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05『生と死を別つ境界の古井戸』 専用考察スレ
386:通りすがりのペスト@投稿 ★2012/07/15(日) 21:54:02 ID:2YKJrGru
はじめましてです。
もう既出かな? とは思いますが、
思いついたので一応書き込み。
井戸子の「日が変わり ああ 金塗れ」の「日が変わり」と、
実子の「日が過ぎて ああ 塗青まみれ」の「日が過ぎて」について。
井戸子が井戸に飛び込む前に、
「宵闇が迫っていた」とあったので、
時間帯は夕方(黄昏)だった。
サンホラ世界で「夜=死」、「朝=生」みたいな
公式が一般的であり、黄昏はその間なので、
ここでは井戸子に迫り来る死が示唆されている。
そこからの「日が変わり」なので、時間帯はここで朝に変わる。
つまり、死んでいた井戸子が金(菌)塗れになって
生き返ることを象徴。
実子が「日が過ぎて」なのは、井戸子と違って
夕方から夜に移行した、つまり生死のつかない状態から
完全なる死亡を表している。
以上、「日が変わり」と「日が過ぎて」に焦点を当てた考察でした。
反論、同意求む。
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