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06『薔薇の塔で眠る姫君』 専用考察スレ
174:名無しさん@何にするか募集中 2011/02/13(日) 10:53:50 ID:R3v2EdFe はじめまして、稚拙ながら私の考察を。 最初聞いた時からアンテローザ=オルドローズ、野薔薇姫の娘=ラフレンツェ、 と思っていて、こちらの書き込みを興味深く読みました。 私が特に気になったのは、姫が眠った後のメルのフレーズ、 『それで君は野薔薇に抱かれた訳だね?』。 この「抱かれた」が「(塔の周りを)野薔薇が覆った」ではなく、 「野薔薇=アンテローザに性的に抱かれた」のように思えて仕方が無いのです。 (アンテローザは直訳では古薔薇ではありますが、 塔を囲む野薔薇はアンテローザの呪いの象徴のようですし、単に薔薇繋がりかと) アンテローザは本来姫を殺そうとしていますが、アプリコーゼの力でそれが完全に遂行されるかは怪しいところ。 互いの力をある程度認めているならば、本当に百年経ったら目覚めてしまうかもしれない、と思うでしょう。 そこで『転んでもただじゃ起きない』→もう1つの呪いを掛けます。 それが「女性であるアンテローザが姫に対し、自分の子供を産ませる」というもの。 姫が眠る前に会った老婆こそ(変装なり変身なりした)アンテローザ。 「錘に刺される」が性的関係を示すのは既に何名もの方がご指摘の通りです。 アンテローザが実はふたなりだった、というのも陛下だったらありそうですが(笑)、根拠が皆無なので割愛。 詳しい方法は賢女ですし魔法なり人工授精なり、まぁ何でもいいと思います。(あくまで抱かれた=子作りという比喩) 『死せる処女が野薔薇に抱かれて眠る』ということは、 あくまで第一の呪い(死)の後に第二の呪い(処女喪失)があり、その上でアプリコーゼの対抗成功(死を克服し眠るだけ)、 と見られるのでレイプショックは否定派ですが、この辺も比喩かとも思います。 その後、胎児も成長しないまま百年が過ぎ、王子がやって来て、全てが目覚めます。 多分変態王子は生き返った姫に落胆して、そのまま国を去った。(『ああ、また〜』から) 姫、激怒してアンテローザを国外追放。 この時点で『呪いをくれてやろう!』と言っているのは若干時系列的に不自然ですが、 (眠った時点で掛けたなら「呪いをくれてやったぞ!」とかでしょうが) 子を孕むというもう1つの呪いも成功しているか分からないならこれでもアリかと。 その後、姫はやがて自分が犯されていること、子供を身籠もっていることに気付きます。 何らかの理由でアンテローザの子(呪い)だと分かれば、産まれた子供を捨てるというのも納得出来ます。 (殺さなかったのは、白雪姫のように殺し手がアンテローザの呪いを怖れたとかで) この辺りはあくまで推測の域を出ませんが……
175:名無しさん@何にするか募集中 2011/02/13(日) 10:55:12 ID:R3v2EdFe (続きです。先の書き込みではキャップ忘れました……すみません) そもそも何故こんなことをしたか。 不義の子を姫に産ませるという心的ダメージを狙った他に、 「アンテローザは冥府の門の番人」「冥府の門の番人は処女でなくてはならない」 という2つの前提となる設定があるとすると、 「アンテローザが処女のまま、番人を継ぐ者(=ラフレンツェ)を手に入れる」という目的があった、 とは考えられないでしょうか。 姫は一国の王女な上、賢女が揃って祝福するような人物です。血筋は申し分ありません。 それを継ぐ子供を手に入れたいと思うのは不思議ではないでしょう。 ElysionとMarchenの間で、代理母を介在しながらラフレンツェとアンテローザが一種のループ現象を起こしているなら、 『魔女がラフレンツェを生んだのか…ラフレンツェが魔女を生んだのか…』 →「アンテローザはラフレンツェの母だが母ではない」というそのままの意味に通ります。 まぁそもそもラフレンツェが番人だからってアンテローザもそうだという描写はありませんし、 外見描写も共通点が少ないと思うので、あくまで推論でしかありません。 ラフレンツェとエリス・アビスの関係性を考えたらキリがないのですが、 私はアビスと変態王子は別人物派なので今回はここで切り上げさせて頂きます。 (王子は死体嗜好者、アビスはロリコンと似て非なる者だと思っています) 1フレーズから出発したものなので「こういう案もありかもなー」と眺めて下されば幸いです。 長々と申し訳ありませんでした。
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