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03『黒き女将の宿』 専用考察スレ
124:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 22:19:27 ID:BiBCJTFI >>123 私もその可能性はあると思います。 何と言うかこの話からは全体的に嘘くささを感じるんですよね。 復讐もそうですが、ぶらんこが殺される場面自体語られていませんし。 あと気のせいかもだけど、女将とぶらんこと客の会話シーンになんか違和感が。 女将がぶらんこに言った台詞に客が反応したり。
125:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 23:16:47 ID:Z08GdZrF >>124 本題からすこし外れますが。 女将がぶらん子に言った台詞に対して客が「ああ?」と言うのは、多分その客が「田舎っぺ」だったからだと思います。 だからさっきから態度のよくない女将が、自分に対して言ったのではないかと勘違いしたのではないでしょうか。
126:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/24(金) 00:24:29 ID:EemaLKKB >>124 「田舎っぺ」の所ですよね。 ぺの所で女将が唾を吐いているように聞こえるので、それに反応したのでは?
127:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/24(金) 00:41:56 ID:sORVvYez >>125、126 なるほど、確かにどちらも納得いきますね。 やっぱり深い意味は無いのかな。 ただなんとなくですが、他と違ってこの話はぶらんこがいなくても成り立ちそうじゃないですか?
128:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/24(金) 01:28:06 ID:i7EGLHYm ライブの話は書くべきか迷ったのですが、 126>>確かにライブでも女将が ぺってしてましたしあえてその発音なのかなと感じました〜。 あと、とんとんの後ですが、 女性の声で 「お(おはなまったような濁点ありそうなお)らの肝臓を返せ」 と言っているような気がします。 これは原作とあわせて考えると、 なんらかの理由で女将が肝臓ほしさにブラン子をつるし、 とられた肝臓を「絞首台の男」のように他の犠牲者たちと 取り戻しにきたのかなと感じました。 豚切&既出ならすいません。
129:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/24(金) 07:43:13 ID:z8PeYFmL ぶらん子である必要がない、というよりは たまたまメルエリが復讐者に選んだのがぶらん子だったというだけでは もしぶらん子がいなくても他の女将に殺された人間がメルエリに唆されて復讐をしただけだと思います
130:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/24(金) 19:01:34 ID:sVMM9pRZ いきなり話題をぶった切ってしまいすみません。 1つ気になっていることがあるのですがぶらん子は戦争の後「遠くの町へ売られた」と言っていますが女将は「拾ってやった」と言っており、しかも客は料理を食べた後「こんな田舎」と言っています。 となるとぶらん子は一度売られた後逃げたりでもしたのでしょうか? 細かいしあまり大きなところには関係なさそうだとは思いましたが気になったので。 確か誰も話題にしてなかったと思うのですがもし既出でしたらすみません。
131:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/24(金) 22:12:23 ID:/gJtRyM1 [sage] やっぱりどこかしこに「虚構」がある気がしますね。自分がおかしいなと思った点を幾つかあげてみます。 客は何故か酒場だと思った。 ぶらん子は町へ売られたと言ったが、女将は拾ったと言っている。 町へ売られた(?)のに「こんな田舎」である。 本来訛るはずのない女将が訛りだす。それに女将が愛した男たちから考えても女将は貧しい境遇では無かったと思います。 なぜ女将は唐突に宵闇へと飛び出したのか、なぜぶらん子は平然としているのか。 ぶらん子から肝臓を取るだけなら吊るす必要は無いような。 杜撰な計画とは? このくらいでしょうか。 杜撰といえば、この曲の詩自体が杜撰な気もします。 皆さんの気になった部分も是非教えてください!
132:ミロ 2010/12/25(土) 02:06:43 ID:yqBLZbmS [sage ] 長い描き込みになるので数回に分けさせてください。 >>13さんの女将の彼氏(?)の名前と史実のすり合わせと 120さんの 女将の暴走に巻き込まれたり、それより前に女将の犠牲(綺麗事ばかりじゃないわよ)になった方々のかな? をみてピンと思ったのですが、13の記述を見ると彼氏(?)さんは 全員ルターの宗教改革を支持してますよね?そして全員が死んでいます。 と言う事は綺麗事→ルターの宗教改革について表しているのではないのでしょうか? (女将はルターを宗教改革を綺麗事と否定) ちょっと焼けつき刃の知識とググるさんのみでざっくり書くので 間違い(宗教とか歴史とか…)があったらごめんなさい&指摘お願いします。 信仰によってのみ救われる、はルターの言葉です。 あと本の印刷技術の発達が宗教改革の浸透に一役買ったと言う点も 歌詞に出てきているので書いておきます。活版印刷の発明はドイツです。 気高いミュンツァー: ルターの宗教改革に賛同し農民達を指導していた聖職者…だったが、途中からルターの思想から外れ、 「地上における神の国」を作る事を農民に説き始め(おそらくここが”気高い”)ルターはそれを非難、 諸侯軍にミュンツァーの反乱を止めるよう働きかけ、諸侯軍VS農民軍に。結局、農民は大敗。 トマス・ミュンツァーの反乱と呼ばれ、農民戦争で一番激しい戦いに。ミュンツァーは処刑。 ウィキペディアで確認すると、ミュンツァーの反乱と黒い女将の前編の戦況は思いっきり合致します。 華麗なフッテン: ルターの宗教改革に賛同した一人。若い頃に梅毒にかかっておりそれが死因となっています。 ヨーロッパ各地を旅し、文才を磨き、「桂冠詩人」の称号を与えられます。この称号が”華麗”? ジッキンゲンをルター側に入れた。文章でジッキンゲンを援護しますがジッキンゲンが敗北し 自分も逃亡→梅毒で死亡。病気ながら文章で改革を支持し続けた事も”華麗”なのかもしれません。 激しいジッキンゲン: 家督を継ぐと領地経営を成功させ、フェーデ(名誉を守るための決闘)を庶民のためという名目で行い 強者から和解金を巻き上げたため、庶民から支持されます。その後さらにのし上がり、立場が高くなった頃、 フッテンに共鳴しルターの宗教改革に賛同、大司教に対しフェーデを宣言。騎士戦争が開始される事になります。 結果、籠城線に持ち込まれ逆に大勢にフルぼっこにされる事に。降伏をするも負傷が原因で死亡。 周りに戦いを挑みまくった所が”激しい”のでしょうね
133:ミロ 2010/12/25(土) 02:08:37 ID:yqBLZbmS [sage ] ルターの宗教改革は贖宥状(以前は免罪符と言われていました。私もこちらを習いました)批判が元になっています 贖宥状はカトリック教が発行した「お金を払い贖宥状を買えば罪が軽減される」という書状です サンピエトロ大聖堂建設のお金をねん出するために、ドイツでこれを発行したのがきっかけに宗教改革へ (イギリスとフランスでは自分の教会にお金が入らなくなるため発行を拒否しました) 女将はカトリック教に当たり、女将の持ってきた贖罪の食材はこの贖宥状にあたるのでは…? カトリック教は十字軍の派遣費用でお金がない。でも贖宥状を売るようになってそれは変わる。 これさえ民売ればお金が儲かる。民は罪が軽くなると思い買う。聖書の教えは利用されお金に… この贖宥状を売っている様を「杜撰な計画」と言っているのではないでしょうか? 死体=無視され意味をなくした聖書とも解釈できます 民はおいしい思いを出来る(罪の軽減)。食材(贖宥状)がなければ死体(教義を無視された聖書)から作ればいい。 どんどん作って売れば 元手がなくても稼げるので女将はもう過去の貧乏時代に戻れない。 こんなおいしい商売があるのに、綺麗事を言って、そんな彼達は死んでいった。世の中柔軟に生きないと馬鹿を見る。 この後、客を騙して(虚構を売っていた訳ですから)おいしい思いをしようとした女将は糾弾されます。 史実では、ルター派をカトリックは認めざるを得ない事になるわけです。 ですがカトリックが消える訳でもなく、ルター派も消えず、その後のヨーロッパに禍根を残す事になります。 この後、宗教改革が元で新たに三十年戦争へと突入していきます。 (この禍根や三十年戦争がまた別の曲に繋がって行きそうなんですがここでは黒い女将についてのみとりあえず…)
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