03『黒き女将の宿』 専用考察スレ
177:ミロ2010/12/31(金) 03:16:43 ID:xu6qBaqr [sage ]
>>176さん
いえ、考察はさまざまな角度から検討されるべきものだと思います。ご意見頂ける事はとてもありがたいですので、
どんどんぶつけていただいて構いません。確かにこの考察では女将=カトリック教会、へ至った経緯が欠けています。
最初に、私の認識違いから、一部曲中の時代では存在しないであろう史実を引っ張り出してしまっています。
「住んでいる土地の領主の宗教が、住んでいる農民の宗教になる」という記述です。申し訳ありません。修正させてください。
この時代にこれが登場するのは間違いです。プロテスタントが別宗派として認められた時、同時にこの取り決めが決まったのであって、
プロテスタントが登場していないであろう曲中では、この取り決めは存在しません。カトリックしかヨーロッパにないからです。

ルターはあくまでカトリック教の一教徒であり、それに同調したルター派も、カトリック教会の腐敗を正したいというルターの考えに
同調しただけであって、カトリック教から抜けた訳ではないからです。考えが違うだけで、
カトリック教会(の腐敗である上層部)とルター派は同じカトリックです。腐敗を正したい一派がルター派として動き出していた。
(ルター派は最初、カトリック教会の腐敗を正す事を目指していただけで、新しい宗派を作る目的で動いていませんでした)
ですので、女将(カトリック教会)と彼氏達(ルター派のカトリック教徒)が恋人でも不自然ではありません。同じカトリック教徒ですので。

ぶらん子がルター派からカトリックへ移った(村から女将に売られた)事から、
「住んでいる土地の領主の宗教が、住んでいる農民の宗教になる」が適応され、カトリックになったのだと誤解していたのですが、
ルター派もカトリックであり、正確に言うと「ルター派の主張を信じていたカトリックが、ただのカトリックに戻った」が正しいです。
いるのは皆カトリックであり、その中でもルターの考えを指示するかしないかで別れていただけなので、戻るのは簡単です。
ただルターの考えている「キリスト教の腐敗を正す」という考えに同調するのをやめればいいだけです。

申し訳ありません。これは私の引用間違いです。「領主の宗教が、農民の宗教になる」はこの曲では適応されません。
曲中でプロテスタントが別宗派として発生しないであろうとは考えていたのですが、ルター派の定義を勘違いし、
別宗派のように扱ってしまっていた所と、同じカトリックであると扱っていた部分があり、混乱させてしまいました。
お詫びとともに修正させてください。(長文なので一度切ります。)
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