03『黒き女将の宿』 専用考察スレ
147:ミロ2010/12/26(日) 20:05:28 ID:sdyEqRB5 [sage ]
132〜134の考察の図解を制作してみました。132〜134の考察と合わせて見ていただけると幸いです
左側がぶらん子が死ぬ前、右側が死んだ後です。右側文章ですが…

www.dotup.org

今回キャラは、その当時の宗教や出来事を揶揄している、と言うのが私の考えです。
ぶらん子=宗教に振りまわされた当時の農民の揶揄、女将=キリスト教会の揶揄、などです。

揶揄は童話によく潜んでいます。傲慢な権力者の滑稽な姿を皮肉って童話に織り込む事で、
本人に気づかれる事なく権力者を皮肉する…Revoさんはそれをこの曲でやっているのだと思います。
もしかしたらメルヒェンの他の曲にもそういったものが潜んでいるかもしれませんね


>>143さん
上記の図解でもそうなのですが、女将=カトリック教会、と統一しました。
カトリック教会に絡む諸侯とか家とか沢山あるんですけど、その人たちの事まで含めようとすると
訳わからなくなりそうだったので…女将=カトリック教会とさせてください。


十字軍の失敗で教皇への信仰は薄くなっています。信仰が薄くなるという事は、教徒からお金が入らない事を意味します。

調べると、当時はカトリック教会自体の腐敗が進み、歴代のローマ教皇は相当贅沢に暮らしていたようです。
贖宥状を発行した教皇レオ10世は浪費が激しく、道楽にお金を使い財政の圧迫を招いています。
何より十字軍失敗のしわ寄せが来ていて、贖宥状の利益の7割を割くほどの大借金となってました。

持っていれば罪を軽くする(とカトリック教会がでっち上げた)贖宥状はカトリック教徒達に大人気
そんな贖宥状の発行をやめてしまうと借金返済の頼みの綱が消えてしまいます
同時に借金だけが残り、贅沢な生活をする事も不可能となってしまいます


贖宥状を発行した教皇レオ10世の出身家、メディチ家が教皇レオ10世の前の代で没落しており、
教皇レオ10世が立て直した事も昔のように惨めな生活に戻りたくない、の一因と言えそうです。

訛りについては教皇レオ10世の前の代、没落を招いたピエロ時代、メディチ家は亡命生活を送っており、
その名残…というのは苦しいでしょうか…ピエロは川でおぼれて死んでますし。
しかし川で溺れて…はサンホラ関係なく惨めですね…



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