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05『生と死を別つ境界の古井戸』 専用考察スレ
387:通りすがりのリンゴ@投稿 ★2012/07/24(火) 16:08:51 ID:kdVejrMo
はじめまして、全部読んだのですが長過ぎていろいろ忘れてますが個人的な考えをまとめようと思います。
まずこの家庭環境は、継子は継母の家へやってきた血のつながりがない子(孤児)それは父が亡くなっていて、その後母は他の原因で亡くなり引き取られたと考えます。継子は親戚もしくは縁者と暮らしている。 その為に継母はほとんどの家事を継子へ押しつけている。(シンデレラ的な)継子は実子から押しつけられた仕事もこなしている(継子怠惰説を除外してそのままの意味でとらえて)
↑この事を考えて怠惰は実子の事とします。
糸巻きを落とし、継母から「潜ってでも取ってきな」と、非常に実現不可能なイジメを受ける。継母は糸巻きを取ってくる事なんて出来ないと端から分かっていて言いつけたと思います。
この事で継子は限界になり身を投げる。「最悪、そっちへ行きます!」は死を前提にして言った言葉ではないでしょうか。最悪の事態以外想定できない所で、あえてポジティブな言い回しで潔く飛び込んだニュアンスです。(井戸へ落とした物を身ひとつで取ってくるなんてどう考えても不可能だけど、とりあえずもう自棄だから取りに行く!!と)
晩御飯は継子が必ず作らなくても継母でも作れるんじゃないでしょうか…(普通に考えて
その後メルヒェンに会う訳ですが、僕は彼自体はメルツでもイドルでも無い存在だと考えてます。過去のコメにもありましたが、エリーゼが彼を『メル』と呼ぶのは、メルツの意識が埋もれてしまわない為だと思います。メルヒェンは地平線の題名にもなっている為、過去の地平線を思い返してみても固有の人物等を表さない全く別の、姿形の変わる存在であると思うからです。
つまり彼は、継子が歌ったように『男(イド)←メルヒェンが産れるに至る死への入り口"井戸"でありイドルフリートの"イド"』とも、エリーゼの様に『メル』とも呼べるぼやけた存在に成り得ると思います。様々な人格、記憶が混濁し抜け落ちている為「親近感」を覚え、メルツやイドルの様に「君も落ちてしまった」となると…この「落ちてしまった」というのは、井戸へ落ちた事ももちろん "命を落とした"という意味合いと考えれば、彼はあらゆる死者の集合体であると解釈できると思います…
「復讐に迷いがあるなら〜」この曲では、殺された訳ではなく彼女は自ら井戸へ飛び込み自殺をした為復讐への迷いがあると考えます。 (上記の方で書いた「最悪、そっちへ行きます!」の解釈へ繋がる)
継子が歌った憾みは "掃除洗濯の仕事"・"自分の言いつけられた事以外の押しつけられた仕事"・"死へ直結する様な現実不可能なイジメ"
その後のパンとリンゴについて
パン=肉
リンゴ=生命
↑と考え、とっくに焼けたパン(火葬による死体)熟しきったリンゴ(熟しきる=寿命が無くなった命を落とす←「落ちてしまった」の解釈同様死を意味している)つまり、火葬による死体をシャベルで掻きだし、寿命を全うした命を落とす作業をした事からここは冥府、冥界等死後の世界と思われます。
ホレお●さんに関しては他の方のように「死後の世界の魔女」と僕は解釈します。 お手伝いは雪を降らせ冬を迎えさせる(やはり冬は死という解釈で)陰日向なくよく働いた継子へホレお●さんは"黄金の雨"を降らせ彼女を黄金まみれにしますが、僕はこの金は抗体であると考えます。
金は錆つかない事から『永遠』を意味しますので、つまりペストに侵される事の無い身体を手に入れた…と…。身体は死んだまま生きる(生き返る?)事で、ある意味永遠の命を得たとも考えていいと思いますが…大げさなので。でも、神や悪魔が登場するSHなら永遠の命も考えられない事じゃないかなぁ…?
お家へ帰った無敵の抗体を所持した継子。
ここまで長々打ちこんでおいてなんですが、 「炊事洗濯全てやらなくていい!」ここが嘘になればこの後の展開が説明つくのですが…流れとしてはいまいちで、ここで止まってしまいました…
「随分と可愛い復讐」については、ただ単に実子へ全ての家事手伝いが回った事に関する部分だけの事についてで、ペスト蔓延と、実子のペスト感染についてはやっぱり「井戸へ落ちて死んだらしい」"父"のこの曲の裏側で遂行された復讐だと思います(ペスト感染者として村人に井戸へ突き落された?イドルフリートの復讐)
個人的な歌詞だけを見た拙い解釈でしたが、長々と失礼しました><;
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