申し訳ないし、 ここに書き込むべきかも迷ったのですが、 色んな曲の間を行ったり来たりするのでここに書き込ませていただきました… ヘンゼルとグレーテルの原文を読んでいたら、 最後に脈絡なく「ほら、そこにハツカネズミが走っているよ」 という言葉がでてきてちょっと気になってしまって… 古井戸の方で、セイ子が持ち帰ったのはペスト菌なのではないか、 と言うような解釈があって、それをベースに考えてたんですけど 曲の最後でネズミっぽいものが鳴くので、 ちょっとそれを彷彿とさせるかなあとおもったんです。 黒死病を広める井戸=セイ子父(航海士イド?)が落ちた井戸 =メルツの落ちた井戸=セイ子が落ちた井戸=金(菌)を広める井戸 だとして、 「光と闇の童話」で「ハンスとトゥーンス」=「ヘンゼルとトム」?が 黒死病の井戸の近くに行っているので、多分「黒死病を運ぶネズミ」に出会っていたんじゃないかと なんかこう…それも陛下が含ませたメタファーなのかなあと思いました。 分かりにくいしチラ裏的なことを書いてごめんなさい!
1141:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/08(土) 03:53:06 ID:YfEBA08k 結局、策者とか嘘ってなんなのでしょうか?だれ?どこ?一つだけ?それとも複数? どの曲も謎が多すぎますね。
1142:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/08(土) 13:35:24 ID:pCHQBvkL すみません、話をぶったぎって申し訳ないのですが 皆さんのおっしゃっていた「特設ページの赤い光に触れた後だけ音が鳴る」 というのをみて、あの光の位置も意味があるんじゃないかと調べてみました。 初回版歌詞本の、それぞれのヒロインの絵を 本を見開いて全体の図として(セイ子の絵は両ページ使って描かれているので) 見てみると、ちょうど仮面のマークの位置があの光の位置と同じくらいの ところにあるような気がするのですが… 青き伯爵の城のとこに位置する光が青かったり、結構色的にも一致しているような気がします。 説明下手ですみません。。 一枚一枚の絵としてみると、特設ページの光は割と左右に分散してるのに どうもみんな中心にいるし、黒き女将の宿の絵に関しては中心以外は あまりキーになりそうな絵がないのでどうしたもんかと思ったのですが… 「足せば鍵が開くよ」ということで順番にたどっていったりもしたのですが 何も起きませんでした。 参考になれば幸いです。
1143:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/08(土) 16:29:18 ID:Eg6wkuEy [sage ] >>1130さん >>1131さん 単純に44という数字で思い出すのは、Elysionのトラック44ですよね…。 関係あるんでしょうか…?
1144:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/08(土) 16:32:32 ID:EioN6+cQ 既出でしたらすいません。 みなさんも気づいていると思いますが、 パッケージの豚の足、熊の足、狐の足、など、十字がある部分 三角錐のようになってますが、なんらかの意があるのでしょうか? みなさんおっしゃってる通り、蠍の十字と両目がなくなっているのが 気になります。
1145:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/08(土) 21:18:37 ID:nN5iL9PV [sage] >>1140さん 今思い出したのですが、グリム童話ではお話のお終いのお決まりのセリフとして 『ハツカネズミがやってきた云々』というのは西洋の童話でよく使われる、日本で言う所の『めでたしめでたし』 にあたります。 とここまで言って、考えたのですがそういう意味でダブルミーニングにしたのかもしれませんね。
1146:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/08(土) 21:49:14 ID:APZJAUkC 流れぶった切ってすみません。初カキコ失礼します。 書き込む場所あってるといいんですが・・・。 色々調べて、けっこう史実と関連がある気がしたので書き出してみました。 まず舞台になってる?神聖ローマ帝国は、 帝国とははいっても、実質領土はドイツ辺りの土地でドイツ王国のような感じらしいです。 皇帝は貴族の代表の七選帝侯(ザクセン選帝侯とか)などの投票でなることができる国だった。 連邦制の国みたいなもので、それぞれの地方はけっこう独立していたけど、ローマ教皇を 頂点とするキリスト教によって横の結びつきがあった。 以下 宗教改革の時の神聖ローマ帝国の出来事を並べたものです。 ・神聖ローマ帝国の皇帝に、フランス王フランソワ1世と(ハプスブルク家出身の)カール5世が立候補。 どっちもよそ者だったため(ドイツ語すら分からない)、以前皇帝代理をつとめたこともある ヴェッティン家のザクセン選帝侯フリードリヒ3世が立候補して欲しいという声もあったらしいが、彼は辞退。 ↓ ・その当時ハプスブルグ家お抱えの豪商だったフッガー家は、ローマ教皇庁から特別な 許可を得て贖宥状(免罪符)を販売していた。 これはぼろ儲けなうえに汚い商売で、あがりの半分は フッガー家などの販売者に、もう半分はローマ教皇庁の懐に入っていたという。 ↓ ・贖宥状の乱発にルター激怒。当時の教会が形骸化していたこともあり大々的にこれを非難する。 ↓ ・カール5世はフッガー家などの資金援助を得て選挙運動する。 賄賂がきいたわけではないが、ザクセン選帝侯などの票を得て見事皇帝になる。 ↓ ・しかしルターによる宗教論争で国は大きく混乱中。 カール5世はルターの考えをけしからんと言って異端だとする。 ↓ ・ザクセン選帝侯フリードリヒ3世は、こっそりルターを領地のヴァルトブルク城へかくまう。 ちなみにここは元々チューリンゲン方伯のルードヴィング家のものだったが、13世紀に家が断絶した ためヴェッティン家の所領になっていた。@ ↓ ・各地でプロテスタントの運動はどんどん激しさをます。 カトリック教会に押し入って儀式の邪魔をしたり、聖像を偶像崇拝だといってうち壊すなど 過激な暴動が巻き起こった。 中でも過激派(トマス・ミュンツァー)たちが農民を煽ったことによりドイツ農民戦争勃発。A この反乱は シュヴァルツバルトから、チロル、チューリンゲン、ザクセンなどの各地方へ飛び火。 農民たちは「12ヶ条の綱領」を掲げて、従来の教会のやり方に猛抗議した。 この条文にはプロテスタント運動のきっかけになったルターの名前も含まれている。B (ただしルターは暴動が行き過ぎることを心配して鎮圧側にまわっている) 鎌などで武装していた農民軍は、大砲で武装した諸侯軍によってすぐ鎮圧される。 ↓ ・カール5世頑固にプロテスタント派をはねつける。 そしてプロテスタント派の諸侯や都市が、カール5世に抗議書(プロテスタティオ)を出し、 ここから、 それまでの伝統的な教会体制をカトリック、 それを批判したルター派支持者などをプロテスタントと呼ぶようになった。 ↓ ・カール5世やカトリック派貴族 VS プロテスタント派貴族 の泥沼の戦いになる。 プロテスタント派貴族の主流だったヴェッティン家は、エリーザベトという女子を C 同じくプロテスタント派のライン・プファルツ伯に嫁がせて宗教上の政略結婚果たす。
1147:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/08(土) 21:50:38 ID:APZJAUkC >>1146の続き。既出のものとも大分重なってますが・・・ @を見て考えたんですが、 ザクセン地方にいた貴族のルードヴィングは1247年に家門が途絶えています。 ルードヴィングの子孫がその領地を継ごうとしてヴェッティン家と争いましたが、 結局最終的に領地を手に入れたのはヴェッティン家になったみたいです。 イドイド「鳥籠」の、『歴史の闇の中に葬られたはずの影の存在』って、 ルードヴィング家のことも言っていたとは考えられないでしょうか・・・? 自分は今までエリーザベトのことだと思ってたんですが、もしかしたらメルツにもかかってる言葉・・・? 元々テューリンゲンの森を含む領地を治めていた貴族が、実は血が絶えてなくて隠れ住んでいた? でもそれだと「この森にも長居し過ぎました」っていうテレーゼの台詞が変ですよね・・・。 それにルードヴィング家にとってヴェッティン家は領地をとった憎い家になってしまうし・・・。 A黒き女将の宿で女将が言ったミュンツァーとかの名前は、 宗教改革に関わりがあり、なおかつドイツ農民戦争を先導した プロテスタントの中でも過激派の人たちのようです。 女将の言う「〜激しかったわ」云々は、行為のこと(笑)だけじゃなく、 プロテスタント支持者としても、ということの例えもあるんじゃないでしょうか。 Bドイツ農民戦争は、ルターに刺激された過激な聖職者たちが農民を煽った結果といいます。 だから、ぶらん子の「〜偉い坊さんが言ったとさ」というのは、 一応偉い坊さん(=ルター)の考えを知ってて、その思想を受け継いではいるけど、 既にルターの手から離れて暴徒化した農民たちの考えとぴったり合ってる気がします。 ルター自身はこの農民戦争に否定的だったとか。 C既出ですが、このエリーザベト(Elisabeth von Sachsen)が自分もモデルの一人じゃないかと思います。 ドイツ版wikiで検索したら出てくる肖像画の雰囲気が、どことなく似てるので・・・。 あと、イドの「侵セ、殺セ」っていうのは、ペスト以外にも戦争のことも指してるように思います。 皇帝カール5世はドイツ内で反皇帝派の貴族たちと争ってますが、 例のフランス王とも個人的に争っていて、ローマにイタリアとスペインとドイツの兵士を送り込んで 悪名高いローマ略奪(サッコ・ディ・ローマ)を起こしています。 この時ルター派の多かったドイツ人傭兵たちは、ローマへの憎さとかもあって いざローマについた時の略奪・暴行行為は予想以上に激しかった。 建物は破壊され財産は略奪され、ローマは壊滅状態になったといいます。 で、テューリンゲンというのはザクセン選帝侯がルターをかくまった土地でもあって プロテスタントの中心地みたいな役割を担ってるんですよね。 テューリンゲンから発生したプロテスタント思想を持ったドイツ人傭兵たちが、 ローマで「殺セ、侵セ」と狼藉を働いたのがなんだか比喩のように思えてきます。 曲が史実に沿ってるとは限りませんが、ぶらん子の歌はけっこう農民戦争とかぶってるし、 もしイドの時代がこの辺りのことなら、ちょうどこれともかぶりそうだと思うんです。 何が言いたいのか自分でも分からなくなってきましたが、 まとまりない長文失礼しました!
1148:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/09(日) 00:57:53 ID:UIziwY81 ぶった切りですいません 最近サンホラ離れてて今日初めて聞いたんで感想をば少々 泣いたの一言に尽きるんですけど 内容についてはおいときましてこのCDの立ち位置なるものを推測する参考にでも 一回だけ上ででてるんですが、Marchenきいてポカフェリを思い出しました この曲のメロディーがとかいうのじゃなくて作り方とでもいうのかな? 全曲をシンメトリー上に配置するやりかた 少女と銃-少女と銃と小さな幸せ 弦楽四重奏-ピアノ独奏 貴方の名前は-私の名前は ・・・とピノッキオを中心に対称になってます これは今回も同じですよね 同一のメロディーを全曲に配置したりすることもそうで ポカフェリではエルザの「短すぎるロウソク、あなたのためだけに・・・」の部分がわかりやすいですね これが終曲で二倍に引き延ばして歌いあげるんですから本当に感動します 今回は復讐が成立する場面で必ず同じメロディが流れますよね 成立しない曲ではないので全曲というわけではありませんが・・・ あと、アンジェリカの曲の冒頭の「アンジェリーナ・・・可愛いお姫様・・・」の部分を曲の終わり部分で狂ったような伴奏でもってくるやりかた 白雪姫の「名雪の肌」→「魔性の肌」でしみじみ感じました 一曲一曲、それぞれのキャラクターのストーリーに焦点を当てて、それを縦軸に貫く一つの物語を音楽的に作っていく こういった作り方がそっくりだなぁと思いました でてくる外国語を絞るのもポカフェリが初めでしたしね ElysionはStardust一曲内でもステラ(仏)やアナザー(英)など混在してましたし まぁ、似てるなぁと思ったていうだけなんであれなんですが そう考えてみると意外とポカフェリっていうのはそれこそエピタフ的なものなのかも? そういった要素を色濃く残してるってことは今回の童話はそれを意識してるのかもしれないなぁ・・・と もちろんあれはイタリアこれはドイツ 重みも軽さも質も量も違いますがね 内容解釈の妨げの上に自分の脳内披露しただけですいません ほんのちょっとでもこのCDのSoundHorizon史での立ち位置を考えるときに参考になったら幸いです ぶったぎり失礼しました
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