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05『生と死を別つ境界の古井戸』 専用考察スレ
1:ぐっこ@管理人 ★ 2010/12/15(水) 16:07:07 ID:z7Ma2EXe ※ネタバレ解禁は、12/15の21時からです。 それまでは、内容に深く言及しないレベルの感想や、キャストの情報等のみでお願い致します。 ※歌詞や他サイトの内容の転載は削除の対象です。転載と引用の違いについては、取り敢えず 引用「ごく一部分を、引用元を明記したうえで、他のテキストと隔離して記述する」 転載「引用元情報の有無にかかわらず、ごそっとコピペする」 とお考えください。 全体を通しての考察については、全体考察スレへ(現隔離板・ネタバレスレ) http://gukko.net/i0ch/test/read.cgi/Marchen/1292295368/l50 聞き取れない歌詞・セリフなどについては、歌詞聞き取りスレへ(現隔離板空耳スレ) http://gukko.net/i0ch/test/read.cgi/Marchen/1292383329/l50 なお、論風の固定化を防ぐ意味で、各考察スレでのいわゆる全レス、 固定ハンドル同士の長期ラリーはお控え頂きますよう、重ねてお願いします。 また、極度に長い考察長文投下もお控えください。(30行くらいが限度) 「感想」「小説」「妄想」の類は板違いですが、 論 拠 の な い 、 空 想 だ け に 基 づ く 自 説 披 露 もお控えください。 それらについては、書の落書き掲示板にてお願いいたします。 毎度ながら、ムリに他の地平線と結びつけようとするとブッ飛んだ考察になりがちです。 まずこの楽曲・アルバム単独で完結させた後、他なる地平線へ想いを馳せてください…
386:通りすがりのペスト@投稿 ★ 2012/07/15(日) 21:54:02 ID:2YKJrGru はじめましてです。 もう既出かな? とは思いますが、 思いついたので一応書き込み。 井戸子の「日が変わり ああ 金塗れ」の「日が変わり」と、 実子の「日が過ぎて ああ 塗青まみれ」の「日が過ぎて」について。 井戸子が井戸に飛び込む前に、 「宵闇が迫っていた」とあったので、 時間帯は夕方(黄昏)だった。 サンホラ世界で「夜=死」、「朝=生」みたいな 公式が一般的であり、黄昏はその間なので、 ここでは井戸子に迫り来る死が示唆されている。 そこからの「日が変わり」なので、時間帯はここで朝に変わる。 つまり、死んでいた井戸子が金(菌)塗れになって 生き返ることを象徴。 実子が「日が過ぎて」なのは、井戸子と違って 夕方から夜に移行した、つまり生死のつかない状態から 完全なる死亡を表している。 以上、「日が変わり」と「日が過ぎて」に焦点を当てた考察でした。 反論、同意求む。
387:通りすがりのリンゴ@投稿 ★ 2012/07/24(火) 16:08:51 ID:kdVejrMo はじめまして、全部読んだのですが長過ぎていろいろ忘れてますが個人的な考えをまとめようと思います。 まずこの家庭環境は、継子は継母の家へやってきた血のつながりがない子(孤児)それは父が亡くなっていて、その後母は他の原因で亡くなり引き取られたと考えます。継子は親戚もしくは縁者と暮らしている。 その為に継母はほとんどの家事を継子へ押しつけている。(シンデレラ的な)継子は実子から押しつけられた仕事もこなしている(継子怠惰説を除外してそのままの意味でとらえて) ↑この事を考えて怠惰は実子の事とします。 糸巻きを落とし、継母から「潜ってでも取ってきな」と、非常に実現不可能なイジメを受ける。継母は糸巻きを取ってくる事なんて出来ないと端から分かっていて言いつけたと思います。 この事で継子は限界になり身を投げる。「最悪、そっちへ行きます!」は死を前提にして言った言葉ではないでしょうか。最悪の事態以外想定できない所で、あえてポジティブな言い回しで潔く飛び込んだニュアンスです。(井戸へ落とした物を身ひとつで取ってくるなんてどう考えても不可能だけど、とりあえずもう自棄だから取りに行く!!と) 晩御飯は継子が必ず作らなくても継母でも作れるんじゃないでしょうか…(普通に考えて その後メルヒェンに会う訳ですが、僕は彼自体はメルツでもイドルでも無い存在だと考えてます。過去のコメにもありましたが、エリーゼが彼を『メル』と呼ぶのは、メルツの意識が埋もれてしまわない為だと思います。メルヒェンは地平線の題名にもなっている為、過去の地平線を思い返してみても固有の人物等を表さない全く別の、姿形の変わる存在であると思うからです。 つまり彼は、継子が歌ったように『男(イド)←メルヒェンが産れるに至る死への入り口"井戸"でありイドルフリートの"イド"』とも、エリーゼの様に『メル』とも呼べるぼやけた存在に成り得ると思います。様々な人格、記憶が混濁し抜け落ちている為「親近感」を覚え、メルツやイドルの様に「君も落ちてしまった」となると…この「落ちてしまった」というのは、井戸へ落ちた事ももちろん "命を落とした"という意味合いと考えれば、彼はあらゆる死者の集合体であると解釈できると思います… 「復讐に迷いがあるなら〜」この曲では、殺された訳ではなく彼女は自ら井戸へ飛び込み自殺をした為復讐への迷いがあると考えます。 (上記の方で書いた「最悪、そっちへ行きます!」の解釈へ繋がる) 継子が歌った憾みは "掃除洗濯の仕事"・"自分の言いつけられた事以外の押しつけられた仕事"・"死へ直結する様な現実不可能なイジメ" その後のパンとリンゴについて パン=肉 リンゴ=生命 ↑と考え、とっくに焼けたパン(火葬による死体)熟しきったリンゴ(熟しきる=寿命が無くなった命を落とす←「落ちてしまった」の解釈同様死を意味している)つまり、火葬による死体をシャベルで掻きだし、寿命を全うした命を落とす作業をした事からここは冥府、冥界等死後の世界と思われます。 ホレお●さんに関しては他の方のように「死後の世界の魔女」と僕は解釈します。 お手伝いは雪を降らせ冬を迎えさせる(やはり冬は死という解釈で)陰日向なくよく働いた継子へホレお●さんは"黄金の雨"を降らせ彼女を黄金まみれにしますが、僕はこの金は抗体であると考えます。 金は錆つかない事から『永遠』を意味しますので、つまりペストに侵される事の無い身体を手に入れた…と…。身体は死んだまま生きる(生き返る?)事で、ある意味永遠の命を得たとも考えていいと思いますが…大げさなので。でも、神や悪魔が登場するSHなら永遠の命も考えられない事じゃないかなぁ…? お家へ帰った無敵の抗体を所持した継子。 ここまで長々打ちこんでおいてなんですが、 「炊事洗濯全てやらなくていい!」ここが嘘になればこの後の展開が説明つくのですが…流れとしてはいまいちで、ここで止まってしまいました… 「随分と可愛い復讐」については、ただ単に実子へ全ての家事手伝いが回った事に関する部分だけの事についてで、ペスト蔓延と、実子のペスト感染についてはやっぱり「井戸へ落ちて死んだらしい」"父"のこの曲の裏側で遂行された復讐だと思います(ペスト感染者として村人に井戸へ突き落された?イドルフリートの復讐) 個人的な歌詞だけを見た拙い解釈でしたが、長々と失礼しました><;
388:投稿 ★ 2012/07/31(火) 03:21:54 ID:YuSsk9e/ まったく関係無いのかもしれないけど 腸チフスもペストも健康保菌者がありえる病気らしいですよね 死体に直接接触した免疫力の高い人が健康保菌者になって、後の流行を引き起こしたなんて説も あとユダヤ人がチフスとペストの発症のもとだという噂もあったそうで。
389:曲だけであまり深く考えない人@投稿 ★ 2012/08/06(月) 15:23:35 ID:c5M5PMye 書き込み一通り全部読ませていただきました(沢山あったので最初の方が危ういけど…) 皆さん凄い深く考えている…ペストの解釈なんて考えもしませんでした。 読んだ後に書き込むのもあれなんですが取り敢えず…私的解釈なんですけども ・井戸子の家は井戸子、継母、チィちゃんの三人。 ・井戸子とチィちゃんは腹違いの姉妹 ・二人のファーティはイドルフリート・エーレンベルグ(←ここは曖昧なのでなくてもいいかも…) ・井戸子連れてファーティ継母と再婚→チィちゃん生まれる→何かあってファーティ死亡 ・航海士なのに井戸に落ちて死んだ「らしい」←実際見てないから伝聞系。船旅先の井戸にでも落ちて死んで、知らせだけが届いたとか? ・継母、井戸子は自分と血が繋がってないからファーティ死亡後に家政婦みたいに扱うように ↑早い話が灰被りみたいな感じかなあと ・なので炊事選択掃除その他諸々の家事は全部井戸子の仕事(「炊事選択すべて私の仕事」という歌詞はこういうこと) ・チィちゃんも同様に全部井戸子に押し付け(「(私に)押し付けた性悪な妹」) ・+井戸子をいびって楽しんでた ↑ここも灰被りみたいなイメージ、灰被りの継姉達は灰の中にわざと豆をばら撒いて灰被りに拾わせていた→不必要な「この愚図」の罵倒はこういうこと? ・だけど井戸子、お父さんと「頑張れ」的な約束でもしたから「頑張ります!」とポジティブに頑張ってる ・継母、井戸子が井戸を好きじゃないのも知ってるけど、やっぱり嫌がらせで井戸の傍で糸紡ぎさせる ・井戸子歌の通りうっかり糸巻落とす→「潜ってでも拾ってこい(できるわけないけどね!)」 ・飛び込む井戸子…「最悪(の場合)そっち(あの世)行きますお父さん!」→ざばん ・衝動(イド)を抱いた屍揮者(イド)←イドっていうかぶっちゃけメル(メルヒェン) ・メル「迷いがあるなら一寸考えろ」→何か色々(←をい)あってホレおばさんのところへ ・羽根布団振って雪降らす仕事貰った→何時もの「私頑張る!」ポジティブ思考で頑張る ・沢山頑張った報酬として金の雨(金貨でも降ってきたと思われ…しかし痛そうだ)…メル「君の働きへの報酬だ、不真面目だったら別なものが降ってきたかもしれないが」→…ふうん、じゃあもしチィちゃんなら別なものかもしれないわね(ここで復讐の種発生?) ・金いっぱい貰って帰ってきたよー、で家にお金がはいる ・家にいっぱいお金入れたの私なんだからあんたも働け→チィちゃんが全部仕事引き受け ・継母こう考える…家にお金入れたのは井戸子→だから井戸子家の仕事しなくてよくなった(何もしないくせにみたいなことが言えない)→チィちゃんにも持ってこさせたら条件は同じ→また井戸子に仕事押し付けられる ・継母「あなたも貰っておいで!(それならまた井戸子こき使えるしお金も入るし一石二鳥、井戸子にできるんだから可愛い娘にできないわけないじゃない!」チィちゃん「(めんどくさいけど)あたい頑張る…」 ・それ見て井戸子「やれるものならどうぞ!」→いつも私に仕事押し付けてサボってたあんたにできるわけないでしょ+不真面目曝してホレおばさんにお仕置きされちゃえばいいわ ・案の定チィちゃんはチャン塗れで帰還→ほらね、いい気味だわ! ・継母「こんないい子がどうしてこんな酷い目に!」…井戸子よりよっぽどいい子じゃないの!みたいな親馬鹿フィルターの産物 みたいな… 「一生チャン塗れなんて女の子には死ぬより辛い罰だわ!」は、そりゃ全身真っ黒コールタール塗れで一生過ごすんじゃ、そりゃ女の子にはきついよねとは思いました。嫁の貰い手もいないだろうし。 メルの「この奇妙な親近感」に関しては、メルは自分の死んだ記憶曖昧だけ井戸に落ちて死んだのは事実…覚えてなくとも何となく親近感覚えた、みたいなもんかと。 あと、井戸子は家に帰る前のメルの発言「尤も君の勤務態度が不真面目だった場合〜」を聞いてチィちゃんへの復讐並びに間接的な継母への復讐を思いついたのかなあ、と。 ファーティと約束したから頑張ってたけど、自分をこき使っていじめる相手に対しての憾みがないとは思えませんので。でも最初にメルに聞かれたときは復讐内容が思いつかず、その台詞で「こうすればいいじゃない!」と思いついたとか。 「自分は何時も頑張ってるから簡単だけど、いつも怠けてるチィちゃんならきっとお仕置きされるよね」みたいに。 で、メルの言ってた「随分と可愛い復讐」っていうのは「別に殺そうとはしなかった」っていうことじゃないかなと。これ以外だと全部復讐相手死んでますし(未遂に終わった磔刑除く)。そりゃ殺そうとするよりは「可愛い復讐」って呼ぶよなあと…。 思いついたことを並べただけなので読みにくくて申し訳ない…。あと我ながらあんまり考えてないこと見え見えですね。ほとんど歌詞そのままに解釈してます。 ほとんど前提となる知識を持たない(そもそも「ホレおばさん」という童話の存在自体知りませんでした)ので、そのうえで聞いて「こういうことかなー」と思っただけなんですが。 コンサートも行ったことが無い、PV(あるのか?)も見たことないから、曲だけに頼った解釈になってます。 ペストとかも考えなかったし。…パンが人の体を表すとか、林檎は罪とか原罪とか象徴的なものがあるってのは某幻想奇譚ライトノベル読んで知ってましたが、やっぱり考えなかったし。 仰ってる方の多い「擦り切れて緋い血を出して」の「て」が聞こえない、という意見なんですが…聞こえない方の方が多いんですか?何度聞いてもきちんと聞こえるので、スレ読んで逆に吃驚したんですけども。 あと、最後の音ってあれ鼠の声だったんですか。私てっきり鳥が鳴いてるのかと…イドイドって通常版と初回限定盤でボーナストラックが違うのですね。私通常版しか聞いたことがないので知らなかった。
390:曲だけであまり深く考えない人@投稿 ★ 2012/08/06(月) 15:30:01 ID:c5M5PMye あ、書くの忘れた… 井戸子は一応何があったかは継母に話したんじゃないかと思ってます。
391:投稿 ★ 2014/09/14(日) 01:07:47 ID:LK9+b/Oy [sage ] 「擦り切れて緋い血を出して」の「て」の部分はどう聞いても 意図的に省略されてるんだよなぁ。 これで意図的じゃなかったら歌手としてどうかと思いますよ。
392:投稿 ★ 2016/03/11(金) 21:58:28 ID:GER7TBEG 久しぶりにこの曲ガッツリ聞いて考えた ここではパン=死体、林檎=罪と抽象的に捉えるのが主流みたいだけど、 もっと具体的に物語に関わってきてるんじゃないかな 焼けすぎたパン=火刑の魔女、テレーゼで 「喋るパンの願いを聞いてシャベルで皆掻きだしてあげたわ」 →テレーゼの世界を呪う願いを聞いて屍人姫を死から呼び戻す 林檎の木=ぶらん子 林檎の実=命、罪で 「一つ残らず実が落ちるまで林檎の木を揺らし」 →女将がショック死するまでぶらん子を揺らし続けた 「散らばる林檎を積み上げるだけの簡単なお仕事」 →青髭が罪を重ねるように仕向ければ勝手に自滅するので簡単 羽ぶとん=エリーザベトで 「綺麗に舞い散る羽布団 振るのが新たな私の仕事」 →エリーザベトの死。復讐は行われない 「地上に舞い落ちる雪の花 降るのは灼かな私の仕事」 →白雪姫の復讐で継母を焼く。わざわざ《灼》の字を宛てているのは不自然。 薔薇の塔で眠る姫君では死者が出ないため、関わらない その後、大きな門=ラフレンツェの冥府の門が開かれ、現世に戻る こう読むと殆どの復讐劇の実行者が井戸子になってしまう(怠惰とは一体……) 或いは物語の策者は井戸子? って考えたら怖くなってきたので否定材料ぷりーず
393:投稿 ★ 2016/03/11(金) 22:24:23 ID:GER7TBEG あー、火刑の魔女で兄妹を誘導した鳥=羽布団としたほうが自然かな
394:投稿 ★ 2016/03/12(土) 20:03:54 ID:INrBm7w6 訂正 林檎の木=ぶらん子、青髭の吊るされた妻達(赤いドレス) 「散らばる林檎を積み上げるだけの簡単なお仕事」 →青髭の後妻たちを禁断の部屋に誘導し続けた 羽ぶとん=火刑の魔女の森の鳥達で 「綺麗に舞い散る羽布団 振るのが新たな私の仕事」 →鳥を操って兄妹を誘導した。 こうした方が、より一貫するね もし仮に、井戸子が物語の策者だとしたら、 復讐劇自体が虚構で、自分の凶行を誤魔化すために得意の童話と結びつけた、 とか考えられるけど……さすがにこれは行き過ぎな考えかな
395:投稿 ★ 2016/05/27(金) 21:36:31 ID:HRa8FEVY [sage ] パンは焼死体 リンゴは腐乱死体 だとただ思っていた 焼き後から灰をシャベルでかいて 腐り落ちて散乱したものを集めるお仕事
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