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03『黒き女将の宿』 専用考察スレ
163:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/28(火) 20:32:02 ID:ifp0QUez いきなりスミマセンが・・・ 私はブラン子はドイツ人じゃないんじゃないかと思うんです・・・ 歌も今までにない訛りが使われ、遠くの町に売られたとあるので国境を越えドイツに来たのではと・・・ しかも東北らへんの訛りだと思い、ドイツの北側かドイツよりも北の国だと思うんです。 スミマセン出しゃばって
164:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/28(火) 21:10:29 ID:ONrceMFV [sage] この歌って、童話がベースですよね? 宗教を窺わせている歌詞もあるけれど、それはぶらん子の 生い立ちや黒狐亭で働くことになった理由を表しているだけなのでは? あと、女将の苦労話(惨めな〜)とありますが、ぶらん子の生い立ちがるように、 女将の過去を織り交ぜても不思議ではないし、これによって女将がぶらん子を 殺害しそうな気持ちも語られています。 >162さんの考察は、大変興味深いものなのですが、 『贖罪の新鮮な食材』には疑問があります。 此処に上がった説より 『贖罪』=罪人の肝臓 又は 墓を掘り返し強奪(←新鮮?) →肝臓が免罪符であっても、女将自身のものでなく、他人から奪取 した物。 『贖罪』=女将の所業 →教会が、女将の宿の実態を黙認するとは思えない。
165:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/28(火) 21:16:24 ID:ONrceMFV [sage] 164です。 ちょっと訂正 × 『贖罪』=女将の所業 ○ 『贖罪』=女将の肝臓入手経路 贖罪には二通りの意味、『罪人の肝臓』と『女将の所業』があると 考えています。
166:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/28(火) 21:19:38 ID:T8MfDi1y 宗教改革を暗示しているのには納得させられました! 肝臓を取られた事の復讐が曲のメインであるならば、 失礼ながら曲の前半は不必要ですしね。 >163 ドイツ語の訛りを東北弁で表記する事がある…っていうのを 聞きました。 農民って意味なら、東北は農業のイメージがありますからね。
167:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/28(火) 22:53:37 ID:amyOJVqQ [sage ] 私は、宗教関係の歌詞は 女将の生きた時代背景を表しているだけだと考えています 貧しい生まれだった女将は、 紆余曲折(“綺麗事だけじゃないわよ”な部分?)を経て宿屋をひらく →同じく貧しい生まれのぶらん子を買う(拾う) →死体からとった肝臓での料理が評判になる →昔のような貧しい生活に戻るのが嫌で、どんどんおかしくなっていく →ぶらん子殺害 大まかにこんな流れで想像していました 途中に出てくる「贖罪の新鮮な食材」は、 長時間待たせた客への罪滅ぼしに値する(味の)食材だと捉えています
168:ちょこころね 2010/12/29(水) 13:59:28 ID:PdzCoXzs 失礼します。 ここにあがっている幾つかの疑問などを 自分なりに解釈したものを言わせていただきます。 遠くの町 →ぶらん子のところも(多分村でしょうが)町だったかも知れません。 本当だとすれば、単に遠くへ売られたということを行っているだけかと。 女将さんの過去など →歌詞にある「人生の負傷」「綺麗事ばかりじゃないわよ」などから 相当な苦労人であることがうかがえます。 ですから「死体が無いなら〜」の辺りの訛りが 女将さん本人のものである可能性は十分あると思います。 贖罪とは何か →酒場か宿屋かは置いておくにしても、 お客様に出す食材を切らすことは本来あってはならないことです。 それは時代が昔であれ同じだったはずですから 贖罪に値する行為だと思います。 ぶらん子の死因は何か →詳しいことは判りませんが、自殺でも処刑でもなく女将が殺したのかと。 イラストの場面が死んだ直後であるわけじゃないですし。 イラストの場面ては多分女将が誰にも(動物含め)取られないように 木の上に吊るした辺りじゃないでしょうか。 でなければ誰にも見つからないよう森に隠したかだと思います。 この時点で死んでいるので屍人姫の規則性には従っていると思います。 事実であれ虚構であれとはどういうことか →ぶらん子の言葉を疑ってのことだと思います。 ただ、全部を嘘にするなんていう労力のいることは (多分)しないでしょうから 「必死に生きたけど」「遠くの町へと売られた」 など大半の話を本当としたときに 矛盾が見られるところではないでしょうか。 杜撰な計画 →「死体が無いなら作ればいいじゃない」の女将の考えや そこに関係する計画(?)そのものをさしていると思います。 楽して儲けようとしても〜のところも 材料が死体なら材料費かかりませんし、そのことだと思います。 また幾つか疑問があるのでそれも言わせていただきます。 ・何故女将は材料切れに気づかなかったのか ・何故客は酒場だと思ったのか、そして何故「仮にも」酒場なのか ・「結局人生ってなんだべ」と言っているがその前に 人生を語る人物がいたりしないので何故この言動に至るのか ・謂れの無い罪は何か ・復讐する理由が明記されていないのは何故か。 ・もし現実のことを童話の世界で復讐しているとした時に 何故真ん中や両端ではなく前から二曲目なのか。 (規則性を無視して突然そうなるのはサンホラでは極めて不自然である。) 長々と乱文を失礼しました。
169:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/29(水) 17:18:28 ID:t6V1ygxO [sage] 「事実であれ虚構であれ〜」について、勝手な解釈を失礼します。 事実と虚構は、単に元ネタとの差異を示しているのではないかと思いました。 なぜなら、もしメルが「それが事実なら、とられたものは取り返すものさ」 とだけ言った時、元ネタとなる絞首台の男は肝臓を取り返せないことになるからです。 おとぎ話では、おそらく実際に罪を犯して絞首刑になった男から肝臓をとっています。 仮に男が「俺は謂れなき罪で殺され、肝臓をとられた」と言った場合、「虚構」になります。 それでも、男は肝臓を奪い返すために亡霊となって現れます。 (=「謂れなき罪で吊るされた」という内容が虚構であれ、 とられたものは取り返す) 冤罪で死刑になった人間(ぶらん子)が「おらは謂れなき罪で殺され、肝臓をとられた」 と言った場合、それは「事実」です。 有罪で死刑を執行された死体でも、内臓を抜き取られたなら奪い返す権利がある。 であれば、謂れなき罪を着せられて死んだ人間ならなおさら。 (=「謂れなき罪で吊るされた」という内容が事実なので、 とられたものは取り返す) 長くなってしまいましたが、 「無罪でも有罪でも、肝臓をとられたら復讐していいんだよ」 ってことだと思いました。 ですが、「だからぶらん子はウソをついていない、無実」とは言いません。 「必死に生きたけど」のあたりはうそ臭いなぁと思っています。
170:ミロ 2010/12/29(水) 18:25:22 ID:FiGjobGb [sage ] >>164、165さん 「女将」は「末端の教会」ではなく、「カトリック教会自身」、総本山、教皇やその周辺、という解釈ですべての考察を行っています。 総本山の根が腐り、お金儲けを始めた事は歴史上の事実です。 「教皇レオ10世がサン・ピエトロ大聖堂の建築のための全贖宥を公示し、贖宥状購入者に全免償を与えることを布告した」 「サン・ピエトロ大聖堂建設献金のためという名目での贖宥状販売の独占権を獲得し、稼げるだけ稼ぐというものであった。」 とウィキペディアには書かれています。教皇やその周囲が、贖宥状販売により稼ぎまくる、 その姿を「女将」が「レバー」料理で大儲けし「味をしめ」て「暴走」した姿として揶揄しているのだと思います。 そうするとなんでぶらん子ごときが「総本山」にいるのか、とつっこまれそうですが、総本山に居る訳ではなく、 現実の世界では、カトリックに改宗し、カトリックの元で働いている時、「総本山」が「贖宥状」を発売しまくってる姿を見たんだと考えてます。 (農民戦争で負けた地域は、多くの農民が戦争で負けたルター派からカトリックへ改宗している) >>肝臓が免罪符であっても、女将自身のものでなく、他人から奪取した物 贖宥状は新約聖書の記述を曲げて発行したもの、「教義を無視された聖書」が「死体」の揶揄と考えています。 童話上の死体はそのまま「死んだ人間」、現実の世界では「教義を無視された聖書」というかんじです。図解にも載せておきました。 http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1321558.jpg ちなみに死体がなければ作ればいいじゃなーい?で作られた死体は「宗教改革、宗教戦争に巻き込まれ死んだ人の死体」だと考えてます。 >>教会が、女将の宿の実態を黙認するとは思えない。 「女将」自身が「カトリック教会総本山」ですので、カトリック教会自ら行っている金儲けにはどんどんGOサイン出していました。 末端の教会も贖宥状を発売してますが、総本山の指示で販売を行うよう命令してました。売れれば売れるほど総本山の懐に入るので >>女将の肝臓入手経路 聖書から都合良く解釈し、贖宥状と言う書状を作っているため入手経路は簡単なものです。 ただ上手く聖書の記述をを上手く利用し、印刷所に「このような書状を刷りなさい」と指示するだけでいいので。 それに童話の世界で女将を止めるものは死んでますし…(女将の彼氏達はすべて歴史上実在のルター派の騎士、諸侯です)
171:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/29(水) 20:00:05 ID:mrQBeA+Y [sage] 165です。 とりあえず、170さんが史実を基に考えている事だけは分りました。 私は童話をベースに考えているので、 >女将の彼氏達はすべて歴史上実在のルター派の騎士、諸侯です だとしても、女将の経歴を表しているものと推察しています。 『愛した男達』がルター派なら、女将がルター派でもおかしくないですし。 ぶらん子にしろ女将にしろ、治めている領主がルター派・カトリックに分れて いるのであれば、嫁ぎ先・出稼ぎ先は同じ宗派の村や街になるでしょう。 そして、170さんの説で考えるのであれば、ぶらん子の存在は必要ない気がします。 女将の存在だけで、話が完結するからです。 強いてぶらん子が居たというなら、曲中の男性客(免罪符を買い求める) と同じ扱いになるでしょう。 それから、ファイルが見られません。 確認してからアドレスを載せてください。
172:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/29(水) 20:01:30 ID:rhmfBHL7 ぶらん子の死因については、女将に殺されたものと思います。 首吊りですね。 殺された後、狂った女将が肝臓を取り出す際に出血し その血が酸化する事で「黒いぶらんこ」の出来上がりかと。 ところでぶらん子と女将の髪型って一緒ですよね。 売られるまではストレートヘアだった様な。
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