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02『火刑の魔女』 専用考察スレ
93:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 01:44:24 ID:v8DHY1HQ >>91 自分では思い付かなかったパターンでとても面白く読ませて頂きました。 確かにそう考えると、時間がかかる事がしっくりきますし、 一人目の老婆と2人目の老婆が別人説にも納得ですね。 ただ後半の、子供たちを森に導く描写も復讐を受ける側の娘が歌っていると思うと些か不自然な気がします。 子供たちに食事を振る舞う為に、老婆となった娘が魔法的なもので呼んだとして、 道しるべのパンくずを消してしまうのはどうかなと… あとなんとなくブックレットの絵は信じたくなってしまうんですよね。。
94:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 02:02:54 ID:5tpDtshP 私の記憶しているヘンゼルとグレーテルのお話の概要ですが こちらも貧困層の家庭で食いぶちに困った親達が自分で子供に手をかけるわけにいかず森に子供を捨てる→森で子供たちは飢えて死ぬ予定でした。 老婆の居るお菓子の家につき、腹いっぱい食べます。 腹いっぱい食べた後、どんどん肥えていく兄を見て妹はこの老婆が魔女なのではないかと 勘ぐりこの老婆をかまどに突き飛ばして殺します。(老婆が本当に魔女だったかどうかは誰も知りません) 子供たちは森の老婆(魔女)の家に貯えてあった財宝を持ち帰って自力で家に帰ります。 財宝を持って帰った子供を、貧困な親達は褒め称え、家に迎え入れます。 子供たちはただの人殺しという話を、魔法という言葉でちりばめたのが子供向けに読み伝えられている童話です。 道しるべのパンくずは老婆に意地悪で消されたわけではなく、童話の中では鳥に食べられてしまいます。 また子供たちがみたお菓子の家は、魔法で作られたとは書いてありません。 内容は私の読んだことのある書籍をウロですがwiki等で参照してください。 歌の中では魔法で〜の下りがありますが、最後にエリーザべトが言うように子供はおろかで嘘ばかりつきます。 つまりこれらの話はすべて生きて帰ったヘンゼルグレーテルの自伝ということです。
95:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 02:12:55 ID:axP1s4XX 老婆は二人説、主人公が老婆説と出てますが、僕は単純に若い女性が主人公の、老婆は一人で同一人物だと思います。 ブックレット16Pのイラストにある老婆(女性を殺めた老婆)と 18Pのイラストにある老婆(お菓子の家をこさえた老婆)を比較すると 衣服の細かいデザインがよく似ています。 また、前者のイラストの老婆は左手の薬指に指輪を嵌めており、既婚者である(夫が存在する)ことが示唆されています。 以上の点から、これらがミスリードを誘うための作為的な嘘で無い限り、曲中に登場する二人の老婆が同一人物であることが推察できます。 同様にブックレットのイラストを参考にすれば、この老婆が住んでいる家も勿論、お化けもみの木との位置関係から同一でしょう。 但し、この家が女性の生家であり、老婆が女性の母親であるかは定かではありません。 物語の構成上、母親の登場を否定するのはナンセンスかもしれませんが、 復讐の対象は、『女性の母親』では無く『女性が母親だと思っている老婆』でしかないので。 そもそも幽かな記憶から探し出した家なのでちゃんと辿り着けたかは怪しいと思います。 これはあくまで老婆が母親でない可能性もあるというだけであって、老婆が母親であることを否定するものでは決してありません。 考察の結論としては、二人の老婆は同一人物であり、その老婆が母親であるという前提で他の事象との整合性を図る必要は無い、というものです。
96:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 03:56:27 ID:jMMxaagS シスターの話に時代の示唆があまり無いですが。 シスターの巻き込まれた宗教改革はキリスト教のプロテスタントだと思っていたのですが そちらが「新教」として世に出た時代は1500年代ほどよりは以降 グリム童話のヘンゼルグレーテルが不作の飢餓時代だとしたら1616年から1648? もしくは1616年から1648の間の宗教改革戦争で30年のうちにシスター→ヘンゼルグレーテル なんでしょうかね。 途中でメルが「少々時間がかかる」といっていたのも何か気になります。 これは食の話なので飢餓&戦争時代の1600年代がジャストの様な気がしますが… どうも思うにヘンゼルグレーテルの話以外にこの歌には他の童話か何かが隠されているような気がするのですが全く出て来ない、思いつかないのでもしかして時代考証が間違ってる?と思いなおしたり時代特定が出来ず苦しんでます。
97:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 10:14:00 ID:58fuqy8o 携帯から失礼します。 出来るだけ読みやすいようにと心がけたつもりですが 読みにくかったらごめんなさい。 そして…すみません、話の流れを切ってしまうのですが… シスターは本当に復讐がしたかったのでしょうか。 メルへ語る部分、あんなにも母を愛していた彼女が 修道院に拾われてからさえも 「なぜ捨てられたのか」と疑問に思う心があっただけで、 憾みがあったのだろうか、と思ってしまいました。 この歌だけ、主人公を殺したことを後悔しているので、 もし、シスターがそれを知っているのならば 時間を掛けてまで母に復讐するでしょうか…。 私の考えとしましては、母に復讐しようとしたのではなく、 実際には救おうとしていたのではないか、ということです。 グレーテルとヘンゼルは、シスター自身が歌っているとおり、 「捨てられて可哀相」ということでこれからの生活が辛い物に ならないように、という思いやりの気持ちから。 老婆に関しては、赦しを得る機会を与えてあげたかったのではないか。というものです。 兄妹が老婆を殺したことについては、 彼女の予想外だったのではないかな、と思いました。 女優側で死者から生者になっていないのは青髭の妻と、このシスターだけかと思うのですが 青髭妻と違って、こちらは兄妹をたぶらかしたわけではないので…。 個人的な考え方ですみませんが、 ただの一意見としてお付き合いくださるとありがたいです。
98:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 13:12:12 ID:tWKlg6It 私の世界史の教科書に黒死病が流行った時代に 「井戸に毒を投げ入れた」 としてユダヤ人が焼き殺されたとあります。
99:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 15:50:10 ID:c4LsIYKY [sage] >>97 復讐した理由はさておき、グレーテルが老婆を突き飛ばす前に、主人公がグレーテルに 「やられる前にやらないとヤバイ、背中を蹴飛ばせ」と囁いているので、子供達が殺すのは予想外だった、という訳ではないと思います。
100:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 17:11:18 ID:dxTC/8hh [sage] ブックレットを見るとシスターが殺されるまでとその後で、お化けモミの木と家の位置関係が違うように見えてなりません。 1,2回目(同一の絵。小川も描かれている)はシスターが辿りつき殺された家で間違いないはず。 しかし、3回目のヘンゼルとグレーテルが辿りついた家は、モミの木の左ではなく右に描かれています。 更にシスターを殺した老婆は、貧困で自分一人の食い扶持すらままならないほど。シスターに「まるで見知らぬ」と言われている。 ヘンゼルとグレーテルにお菓子の家を振舞った老婆は、夫の遺産でそれなりの生活が出来ている。子供に腹いっぱい食べさせるのが夢だったと言っている。 シスターを殺した後の「改宗したけれど〜」と子供2人を迎えた後の「屋根は焼き菓子〜」の書体が違う。 それらも踏まえると、シスターを殺した老婆と復讐された老婆は、やはり違う家に住まう別人なのではないでしょうか。 光と闇の童話における「作為的な嘘」を踏まえると、素直に娘が母親に殺され、復讐したとは捉えにくいと思うのです。 ですので、シスターの母親は生家を引き払っており、シスターは全くの他人である老婆に殺された。 復讐した相手は本物の母親。これが勘違いなのか、捨てられた憾みの為だったのかは解釈が固まらないのですが。 何か穴があればご指摘いただければと思います。
101:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 19:33:56 ID:PTsZ1aDC 二人の老婆が別人だとして、なぜそんなことをする必要が? 閣下が意味もなくそんなややこしい設定にするというのは考えにくいと思います 豊さについても娘を殺してから遺産が転がりこんできたということで説明がつきますし 根拠としては弱いように思いますし……
102:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 20:13:35 ID:kiCgvQ/v 流れ切ってすいません 娘が殺されたときの悲鳴が 斧を突き刺されたにしては派手すぎる気がするのですが… いきなり腹を刺されたら「ぐふっ」とか呻く程度で あそこまで甲高い悲鳴は出ないんじゃないかと 単なる演出ですかね?
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