03『黒き女将の宿』 専用考察スレ
193:名無しさん@何にするか募集中2011/01/09(日) 21:52:37 ID:VJCPBsE+AAS
>>192
190さんではないし、冒頭のぶらん子=女将説とは考えてはいない者ですが
ぶらん子と女将は同郷の出身で、女将もまたぶらん子と同じように売られてきた身だと思っている派です。
女将が売られた先は売春宿だったのではないでしょうか?
そして、愛した男たちは客として女将が相手をした者たちの中でも特に印象的だった男だったのではないかと…。
きっと若いころは美しい人で(じまの声からは想像できませんがw)
それなりに客も付き、常套句か本気かどうかまではしりませんが男達からも口説かれたり愛されたりしたのでしょう。
そこから図太く生きて綺麗ごとじゃないこともして店を構えるまでに至ったのだと自分は解釈しています。
ぶらん子を拾ったのは同郷出身で自分と同じ境遇の娘に同情したからだと思ってます。
ぶらん子は「売られた」けど、引き取った女将はぶらん子を商品(売春婦として客を取らせるなど)として扱わなかった。
だから「買った」ではなく「拾ってやった」という表現をしているんじゃないかと…。
ぶらん子と女将が同郷で同じような境遇だったなら、女将の最後の訛りセリフの説明もつきますし。

ちなみにぶらん子が吊るされた理由ですが、女将に殺されたのではなく冤罪で絞首刑になったのだと思ってます。
ただし、絞首刑の理由は身に覚えのない罪だったけど、肝臓取りに関しては女将の共犯だったのではないかと…。
死体がなければ作ればいい=自分が殺して作っていたのではなく、
罪のない人に冤罪を着せて絞首台に送るという形で死体を作っていたのではないかなーと。
ぶらん子の罪というのは、女将の共犯になって罪のない人に冤罪を着せる噂をながしていたのでは?
冤罪を着せられては処刑される人が増えていくうちに村人たちの間で疑心暗鬼が生まれ、
誰もがあれこれと隣人たちの罪を密告しあうようになり
とうとうぶらん子も誰かに身に覚えのない罪を着せられて絞首台に送られてしまった。
罪を着せたのは女将ではなく誰か別の村人だったのではないかと思うのですが、
しかし女将はぶらん子の死体からも肝臓をとったのではないかと…。
ぶらん子にしてみれば主犯の女将が生きていて、しかも自分の死体から肝臓を取ったというだけで
復讐の十分な動機になると思います。

冤罪の噂を流して絞首刑にかけられる人を増やすというのがエリーゼに笑われていた「ずさんな計画」。
ぶらん子一人を殺したところで大した量の料理にはならないので、もっとたくさん死体を作る必要があったと思うので…。
冤罪で刑に処される人が増えるたびに、密告しているのはこいつか?いや、こいつか?
まさに殺られる前に殺らなきゃヤバイ!状態で
村人たちが疑心暗鬼に駆られ密告し合いになるのは自然な流れなんじゃないかと…。
Lostの「失われし詩」は不確かなうわさで滅びた国のことを唄っていますが、それと似た現象を連想しました。
1-AA