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03『黒き女将の宿』 専用考察スレ
142:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/26(日) 00:08:46 ID:Y+cwCHo2 「身に覚えの無い罪」で楽園パレードの「罪も無き囚人達」を思い出しました。 やっぱりElysion関連だからかなぁ……
143:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/26(日) 00:11:40 ID:qPwBhQuT [sage] >>137 >昔から富裕層というのはどうも納得がいきません。 女将の訛りだした台詞にあるように、昔から富裕層ならばひもじい思いやみじめな思いを語る主旨と合わないのでは…と。
144:えちゃ 2010/12/26(日) 01:08:37 ID:WM+oroKM >>131 わたしの考えで答えます。 客は何故か酒場だと思った。 ←もしかしたら、調理時の血が壁についていて、酒場でよくある乱闘の遺産とおもった? ぶらん子は町へ売られたと言ったが、女将は拾ったと言っている。 町へ売られた(?)のに「こんな田舎」である。 本来訛るはずのない女将が訛りだす。 それに女将が愛した男たちから考えても女将は貧しい境遇では無かったと思います。 ←ぶらん子は被害妄想の激しい子だったのではないでしょうか。 他の曲を見ても、唄はヒロインの視点からなので、女将が訛るのは、ぶらん子が唄っているから。 女将のことをあまり好いていない(クソババア)みたいなので、女将の部分は結構ひどい。 なぜ女将は唐突に宵闇へと飛び出したのか、なぜぶらん子は平然としているのか。 ←ぶらん子的には、肝臓のストックがなくなってしまったから動物を殺しにでも行ったのかと思った。 ぶらん子から肝臓を取るだけなら吊るす必要は無いような。 ←他の方も言っていますが、見覚えのない罪を着せられたのか。 または、縄での絞殺なら女の力でもできると思うので、殺した後、死体保存として 吊るしたのでは? 杜撰な計画とは? ←私はあまり深くとらえずに、女将の人間の死体から肝臓を取ってきて調理し、儲けるという計画だと思います。 そして、{虚構}というのは、ぶらん子が唄っているうちに女将のことと自分のことがごっちゃになり、 ありもしないことを唄っている(基本的に女将関係)ことでは? わたしの頭もごっちゃになりました。。。 長文失礼しました。
145:NV 2010/12/26(日) 14:28:13 ID:QTMYuSuW 話の腰を折ってしまいますが、ご了承下さい。 >>138についてです。 僕としては「有り難うございます!」が崩れて「あーっしゃーす!」みたいになった様に聴こえます。 あともう1つ。 個人的には【黒狐亭】を訪れたのは戦争に参加していた兵士で、その戦争とは「ドイツ農民戦争」では ないかと思っています。 ミュンツァーが指導者ですし、その繋がりで女将がぶらん子を雇う(買う)事にしたのではないか、と。 戦争中といえど、中休みの時期があるハズなので、その間に起きた事だとすれば辻褄が合うと思います。 遠くから戦争のために来た兵士だとすれば、食事後の「こんな田舎で、ここまでの料理が食えるとは…」 の発言も説明出来ます。 さて、下記は「ドイツ農民戦争」についてのWikipediaからの引用です。 “戦争はシュヴァーベンから東南のチロルへ、東北のテューリンゲン・ザクセンへと広がっていった。 この農民反乱に直面した諸侯たちはシュヴァーベン同盟を結成して、農民軍の鎮圧にあたった。諸侯軍 は4月、ライブハイムで農民軍を襲い、1000人の農民を虐殺してドナウ川に投げ捨て、その後も各地で 農民軍を各個撃破していった。” 調べてみると、この戦争が発生したシュヴァーベンという地域。ドイツ内でも“訛りが強い”地域で、 伝統的に「シュヴァーベン人」=「田舎者」だというのが慣習。 その上、「黒い森」を意味するシュヴァルツヴァルトの森に抱かれた独特の風土は、ドイツでも特異である という認識があるとのことです。 きっと、ぶらん子が売られた先はこの辺りなんだと思います。 ぶらん子が買われた時は普通の動物の肝臓を使って料理し、提供していた。 味は、食べた経験があると思われるぶらん子が「美味えだよ!」と絶賛する程で、この頃から既に女将は 料理上手であったと伺えます。 それでも、ぶらん子や女将の接客態度も影響し、客は少ないまま。 ぶらん子は女将に小言を言われながらも、必死に暮らしてたハズ。 女将も、ぶらん子を追い出そうとしない辺りから察するに根は良い人。けど、一つだけ問題があった。 >>続きは次に書き込みます。
146:NV 2010/12/26(日) 14:32:07 ID:QTMYuSuW 連続での投稿、失礼します。 曲中の客が訪れたときは何故か人間(戦争で亡くなった人達?)を使って“自慢の最高な肝臓料理” を作っています。 恐らくこれは、女将は前々から人肉に興味があったという事の暗示。ここが女将の問題だと思うのです。 女将は客を利用して実験することにし、初めて実行した。 すると上手く事が運び、「これは美味い、ああ素晴らしい!」と評判になった。 この一件で女将は“人肉で料理を作れば儲かる”と味を占めてしまった。 女将はとうとう【強欲】に溺れ、 「屍体が無いなら作ればいいじゃな〜い?」 「おら、もう嫌だぁ。貧しいのはぁ、ひもじいのはぁ、あんな惨めな思いはぁ、もう嫌ァァァァ!!!」 と考えるようになった。 杜撰な計画=女将が材料を手に入れるために立てた計画 で、その被害者がぶらん子でしょう。 精神的に不安定になった女将にとって、材料さえあれば誰のものであろうと構わず、ぶらん子も例外では なかったんだと思います。だから、『身に覚えの無い罪』で殺害された。 必死に生きていたぶらん子にしてみれば、とばっちりもいい所。 その時、メル達にそそのかされ復讐が始まる。 復讐の仕方は元ネタになった童話に合わせているのでしょうね。 扉を開けた時に「おらの肝臓を返せ…」って言ってナイフのような物で刺しているように聴こえます。 刺した後に「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」と言ってるので即死ではない様です。 吊るされていたのは森に隠す時、獣に奪われないようにするための工夫だと思います。 鬱蒼と樹が茂る森の中に引っ掛けておけば犬・鳥などの肉食動物から守れますから。 熊とかは樹を登れるようですが、街から小一時間で往復できるような場所には生息しないと思います。 寧ろ『そんな近くに街を作り、襲われたりでもしたら元も子も無い』と人間が離れていくハズです。 背理法もしくは三段論法のような要領で考えた方が分かりやすいと思います。 1,人間は、熊などの危険な存在から離れようとする。 2,1から、人の住む街と熊達の生息地は離れている。 3,2から、街の近くにある森に熊とかは居ないハズ。 といった具合です。 さて、小一時間掛けて長々と書き連ねてしまいました。 長文・駄文失礼致しました。 多少なりとも空想・妄想が含まれているので、矛盾点・懐疑的な点が御座いましたら指摘して下さい。
147:ミロ 2010/12/26(日) 20:05:28 ID:sdyEqRB5 [sage ] 132〜134の考察の図解を制作してみました。132〜134の考察と合わせて見ていただけると幸いです 左側がぶらん子が死ぬ前、右側が死んだ後です。右側文章ですが… http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1321558.jpg 今回キャラは、その当時の宗教や出来事を揶揄している、と言うのが私の考えです。 ぶらん子=宗教に振りまわされた当時の農民の揶揄、女将=キリスト教会の揶揄、などです。 揶揄は童話によく潜んでいます。傲慢な権力者の滑稽な姿を皮肉って童話に織り込む事で、 本人に気づかれる事なく権力者を皮肉する…Revoさんはそれをこの曲でやっているのだと思います。 もしかしたらメルヒェンの他の曲にもそういったものが潜んでいるかもしれませんね >>143さん 上記の図解でもそうなのですが、女将=カトリック教会、と統一しました。 カトリック教会に絡む諸侯とか家とか沢山あるんですけど、その人たちの事まで含めようとすると 訳わからなくなりそうだったので…女将=カトリック教会とさせてください。 十字軍の失敗で教皇への信仰は薄くなっています。信仰が薄くなるという事は、教徒からお金が入らない事を意味します。 調べると、当時はカトリック教会自体の腐敗が進み、歴代のローマ教皇は相当贅沢に暮らしていたようです。 贖宥状を発行した教皇レオ10世は浪費が激しく、道楽にお金を使い財政の圧迫を招いています。 何より十字軍失敗のしわ寄せが来ていて、贖宥状の利益の7割を割くほどの大借金となってました。 持っていれば罪を軽くする(とカトリック教会がでっち上げた)贖宥状はカトリック教徒達に大人気 そんな贖宥状の発行をやめてしまうと借金返済の頼みの綱が消えてしまいます 同時に借金だけが残り、贅沢な生活をする事も不可能となってしまいます 贖宥状を発行した教皇レオ10世の出身家、メディチ家が教皇レオ10世の前の代で没落しており、 教皇レオ10世が立て直した事も昔のように惨めな生活に戻りたくない、の一因と言えそうです。 訛りについては教皇レオ10世の前の代、没落を招いたピエロ時代、メディチ家は亡命生活を送っており、 その名残…というのは苦しいでしょうか…ピエロは川でおぼれて死んでますし。 しかし川で溺れて…はサンホラ関係なく惨めですね…
148:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/26(日) 20:48:16 ID:3jF/1isC [sage] 肝臓=贖宥状として、どうやって料理してお客様に出すのですか? 女将が持ち帰ってきた肝臓(贖宥状) →最初の犠牲者の持ち物から奪ってくる(複数所持?) ぶらん子の肝臓(贖宥状) →もともとぶらん子の所持品である。 高価な免罪符が購入できる財力がある(?) 上記にの様に考えてしまうのですが、要するに待ちわびているお客様に 贖宥状をばら撒きするってことでしょうか?
149:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/26(日) 21:39:31 ID:qPwBhQuT [sage] >>144 私も少し付け加えで ぶらん子の言う「遠くのマチ」は、ぶらん子の住む「ムラ」に対しての「マチ」であって、「マチ」=田舎じゃない、とは言えないと思います。 市街地の「マチ」なら田舎ってことも十分有り得ますし。 また私は、女将がぶらん子をたとえお金で買ったとしても「拾う」と表現するんだと思ってました。「拾ってやった」=「引き取ってやった」の意味かと。 長々失礼しました(^ω^)またよく聴きこんでみますっ
150:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/26(日) 23:43:26 ID:3jF/1isC [sage] 148です。 自分で書いててアレ? と思ったので、訂正します。 147さんの『ぶらん子はルター派』と『肝臓=贖宥状』説だと、 ぶらん子は贖宥状を持っていないので、肝臓を持っていないはず。 (本当に無いわけではなく、肉体的には存在します) 贖宥状所持が可能な状況 →宗派を超えて購入できるほどの大金持ち →改宗した(高価な物を買えるから、やっぱりお金持ち) →女将から、肝臓料理に使用した贖宥状を分けて貰った。 ぶらん子が所持しているであろう肝臓(贖宥状) →宗派を超えて高額を支払い手に入れたが、女将に盗られた。 →女将に分けて貰ったが、取り上げられた。 →女将は贖宥状を取り上げようとしたが無かったので、肝臓を取り上げた。 ……147さんの説に合っているかどうか分りませんが、 とりあえず疑問に思ったことを書いてみました。 147さん、ごめんなさい。
151:ミロ 2010/12/27(月) 01:53:04 ID:AWmEQ51n [sage ] >>150さん いえいえ、理論の穴を探す事が考察をより深めていくと思ってますので、ツッコミ歓迎です。 まず前提として、童話の世界(虚構、曲に書かれている事)と現実世界は、リンクしていますが別世界です。 現実世界の皮肉を表したのが童話(紙の上に書かれた虚構)だとここでは位置づけています。 実物の世界と、鏡に映った世界、と思うと分かりやすいかと思います (ex:レバーは贖宥状を揶揄しているが、贖宥状がレバーで出来ている訳ではない。) 料理する=贖宥状の効果はカトリック教会のお墨付きだよ!と効能を約束(でっち上げですが)だと思います。 カトリック教会の信仰心が神に届き、このような罪を許す神のご加護を紙として発行できたのだ! と言うふうに当時宣伝しており、それを信じたカトリック教徒がこぞって買ったとの事です。 当時、罪を許してもらうには順番に儀式をする事が必要で、時間もかかり、かなりの苦行だったようです。 それが、まさかこんな紙が罪を軽くする事が出来るなんて!なんておいしい話なのだ! 客は贖宥状を発売し始めた頃のカトリック教徒の反応なのだと思います。 その客(カトリック教徒)の反応を見た女将(カトリック教会)は暴走し、レバー料理(贖宥状)を出しまくり… 考察図解右にも書いてあるのですが、当時は領主の宗教は領地に住む農民も信じなければいけませんでした。 これは宗教改革のカトリック教会とルター派の話し合いにて明確に決められました。 農民に自由に宗教を選ぶ権利はありませんでした。領主がカトリックならカトリック、ルター派ならルター派になる事が 取りきめだったのです。ぶらん子は女将(カトリック教会)に拾われた時点でカトリックへに改宗、となります。 これが「宗教に振りまわされる」という事です。明記しておけば良かったですね…
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03『黒き女将の宿』 専用考察スレ http://gukko.net/i0ch/test/read.cgi/Marchen/1292396738/l50