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03『黒き女将の宿』 専用考察スレ
93:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/20(月) 23:12:09 ID:DYn5K4pM >>82 ありがとうございます 日本語に聞こえてなかったです;;後で聞きなおしてみますね 外国語でキーワードがーとか思ってたのでうむー >>86 自分も杜撰な計画は 食材を死体からいただくことでぼろ儲けする計画だと思ってました 杜撰なので(人肉の件or殺人が)バレ、ぶらん子に罪を着せた?のかと
94:m 2010/12/20(月) 23:24:11 ID:Sf649and 「杜撰な計画」についてですが、肝臓関係でちょっと疑問を並べてみました。 人間の死体から取ってきた肝臓を料理に使うって、質的・量的に「ん?」って思っちゃうんですが…… 人間の肝臓は、成人一人当たり1kgと聞きます。 私は大食な方ではないので100gもニラと一緒に炒めたのをご飯やパンのおかずにしたらおなかいっぱいですけど レバーメインの料理の上に、ヨーロッパの食事スタイルだと主食が少ないから 「自慢のおいしい肝臓料理」一人前に3〜500gは使うと推測します。 つまり肝臓ひとつから料理せいぜい2〜3人前。 一般家庭ならともかく、客を取って食事を出す宿屋でそれで足りるでしょうか。 また、元手が掛からないこと考えても一度に取れる量が2〜3人前では 手間を考えると最初の一人の時点で「楽して儲けよう」という考えにはならない気も。 単純に内臓の大きさが体重に比例するとすれば牛なら1匹から10kgのレバーが取れるから ヒトの死体を漁るよりもどこかで牛を盗んでくる方が考えやすいだろうのに、何故ヒト……? ここは単に「元ネタの話で人を喰ってるから」ってだけで、考えなくてもいいところでしょうか……? あと、他の場合はともかく、ぶらん子から肝臓を取ったとして、それってレバーとしておいしいんでしょうか。 彼女は子供の頃「いっつも腹を空かせてた」ようですが、レバーって脂ののってるほうがおいしくないですか? 要はフォアグラですが、鶏みたいにいろんな個体から取れたのが交じってるのだと、 脂が付いておいしいのと脂がなくてぱさぱさしておいしくないのと、顕著だと思います。 貧しい食糧事情で育ったぶらん子の肝臓に、仮に吊される直前の短期間にフォアグラのようにどか食いさせられても 人間の場合、そんなに急に脂肪肝になるかどうか…… あと、時代的にぶらん子じゃなくてもそんなに普段から食べて肥えてるヒトも少なそうだし、 偶々見つけた屍体or殺した人が脂ののった肝臓だという確率も低そう。 捌く前から予測できるような、いいモノ喰って肥えてる金持ちや権力者なら 殺すのも難しいし刑死した場合も屍体が厳重に管理されてることが考えられるようにも…… 肝硬変まで進んでてそもそも料理に使えない、なんて肝臓は少ないとは思いますが。 ……女将の料理の腕が神業級でどんなレバーでもおいしく料理できちゃうのなら万事解決?
95:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/20(月) 23:30:47 ID:Pxj5CzJ1 [sage ] >>94 別に焼き鳥屋のレバーって油がめちゃくちゃのってる訳じゃないですよね? フォアグラが必ずしも必須ではないとも言えます。
96:かの 2010/12/20(月) 23:41:40 ID:cXiTfUcE わたしの妄想ですが。 黒いブランコは絶対に死体でしょうが、多分複数なのだと思います。 女将が吊るした、森の奥の死体たち、という幻想が! わたしは、田舎娘の死因は絞首刑か女将に殺されたかだと思っています。 女将「『貧しいのはぁ……ひもじいのはぁ……』あの娘のお守りはもう嫌ぁ!」 女将の言い訳に聞こえるのです。 表面上は仲良くやってたけど、もうあの娘の自分語りが鬱陶しかったから食材にしたの、という自分への言い訳。 もしくは、自分の手を汚さずに食材を手に入れるため、刑を決め執行する人間への告げ口。 じまさんの貧しいのくだりが、真似をしている演技にきこえたのです。 女将については、娘と同じような境遇であり、店を経営するので手一杯。 しかし娘を放置出来ず雇い、ある日くしゃみをして料理を台無しにし、これで店が潰れたら生きて行けなくなると頭パーン!になった女将は肝臓を採りに行ったのではないかと。 最初は森の首吊り死体から。 エスカレートして、とここで唐突に妄想終了です。 脈絡なくてすみませ…!
97:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 00:16:55 ID:xq++VrAx 初書き込みかつ流れを切るようで申し訳ありませんが、失礼致します。 皆さんは「女将、あるいはぶらん子が自ら死体を解体している」ということを前提に議論されていますが、個人的にはこれに疑問があります。 歌に歌われているところ(「ご用意致しましょう」の後)が初犯だとするならば、女将は宵闇の中小一時間で死体のある場所まで行って、 死体から肝臓を抜き取り、食材らしく加工?して、多分汚れたであろう服や手を洗って、お客の前に戻ってこなければなりません。 当時は電灯もありませんし、頼れるのは蝋燭やランプの薄明かりだけ。吊るされたままの死体っていうのも安定しなさそうですし、 下ろしたとするならばさらに時間がかかります。とても素人が思いつきで出来ることではないと思うのです。 (そもそも、人の解剖ってそんなに簡単なことなんでしょうか) そこで思い出したのですが、この前読んだ本に、黒死病などの蔓延で死者が多く出るようになると、埋葬されたばかりの遺体を掘り出して、 解剖用として医者に売る墓堀人が頻繁に現れるようになったそうです。そのおかげで外科手術の技術が飛躍的に向上したともききます。 わたしが思うに、女将はこれらのことを知っていて、死体解剖を行っている医者のところに行って解剖後いらなくなった肝臓を貰ってきたのではないでしょうか。 それならばおそらく(医者の家までの距離にもよりますが)夜闇の中でも小一時間で戻って来れますし、手も汚れません。 医者が解剖して摘出したものなら、普通の食材と偽ってお客に見せても大丈夫そうですし。 ただ、ペスト菌は肝臓でも繁殖するらしいので、黒死病で死んだ人間の肝臓を食べると感染しそうですが・・・。 病死でない人間を選んでいたのでしょうか。医者ならその辺りも分かるのかもしれません。 皆さん、どう思われますか? 初書き込みなのに、長文失礼致しました。
98:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 00:23:35 ID:ah7RyyVr 女将が自分のことを『クソババアが一人』と言っているのが気になります。 この歌はあくまでもぶらん子の視点から見たぶらん子の人生がメインです。 で、そのぶらん子が女将のことを「おいクソババア」と呼んでいるので、女将がわざわざ自分のことをクソババアと言ったのは、ぶらん子の視点が女将の語り部分にも影響しているのでは? そうすると、女将の行動すべてを一概に信用することができなくなります。 メルヒェンは「事実であれ虚構であれ」と、若干ぶらん子の言い分を疑っている節があるようですし。 また、女将の最後の「おら、貧しいのは……ひもじいのは……」のところですが、「おら」という一人称や「まずしい」が「まずすい(ぶらん子の訛りっぽい)」と聞こえます。 復讐シーンが曖昧なのは、本当は復讐ではないからではないでしょうか。 女将とぶらん子は共犯で、でもぶらん子は罪から逃れたいから、復讐という体裁をとることで自分を正当化……とか。
99:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 00:25:05 ID:xq++VrAx 97です。変なところで改行してしまってすみません・・・。
100:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 09:10:14 ID:XjQBP/D0 [sage] >97さん 私はグリム童話に詳しくはないので、こちらで得た知識に当て嵌めた事しか書けませんが、 元ネタの童話『絞首台〜』と『贖罪の新鮮な食材』という言葉から、遠い内容だと思うのですが…。 童話に医者や墓堀人が出てくるのですか? >98さん 『クソババア』の前に、『とうがたって』とあるので、 ただ単純に、女将が自分自身を客観的に表現したもの、と思います。 女将が結婚しているのかは分らないのですが、宿の経営が女将一人だとすると、 結婚相手や息子・娘など身を寄せる相手がいない印象がします。
101:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 10:01:25 ID:r4EDbUsg >>94 一回にとれる量が2〜3人前だったとしても、元手がただ(死体)なら儲かるんじゃないですかねえ。 魔女狩りなどの横行した時代でしたので、絞首刑になる人はたくさんいたでしょうから 最初のうちは材料に困らなかったんだと思います。 ただやっぱり所詮2〜3人前しか取れないので、評判になり注文する量が多くなるにしたがって需要と供給(絞首刑になる人)が追い付かなくなってきて死体がなければつくればいいじゃなーい?になったのかと…。 個人的に、女将が死体を作った(冤罪をかぶせて罪のない人を絞首刑にした)のは、ぶらん子が最初ではないと思ってます。 いろんな人に冤罪をかけて絞首台に送っていて、それにぶらん子も一役買った。そのうちに自分も冤罪をかけられたのではないかと…。 ぶらん子が絞首刑になった理由は死体あさりではなく、冤罪をかけられる人が多発して皆が皆疑心暗鬼にかられ告げ口で罪をかぶせあううちにぶらん子と女将にもそのお鉢が回ってきただけかもしれません。
102:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 11:34:49 ID:S7aeok6p 既出ですが「あんな娘のお守りはもう嫌」ではなく 訛っていますが「あんなみずめ(みじめ)な思いはもう嫌」に聞こえますね
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