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05『生と死を別つ境界の古井戸』 専用考察スレ
21:m2010/12/17(金) 22:00:40 ID:5Px46UO5
>>16
総合スレの黄金(きん)=菌説をとると、ペストかどうかはともかくとして、少女が『感染すれども発症せず』の状態で菌を持ち帰って流行病の発生源になった、という事も考えられるかと思いました。
イドによる「『健やかに』悲惨な子」、ホレおば…お姉さんの「おまえは強い娘だね」などが、少女が健康で体力があり病原体に感染しても発症は免れた、と示唆しているような……
また、『黄金塗れ』は音から「菌の感染」、ゴールドが価値あるモノという意味から「抗体か免疫の獲得」、とも考えられそうです。
義妹は抵抗力がなかった(怠けて身体が鍛えられていなかったため?)ため、少女から感染したら発症してしまい『瀝青塗れ』になったと。
ただ、
・ペストはウィキあたりに書いてるまでの情報では、発症しない保菌者があり得るような細菌なのかわからなかった(むしろ感染しづらいが感染してしまえば確実に発症するようなイメージの文面に思える)こと
・エリーゼが「一生瀝青まみれなんて、女の子にとっては死ぬより辛い罰」といっていることから、義妹が瀝青まみれになってから死ぬまでの期間はペストで病死するまでの短い期間とか考えづらいこと
この二点が反証となりますかね。上で「ペストかどうかは」という書き方なのはコレが理由です。
他の感染症だったり、或いはこの話はペストの流行を暗喩してはいるけれど、この話の中で起こった事象としてはあくまで歌詞通り……つまりペストの流行は雪白姫で言うところの「物語の本筋とは関係ない」ダブルミーニングだったり、という方が説得力のある解釈かも知れません。
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