04『硝子の棺で眠る姫君』 専用考察スレ
129:名無しさん@何にするか募集中2011/03/04(金) 06:01:58 ID:mIWX6dtPAAS
連投失礼します。
どうも7というのは不吉な数字として扱われているらしく、7回目の行為の後に破滅するパターンが多いようです。

次に役割についてです。「白雪姫」に神話を絡めている、という説です。
王妃=メドゥーサ(蛇髪)
白雪姫=英雄ペルセウス(鏡)とするものです。
ペルセウスはメドゥーサと対峙する際に、石化対策として盾を鏡にしてその首を打ち取ったといわれています。

王妃がメドゥーサとされるのは、鏡と対峙していることが理由です。
さらに小人はドイツ語でZwerg(ツヴェルク)。彼らは地下の鉱石・宝石を掘り、それを護る地下世界の魔物的小人たちのことであり、そこから小人の家=石の世界ともとれるそうです。
つまり、間接的ではありますが、小人の家にいる間の姫は石の世界=石化状態だといえ、王妃(メドゥーサ)の力が及んでいることになります。

そして、姫が鏡として機能するのは一度死んで(眠って)からです。そもそも、なぜ鏡なのかというと、王妃と対峙していることもありますが、姫自身が世界で一番美しいにも関わらず一度も鏡を見ないことからだそうです。
硝子の棺がそのきっかけとなります。硝子は鏡の原料(素材?)であることから、その関連性がより強くなります。

まだまだ読んでいる最中なのでまた何か分かったら報告します。
長々と失礼しました。皆様の考察のお役にたてば幸いです。
参考文献→『グリム童話 冥府への旅』
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