06『薔薇の塔で眠る姫君』 専用考察スレ
226:red blood2011/08/19(金) 20:08:36 ID:uk9urawW [#chronica] AAS
そしてアルテローゼの呪いに関しては>>127さんと同意見です

発端の呪いに関しても、傲慢な父王ではなく
まだ赤子の罪のない野薔薇姫を呪ったところからして
最後の呪いもアルテローゼは、姫自身(原因の親)ではなく
生まれてくる子を呪ったのだと思うのです
その時点で王子と一緒にいる姫を見て、いずれ子が生まれるのは
アルテローゼには十分予見できることですから

森に捨てた理由に関しては、やはり生まれた子が『忌み子』という理由だけで十分な気がします
また、ラフレンツェが冥府の番人になれたことや裏切ったオルフェウスを呪ったことを考えると
アルテローゼの呪いの影響か、多少なりとも不思議な力を生まれ持っていたのかもしれません
そうなると呪われた魔女=不幸の象徴と捉えられる可能性が上がりますし
我が子以前に、そんな得体の知れない生き物を直接殺したら次は何(新たな災い)が起こるか分かりません
どちらにせよ気高き王女の子が忌み子では跡目としては失格です
そんな子を国民に公表すれば国が呪われていると不安になり治安が悪化する可能性もあります
ともすれば生まれてすぐに死産したことにして秘密裏に処理するのが適切では無いでしょうか
ただ、やはり我が子を直接殺すのは出来ず(ただでさえ初産の子は可愛いだろうし)
運が良ければ誰か拾って育ててくれるかもしれない森に捨てたのではないでしょうか
もし赤王子が青王子と雪白姫の子なら両親の馴れ初め話の際に
城を出た雪白姫が森で小人に匿われていたことも聞いていて
そんな可能性を考えていても不思議ではありません
(ただ奇跡に近い確立なので、あくまでそうなったらいいという願を込めてですが)

国を追われたアルテローゼは他国に逃れオルドローズになり
ラフレンツェを拾うわけですが、そこで老婆の姿なのは
追放される際に他の賢女から、これ以上薔薇の国に復讐しないように
神通力を奪われていても不思議ではないと思います
その結果、一気に老け込んだ可能性もありますよね
私の見解としまして賢女は神通力で不老を保っているが不死ではないと思っています
(賢女ですし100年の眠りの前の時点で元々人智の寿命を超えていて
神通力で若さを保っていた可能性があります。ハウルの動く城でいう荒地の魔女のように)

もしくは追放された際に実は追っ手(アルテローゼ殺害部隊)がいて
見つからないように塔で老婆に化けた時のように変身?していた可能性もありますね
その場合、成長したラフレンツェの前から姿を消したのは
追っ手にばれて新たな場所に逃げていったのかもしれません
ラフレンツェに言わなかったのは、ラフレンツェが野薔薇姫の子と知らなかったか
知っていた場合は、それでも育てて情が沸いてしまい巻き込みたくなかったかだと思います
1-AA