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03『黒き女将の宿』 専用考察スレ
169:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/29(水) 17:18:28 ID:t6V1ygxO [sage] 「事実であれ虚構であれ〜」について、勝手な解釈を失礼します。 事実と虚構は、単に元ネタとの差異を示しているのではないかと思いました。 なぜなら、もしメルが「それが事実なら、とられたものは取り返すものさ」 とだけ言った時、元ネタとなる絞首台の男は肝臓を取り返せないことになるからです。 おとぎ話では、おそらく実際に罪を犯して絞首刑になった男から肝臓をとっています。 仮に男が「俺は謂れなき罪で殺され、肝臓をとられた」と言った場合、「虚構」になります。 それでも、男は肝臓を奪い返すために亡霊となって現れます。 (=「謂れなき罪で吊るされた」という内容が虚構であれ、 とられたものは取り返す) 冤罪で死刑になった人間(ぶらん子)が「おらは謂れなき罪で殺され、肝臓をとられた」 と言った場合、それは「事実」です。 有罪で死刑を執行された死体でも、内臓を抜き取られたなら奪い返す権利がある。 であれば、謂れなき罪を着せられて死んだ人間ならなおさら。 (=「謂れなき罪で吊るされた」という内容が事実なので、 とられたものは取り返す) 長くなってしまいましたが、 「無罪でも有罪でも、肝臓をとられたら復讐していいんだよ」 ってことだと思いました。 ですが、「だからぶらん子はウソをついていない、無実」とは言いません。 「必死に生きたけど」のあたりはうそ臭いなぁと思っています。
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