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03『黒き女将の宿』 専用考察スレ
111:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 00:19:41 ID:0ZUE4kdh 初めまして、横から失礼します。 黒き女将の宿の元の童話は「絞首架の男」ではないでしょうか。 岩波文庫の金田鬼一訳、完訳グリム童話で見つけました。 本編とは別に断篇となっている物語のようで、とても短いです。 以下あらすじです。 あるばあさんのところへ、夜にお客がたくさん来た、けれどもだす食べ物がない。 死人が一人ぶらんこをしている絞首架(くびつりだい)へ行って、 その死人の肝臓を切りとってきて、それを火であぶって、客たちにだした。 夜中に、戸をとんとんとたたく者があるので出てみると、 そこにはぼうず頭で目玉がなく、腹に傷がある死体が。 「おまえ、髪の毛はどこにあるの」「おらの髪は風に飛ばされちゃったのさ」 「おまえ、目玉はどこにあるの」「おらの髪はカラスにほじくりだされちゃったのさ」 「おまえ、肝臓はどこにあるの」「おらの肝臓は、おまえがむしゃむしゃ食べちゃったのさ」 死体の一人称が「おら」なこと、ぶらんこ描写までありましたので、これで間違いないかと思います。
112:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 00:31:50 ID:0ZUE4kdh すみません、>111です 「おらの髪はカラスに〜」ではなく「おらの目玉はカラスに〜」でした 打ち間違い失礼しました;
113:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 00:41:41 ID:88Cbfrun 97の者です。 >100さん わたしもグリム童話には余り詳しくないです・・・。元ネタの話もよく知らずに書き込んだのは良くなかったですね・・・。 グリム童話には墓堀人や医者の話は出てこないと思います。 私が読んだのはグリム童話の本ではなく、「死のイメージの歴史」的なものを扱った本でした。(題名を忘れてしまいました・・・) しかし、ドイツ農民戦争などの歴史的背景が設定されていたりするので、Revo陛下が時代考証的なことをなさっているんだとしたら、 こういう考え方もあるんじゃないかなー・・・、と思っただけです・・・。 この説でいくとすると、わたしは「死体が無ければ作れば良いじゃない」からは女将が自ら積極的に何らかの手段(罪を着せて絞首台送りにするetc.)で死体を作り始め、それ以降が『絞首台から来た男』と一致する流れになるのではないかと考えています。 それまで解剖後のおこぼれをもらっていただけだったのが、肝臓目的に殺人に近いことを計画し、解剖してくれる人を単に肝臓を取り出す手段として考えるようになったことで、女将が被害者の復讐の対象になるのではないかと・・・。 飛躍し過ぎですかね・・・。 あと、「贖罪」は前にどなたかが仰っていたように、「客をほっぽり出して外出し、小一時間待たせた」ことに対するものだと思っているので、あまり問題は無いかと・・・。 言葉足らずですみませんでした・・・。 >108さん すみません、わたしの言葉の選び方が悪かったです・・・。 墓堀人などの話が書いてあった本は、きちんと読み込んだ訳ではないので曖昧なところもありますが、 現在で言う「医者」というよりは、「解剖学的関心がある人間」というニュアンスの表現でした。 学者・・・というのもまた少し違うのですが。紛らわしい表現をしてしまい、失礼致しました。 お二方とも、お返事くださってありがとうございました。
114:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 06:01:42 ID:cNAZpVcq 突然すみません。 この曲の歌詞の「赤い七」だけ見つけられないのですが、見つけた方いますか?
115:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 16:32:05 ID:gRss5xxm >>110さま 「潰される」→「吊される」では? 私も最初聞こえましたけど(笑) >>114さま 同じく見つけられませんでした…。 他にも赤い七が無い曲ありませんかね? 何か意味が有るんでしょうか…。
116:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 17:20:38 ID:Vs79oJ45 >>114・115 「擦り切れて」の「切」に七が入っていますが赤くなってませんね……。 冥王の時のように、誤植なのか意図してなのか…というところですね。
117:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 17:21:47 ID:Vs79oJ45 >>116 すみません、曲間違えましたオハズカシイ…;;
118:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 02:24:16 ID:HNWB6Cyw 114です。 スレチかもしれませんが、見つけた赤い七をいちおう書いておきます。2つ以上見つけたものもありますが、とりあえず1つだけ…… 宵闇→七人の女優〜「七」 火刑→虐げられる〜「虐」 硝子→此の世界で〜「世」 生と死→喋るパン〜「喋」 薔薇→七の罪科〜「七」 青き→虚しさ〜「虚」 磔刑→虚ろな儘〜「虚」 暁光→七の墓碑銘〜「七」 なんでこの曲だけ無いのか……。 あやしいとすれば、二度とは〜の「度」なんですが赤くないっぽい。 そういえば「七」の漢字の由来は、十字に切った腹部から内臓が飛び出している様子……らしいですね……。 「七」の漢字が出来たくらい昔は、内臓の数は「七」と認識されていたそうです。……ちなみに、心臓、肝臓、腎臓、脾臓、肺、胃、腸らしい……。 内臓が出てくる=「七」が出てくる……みたいな。 だからなんだって話ですが。 長々とすみません。
119:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 04:59:01 ID:wgg//HFe 赤い七の流れをきってしまって申し訳ない。。 個人的な考察をつらつらと書かせて頂きます。 長文失礼します!! >>79 その話って怪談レストランの「俺の足を返せ」(←記憶があっていれば)と言う話だと思います。 絞首刑だったか首吊り自殺だったかは覚えていませんが、 きこりの男が死んだ男の足の肉を持って帰る。 間省略 その日の夜にきこりが切り取った足の肉が剥げた男がやってくる。トントン。 男「俺の足を返せ」 奥さん「お前の足なんて知らないよ。(玄関を開けながら)何処にあるんだい!?」 男「お前が食ったんだ!!」 そして奥さんは男に引きづられてった。 みたいな。。。←記憶の曖昧さが………。 私も最初にこの話を思い出しました。 ブラン子は絞首刑でも首吊りでもなく女将に吊られたのだと思うのですが。 たとえ、それまでそれなりに仲が良くても暴走してしまったのなら殺してしまえると思うんです。 普段はちゃんと動物の肝臓を使ってたけどなかったから、死体から肝臓を頂戴して、 それが大ウケしたから、動物より安いし上手いし、一石二鳥!!みたいに思って暴走。 →ブラン子殺害。に至る?? 後これはもしかしたら?と思うのですが。 ブラン子が人生に諦めかけてるなら、然程、復讐をしたいと考えにくいかなと。 でも死揮者に指揮されて歌い、メルヒェンに復讐を促される。 メルの言い方が、「まあどうでもいいけど、盗られたなら取り返すべき」みたいに聞こえるのです。 言葉の意味と言うよりも言い方という点なので不確かですが。 本当、長くてすみません。
120:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 05:06:59 ID:wgg//HFe 上にあれだけ書いたのにまだ言いたいことがありました。 すみません。 ラストの「とんとん」コーラスに男性も入ってきているんですよね。 徐々に声も増えているし。 女将の暴走に巻き込まれたり、それより前に女将の犠牲(綺麗事ばかりじゃないわよ)になった方々のかな?と思いました。 いろんな方の考察を読むのは視野が広まっていいですね。
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