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03『黒き女将の宿』 専用考察スレ
96:かの 2010/12/20(月) 23:41:40 ID:cXiTfUcE わたしの妄想ですが。 黒いブランコは絶対に死体でしょうが、多分複数なのだと思います。 女将が吊るした、森の奥の死体たち、という幻想が! わたしは、田舎娘の死因は絞首刑か女将に殺されたかだと思っています。 女将「『貧しいのはぁ……ひもじいのはぁ……』あの娘のお守りはもう嫌ぁ!」 女将の言い訳に聞こえるのです。 表面上は仲良くやってたけど、もうあの娘の自分語りが鬱陶しかったから食材にしたの、という自分への言い訳。 もしくは、自分の手を汚さずに食材を手に入れるため、刑を決め執行する人間への告げ口。 じまさんの貧しいのくだりが、真似をしている演技にきこえたのです。 女将については、娘と同じような境遇であり、店を経営するので手一杯。 しかし娘を放置出来ず雇い、ある日くしゃみをして料理を台無しにし、これで店が潰れたら生きて行けなくなると頭パーン!になった女将は肝臓を採りに行ったのではないかと。 最初は森の首吊り死体から。 エスカレートして、とここで唐突に妄想終了です。 脈絡なくてすみませ…!
97:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 00:16:55 ID:xq++VrAx 初書き込みかつ流れを切るようで申し訳ありませんが、失礼致します。 皆さんは「女将、あるいはぶらん子が自ら死体を解体している」ということを前提に議論されていますが、個人的にはこれに疑問があります。 歌に歌われているところ(「ご用意致しましょう」の後)が初犯だとするならば、女将は宵闇の中小一時間で死体のある場所まで行って、 死体から肝臓を抜き取り、食材らしく加工?して、多分汚れたであろう服や手を洗って、お客の前に戻ってこなければなりません。 当時は電灯もありませんし、頼れるのは蝋燭やランプの薄明かりだけ。吊るされたままの死体っていうのも安定しなさそうですし、 下ろしたとするならばさらに時間がかかります。とても素人が思いつきで出来ることではないと思うのです。 (そもそも、人の解剖ってそんなに簡単なことなんでしょうか) そこで思い出したのですが、この前読んだ本に、黒死病などの蔓延で死者が多く出るようになると、埋葬されたばかりの遺体を掘り出して、 解剖用として医者に売る墓堀人が頻繁に現れるようになったそうです。そのおかげで外科手術の技術が飛躍的に向上したともききます。 わたしが思うに、女将はこれらのことを知っていて、死体解剖を行っている医者のところに行って解剖後いらなくなった肝臓を貰ってきたのではないでしょうか。 それならばおそらく(医者の家までの距離にもよりますが)夜闇の中でも小一時間で戻って来れますし、手も汚れません。 医者が解剖して摘出したものなら、普通の食材と偽ってお客に見せても大丈夫そうですし。 ただ、ペスト菌は肝臓でも繁殖するらしいので、黒死病で死んだ人間の肝臓を食べると感染しそうですが・・・。 病死でない人間を選んでいたのでしょうか。医者ならその辺りも分かるのかもしれません。 皆さん、どう思われますか? 初書き込みなのに、長文失礼致しました。
98:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 00:23:35 ID:ah7RyyVr 女将が自分のことを『クソババアが一人』と言っているのが気になります。 この歌はあくまでもぶらん子の視点から見たぶらん子の人生がメインです。 で、そのぶらん子が女将のことを「おいクソババア」と呼んでいるので、女将がわざわざ自分のことをクソババアと言ったのは、ぶらん子の視点が女将の語り部分にも影響しているのでは? そうすると、女将の行動すべてを一概に信用することができなくなります。 メルヒェンは「事実であれ虚構であれ」と、若干ぶらん子の言い分を疑っている節があるようですし。 また、女将の最後の「おら、貧しいのは……ひもじいのは……」のところですが、「おら」という一人称や「まずしい」が「まずすい(ぶらん子の訛りっぽい)」と聞こえます。 復讐シーンが曖昧なのは、本当は復讐ではないからではないでしょうか。 女将とぶらん子は共犯で、でもぶらん子は罪から逃れたいから、復讐という体裁をとることで自分を正当化……とか。
99:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 00:25:05 ID:xq++VrAx 97です。変なところで改行してしまってすみません・・・。
100:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 09:10:14 ID:XjQBP/D0 [sage] >97さん 私はグリム童話に詳しくはないので、こちらで得た知識に当て嵌めた事しか書けませんが、 元ネタの童話『絞首台〜』と『贖罪の新鮮な食材』という言葉から、遠い内容だと思うのですが…。 童話に医者や墓堀人が出てくるのですか? >98さん 『クソババア』の前に、『とうがたって』とあるので、 ただ単純に、女将が自分自身を客観的に表現したもの、と思います。 女将が結婚しているのかは分らないのですが、宿の経営が女将一人だとすると、 結婚相手や息子・娘など身を寄せる相手がいない印象がします。
101:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 10:01:25 ID:r4EDbUsg >>94 一回にとれる量が2〜3人前だったとしても、元手がただ(死体)なら儲かるんじゃないですかねえ。 魔女狩りなどの横行した時代でしたので、絞首刑になる人はたくさんいたでしょうから 最初のうちは材料に困らなかったんだと思います。 ただやっぱり所詮2〜3人前しか取れないので、評判になり注文する量が多くなるにしたがって需要と供給(絞首刑になる人)が追い付かなくなってきて死体がなければつくればいいじゃなーい?になったのかと…。 個人的に、女将が死体を作った(冤罪をかぶせて罪のない人を絞首刑にした)のは、ぶらん子が最初ではないと思ってます。 いろんな人に冤罪をかけて絞首台に送っていて、それにぶらん子も一役買った。そのうちに自分も冤罪をかけられたのではないかと…。 ぶらん子が絞首刑になった理由は死体あさりではなく、冤罪をかけられる人が多発して皆が皆疑心暗鬼にかられ告げ口で罪をかぶせあううちにぶらん子と女将にもそのお鉢が回ってきただけかもしれません。
102:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 11:34:49 ID:S7aeok6p 既出ですが「あんな娘のお守りはもう嫌」ではなく 訛っていますが「あんなみずめ(みじめ)な思いはもう嫌」に聞こえますね
103:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 13:09:33 ID:UP8U04EH ぶらん子が売られた前後は同じ時なのでしょうか? ぶらん子は黒狐亭に引き取られたと明言はされてませんし。 実は女将が年をとったぶらん子だったりしませんかねぇ。 で、後半の「おら」という存在や復讐は虚構だとか。 ちょっと苦しいかな。
104:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 13:28:39 ID:VK890DZG >>96 上でも散々指摘されてたことですが、 >「あの娘のお守り〜」 →「あんな惨めな思い〜」が正しいかと… あと、たまに女将がくしゃみで料理を駄目にした、という書き込みを見かけますが、何処を根拠になさっているのでしょうか? 飛び出した際の「ちょい失礼」がくしゃみに聞こえるとかいった類でしょうか? >>101 全体を否定する訳ではないのですが、確か魔女狩りで絞首刑が主流だったのはイギリスのみで、他のヨーロッパ大陸においては火炙りが主流だった気がするんですよね… やはり魔女狩りとかではなく普通に冤罪をかけまくって「屍体をつくる」と言っても個人では数に無理はありますし、ましてや舞台は田舎ですし、今後どのようにして賄っていくつもりだったのかが疑問です
105:名無しさん@何にするか募集中 2010/12/21(火) 13:33:59 ID:r4EDbUsg >>104 >今後どのように賄っていくつもりだったのかが疑問 だからこそエリーゼに「あんなずさんな計画」と笑われてるんじゃないでしょうかw 実際無理ありますよねー…。
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