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03『黒き女将の宿』 専用考察スレ
109:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 22:22:58 ID:ObqHvApv とりあえずまとめてみますね。 ・何故女将が席を外し、ぶらん子が平謝らなければならなかったのか。 これに関しては「女将がくしゃみをし(セリフがそう聞こえる)料理を台無しにしたため、急ぎ調達するはめになる」 「上記とは別の理由で食材が足りなくなり、急ぎ調達するはめになる」 ですね。女将はこれが初犯であり、この時点ではぶらん子は生きている という点は皆様一致の意見だと思います。 かまんぐがなんと言っているか確定できればいいんですけれど…。 ・で、ぶらん子の死因。 童話の元が絞首台から来た男(客)ということもあり、「なんらかの罪を着せられ、絞首刑にされる」 女将の人殺しの罪をぶらん子に着させ、絞首刑にしたと考えるとその時点で黒狐亭が人間の肝臓を出すことが公にしられているので ぶらん子の肝臓を盗む必要性がなくなり、復讐シーンのセリフに違和感が生じるのと、 イラストの背景が森で、絞首台とは言い難い点が残ります。 (黒狐亭が人間の肝臓を出していることがバレていない状態で絞首刑が行われ、 女将が継続して運営するのならぶらん子の肝臓が死んでから利用された可能性はあります) 及び「ぶらん子がなんらかの理由で自殺。その後女将に肝臓を利用される」 童話のモチーフと少々異なり、自殺理由が薄い点(女将への恨みは肝臓を盗まれる前から多少はあるはず)から まだ確定には至りませんが、イラストを見る限りは有力です。 私自身原作の童話をみたことがなくて申し訳ないのですが>>79 さんの内容であればなかなか納得がいきます。 その他、女将と共犯説、つまみ食い説、実はぶらんこ=女将説など 歌詞の内容としては「真実であれ虚構であれ」「杜撰な計画」「身に覚えのない罪」がひっかかっているようです。 わざわざ戦争を前半歌詞に置いているくらいだから、何かしら関係してくるはず。黒いぶらんこの「黒い」はただ衣装が黒っぽいだけなのか。 そもそも女将に人体掻っ捌いて肝臓取り出せる技術があるのか、味を占めるほど人間の肝臓っておいしいのか、 繁盛した店にしては人間の肝臓で量的に足りるのか…悩み、ひっかかりどころは様々です。 皆様のお役に立てればと、長々と大変失礼しました。 はやくスッキリしたいですね!
110:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 22:57:12 ID:FFM3M+4z [sage ] 初めての書き込み失礼いたします。 79含め上の説では「潰された」の表現に疑問が残るように思います。 家畜のように食材として利用するために殺されたからこその「潰される」ではないのかな……と。 なので、私は自殺説には賛成できないかな…… あ、でもぶらん子が語る中の嘘にここが含まれてしまうと意味がないですね。 うーん、難しいですね。 でもぶらん子=女将説など読んでいて非常に面白いです!
111:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 00:19:41 ID:0ZUE4kdh 初めまして、横から失礼します。 黒き女将の宿の元の童話は「絞首架の男」ではないでしょうか。 岩波文庫の金田鬼一訳、完訳グリム童話で見つけました。 本編とは別に断篇となっている物語のようで、とても短いです。 以下あらすじです。 あるばあさんのところへ、夜にお客がたくさん来た、けれどもだす食べ物がない。 死人が一人ぶらんこをしている絞首架(くびつりだい)へ行って、 その死人の肝臓を切りとってきて、それを火であぶって、客たちにだした。 夜中に、戸をとんとんとたたく者があるので出てみると、 そこにはぼうず頭で目玉がなく、腹に傷がある死体が。 「おまえ、髪の毛はどこにあるの」「おらの髪は風に飛ばされちゃったのさ」 「おまえ、目玉はどこにあるの」「おらの髪はカラスにほじくりだされちゃったのさ」 「おまえ、肝臓はどこにあるの」「おらの肝臓は、おまえがむしゃむしゃ食べちゃったのさ」 死体の一人称が「おら」なこと、ぶらんこ描写までありましたので、これで間違いないかと思います。
112:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 00:31:50 ID:0ZUE4kdh すみません、>111です 「おらの髪はカラスに〜」ではなく「おらの目玉はカラスに〜」でした 打ち間違い失礼しました;
113:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 00:41:41 ID:88Cbfrun 97の者です。 >100さん わたしもグリム童話には余り詳しくないです・・・。元ネタの話もよく知らずに書き込んだのは良くなかったですね・・・。 グリム童話には墓堀人や医者の話は出てこないと思います。 私が読んだのはグリム童話の本ではなく、「死のイメージの歴史」的なものを扱った本でした。(題名を忘れてしまいました・・・) しかし、ドイツ農民戦争などの歴史的背景が設定されていたりするので、Revo陛下が時代考証的なことをなさっているんだとしたら、 こういう考え方もあるんじゃないかなー・・・、と思っただけです・・・。 この説でいくとすると、わたしは「死体が無ければ作れば良いじゃない」からは女将が自ら積極的に何らかの手段(罪を着せて絞首台送りにするetc.)で死体を作り始め、それ以降が『絞首台から来た男』と一致する流れになるのではないかと考えています。 それまで解剖後のおこぼれをもらっていただけだったのが、肝臓目的に殺人に近いことを計画し、解剖してくれる人を単に肝臓を取り出す手段として考えるようになったことで、女将が被害者の復讐の対象になるのではないかと・・・。 飛躍し過ぎですかね・・・。 あと、「贖罪」は前にどなたかが仰っていたように、「客をほっぽり出して外出し、小一時間待たせた」ことに対するものだと思っているので、あまり問題は無いかと・・・。 言葉足らずですみませんでした・・・。 >108さん すみません、わたしの言葉の選び方が悪かったです・・・。 墓堀人などの話が書いてあった本は、きちんと読み込んだ訳ではないので曖昧なところもありますが、 現在で言う「医者」というよりは、「解剖学的関心がある人間」というニュアンスの表現でした。 学者・・・というのもまた少し違うのですが。紛らわしい表現をしてしまい、失礼致しました。 お二方とも、お返事くださってありがとうございました。
114:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 06:01:42 ID:cNAZpVcq 突然すみません。 この曲の歌詞の「赤い七」だけ見つけられないのですが、見つけた方いますか?
115:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 16:32:05 ID:gRss5xxm >>110さま 「潰される」→「吊される」では? 私も最初聞こえましたけど(笑) >>114さま 同じく見つけられませんでした…。 他にも赤い七が無い曲ありませんかね? 何か意味が有るんでしょうか…。
116:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 17:20:38 ID:Vs79oJ45 >>114・115 「擦り切れて」の「切」に七が入っていますが赤くなってませんね……。 冥王の時のように、誤植なのか意図してなのか…というところですね。
117:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/22(水) 17:21:47 ID:Vs79oJ45 >>116 すみません、曲間違えましたオハズカシイ…;;
118:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/23(木) 02:24:16 ID:HNWB6Cyw 114です。 スレチかもしれませんが、見つけた赤い七をいちおう書いておきます。2つ以上見つけたものもありますが、とりあえず1つだけ…… 宵闇→七人の女優〜「七」 火刑→虐げられる〜「虐」 硝子→此の世界で〜「世」 生と死→喋るパン〜「喋」 薔薇→七の罪科〜「七」 青き→虚しさ〜「虚」 磔刑→虚ろな儘〜「虚」 暁光→七の墓碑銘〜「七」 なんでこの曲だけ無いのか……。 あやしいとすれば、二度とは〜の「度」なんですが赤くないっぽい。 そういえば「七」の漢字の由来は、十字に切った腹部から内臓が飛び出している様子……らしいですね……。 「七」の漢字が出来たくらい昔は、内臓の数は「七」と認識されていたそうです。……ちなみに、心臓、肝臓、腎臓、脾臓、肺、胃、腸らしい……。 内臓が出てくる=「七」が出てくる……みたいな。 だからなんだって話ですが。 長々とすみません。
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