03『黒き女将の宿』 専用考察スレ
79:名無しさん@何にするか募集中2010/12/20(月) 14:39:54 ID:zc2uUb3iAAS
話をぶった切るかもしれませんがちょいと失礼。

何の本で読んだのかは忘れてしまったのですが、
絞首台からきた男と似たような話を小学生くらいの時に読んだ記憶があります。
その話は、貧しい夫婦が夫の稼ぎだけでは食いぶちにとうとう困り、
しかし妻が「どうしても肉が食べたい!」と騒ぎたてます。
夫は健気に働きに出ますが、肉など買える金は到底稼げず、
しかし手ぶらで妻の元にも帰れない。
困り果て途方にくれる夫ですが、帰宅途中に首を吊っている自殺死体を見つけます。
「このご時世だ、この人も苦労の末に…」と気の毒に思い、
成仏して下さいと黙祷してからその場を去ろうとしますが、
そこで妻の言葉を思い出し、やはりこのままでは帰れない…
首を吊った男を見て、夫は罪悪感にさいなまれながらもその男の体の一部を切り取り帰宅。妻に人の肉とは言わずに出します。
妻は勿論大喜び、夫はとても食べる気にはなれず、早々に就寝。
その晩、扉をとんとんと叩く音がして夫婦は目を覚まし、妻が応対に出ます。
それで、「俺の○○○(何処取られたか忘れました;)を返せ!」と言う声と共に妻の悲鳴がし、
かけつけてみると首を吊っていた男が妻を引き摺って去っていった…みたいな話です。

これを思い出すと、別にぶらん子が自殺したからと言って、
女将を恨む理由がないとも言い切れない気がしたのですがどうでしょう…メルも「とられたものはとりかえす」みたいな事言ってますし。
1-AA