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06『薔薇の塔で眠る姫君』 専用考察スレ
94:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/06(木) 00:57:11 ID:CZtMPUo9 >>92 私も同じ本を持っている(と思います)が、あれは原典を元に女史独自の解釈で再構成した物語では。 解釈のひとつとしての強姦は個人的には推すところではありますが。
95:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/06(木) 00:58:29 ID:IEfpWFmU [sage] >>89 >生まれた姫(ラフレンツェ)を捨てたのは姫(ラフレンツェ)が王子の探していた《エリス》だからではないでしょうか。 楽園に繋がるし、エリスの辻褄も合うね。
96:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/06(木) 11:20:19 ID:O3S/+yQa [sage] >>89 >あとは野薔薇姫があまりに呪いを軽視しているようだったので… >「ドキドキだわ」というのなんですが、15で死ぬという言の葉を受けているのに >抜け出してウロチョロなんて普通するものなんでしょうか… >いくらなんでもアプリコーゼの力を過信なのでは…?;; 歌の中では歌われていませんが、王が呪いを恐れて国中の糸車を燃やす命令を下すという 行があったはずです。(茨姫のストーリーかも知れませんが 故に糸車が何か知らず「じゃぁ、それ何?おもしろそうに〜」と歌っているととれるのではないでしょうか また、周りの人間が本人に向かって「あなたは呪いに掛けられている」とは言わないと思うので、 本人は呪いのことを知らない、危機感がないとなると思っています。
97:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/06(木) 16:02:52 ID:JXYJXwO0 私が持ってる童話の中では、アプリコーゼ(12人目の魔女)の修正の力によって 「錘に刺されて100年の間眠るが、目覚めたときに姫がひとりだと可哀想なので、城の者も一緒に100年の間眠らせましょう。 そして、姫の目が覚めた時、この呪いが解けるようにしましょう。」という呪いに修正しました。 姫が15歳で、城の最上階にいる老婆(私の童話の中ではこの老婆の正体が姫に死の呪いをかけた魔女(13人目の魔女)でした) の持っている紡錘に触れた途端親指の爪の間にその紡が刺さり、呪いが発動してしまいます。 その瞬間城のありとあらゆるモノが眠りに落ちます。 王も 王妃も アルテローゼも 犬も 猫も 火もその揺らめきを止め 風が眠り 空気の流れが止まり 一切の時が眠ってしまいました。 そして100年後、王子のキスにより、姫が目を覚ます(薔薇は姫の心の象徴であり、姫を本当に愛する者以外から守るため城を巻いた)と、 アプリコーゼの修正の力によって、すべての呪いが解けます。 時が目を覚まし、すべての時間が流れ出します。 そして、その場で眠ったままだった魔女が起きたところを、王の命令によってカマドに投げ入れられ 焼かれてしまいました。 と、いう内容でした。 時の止まった城ですから、すべての者が100年後もそのままだったのでしょう。 最後に呪いをかけた という記述はなかったのでどんな内容かわかりませんが、とりあえず報告までに。
98:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/06(木) 16:40:12 ID:Zol4ZpBB [sage] ちょっと疑問に思ったことなんですが 石壁の部屋から例の部屋へ向かうまでに 姫の場合は石壁の部屋を廻って古い搭に上がってるのに対して 王子は石壁の部屋を飛ばして古い搭に上がってますよね? ただ言い回しを変えてるだけにしては 廻りと飛ばすじゃ意味合いが違うような…… 原典を持ってないので何とも言えないんですけど何となく気になりました
99:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/06(木) 17:27:46 ID:e9xXc0F7 [sage] >>98 >>58-60 自分はこの辺りで得心しました
100:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/06(木) 19:22:06 ID:dMr2meBY 初書き込みで失礼します。 私が思うには、姫は呪いを知っていると思います。だって彼女は恨みを唄っているわけですから。 「じゃあそれなに?」のくだりは、童話通り王が糸車を全て壊したから、その外見を知らなかったということかと。 あと、私の勝手な見解ですが、姫は呪いを内心面白がっていたような気がします。十五で死ぬといわれながら、十五になった日にドキドキだわ…と言ってふらふら出歩くあたり。 そして、彼女は目覚める方法を知っていたのか、とさえ思います。 雪白のときは、王子は指揮者が利用するために連れてきたわけですが、 今回は『くちづけが欲しいのかい?』ということは、まさに彼女がそれ(王子)を望んでいたということではないのかな、と。 そう考えるとこの姫、かなり強かというか…むしろアルテローゼが当て馬のような気さえします(置き土産はしっかりとおいていきましたが) 長々と失礼しました!!
101:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/07(金) 09:33:32 ID:HvXLlP+Y [sage ] >>96さん ご丁寧に有り難うございます。 なるほど、確かに周りの人間が 「貴女は呪いを掛けられいる」 というのは本人には言いにくいことかもしれませんし、 それなら、眠りについたあとで事実がわかり、 憾みの歌を歌ったたのだとしてもおかしくありませんね。 私は勝手に "姫は事実を(聞いて)知っている" とばかり思いこんでいたので、 新しい考え方が出来るのは楽しいです^^ 有り難うございましたm(_ _)m >>100さん 私も"姫が王子(の存在を)望んでいた"というのは同意見です。 魔法が解けることを考えると王子の存在なんて いてもいなくてもいいものですし… あとは、歌詞の"予定調和"が気になっているのですが… 茨姫のお話を元々知っているのなら "予定調和"で構わないと思うのですが これは元々存在する話をなぞって復讐しているお話なんでしょうか? それならば、姫が王子を望むのも "お話の通りのロマンチックな展開を望んでのこと" でいいのかもしれませんが そうでないなら、何故"予定調和"なのでしょうか?? おかしなところばかり不思議がって申し訳ないのですが、どなたか "ここの予定調和というのはこういう意味合いだ" というのを教えて下さる方はいらっしゃいませんでしょうか…orz
102:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/07(金) 14:31:22 ID:Wsbl7CaQ >>101さん、野薔薇姫に呪いのことが伝わっていたとしても、それを信じなかった。というのはどうでしょう。 誰かが姫に呪いのことを教え、城の部屋に軟禁?する ↓ 「呪い?そんなものあるわけないじゃない!それより部屋に篭ってるのは退屈だわ」 ↓ 「そうだ、城を探検しよう!城の中ならいいわよね外に出ないんだし」 ↓ 監視役の目を盗み城の探検へ ↓ 「ドキドキだわ・・・」 という流れです。 予定調和の件は、「王子が予めその行動をとる」と誰か(たぶんメルヒェン)に決められていたからだと思います。 死体の姫を生き返らせる、という意味で。 そういえば、いくらか前に「野薔薇姫が子を捨てた理由」が議論されてましたが、 捨てられた子供が後のラフレンツェの場合、「アルビノ」という理由だけで十分ではないでしょうか。 人と外見的に違うなら差別の対象になって捨てることになってもおかしくないでしょうし、 野薔薇姫が捨てた場合は、酷い話ですが「気持ち悪い」と思ったのかもしれません。 野薔薇姫以外が捨てた場合、野薔薇姫が気付かぬ間に捨てられてしまったのかもしれません。(魔女の呪いで子供がアルビノになった場合) あとは、魔女は「野薔薇姫が姫の立場を失う」呪いではないか、とも考えました。 この場合だと、姫の立場を失った後当ても無く彷徨う羽目になり、結果子供を捨てざるを得なかった、と解釈します。
103:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/09(日) 00:26:18 ID:Z68mHa/r [sage] 私は野薔薇姫は呪いを知らなかったと思います。 たしか原作で「王様が王国中の錘を焼いたから、みんな安心しきっていた」 みたいな記述がありましたし、娘にもとくに何も言わなかったのだは? 姫はただ、両親がいない間に城内の探検をすることに「ドキドキ」してたんだと。 野薔薇姫が死のいきさつを知ったのはたぶん死(仮死?)後だと。 雪白も死ぬ前は老婆を信じてリンゴを食べたのに、復讐劇のときにはそれが母親の仕業だと知ってるわけですし。 ところで、昔読んだ本に「錘」は逃れられない運命の象徴だ、と 書いてあった覚えがあります。「糸を手繰る=運命」みたいな意味らしいです。 あまり作品には関係なさそうですが。
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