06『薔薇の塔で眠る姫君』 専用考察スレ
219:ママン2011/08/03(水) 19:13:29 ID:U0KX0nWWAAS
初めて、書き込みさせていただきます。

野ばら姫にかけられた呪いについてなのですが、
私は、124さんのご意見に賛成です。
(呪いとは、『処女懐胎の呪い』であるという説)

野ばらの王子の「また」などの台詞から、私としては、
硝子の王子と、野ばらの王子は同一人物なのではないかと思っています。
その場合、硝子の歌詞によると、生きている女性は愛せない王子ということになり
”生き返って”しまった野ばら姫には ぶっちゃけ、”性欲が喚起されない=子作りできない”
ということにならないでしょうか。

こう考えてしまうと、野ばら姫の産んだ子は、王子の子ではなくなってしまいます。

キリスト教社会において、父が不明というのは、神の子か、悪魔の子か、
そのどちらかとされてしまっていた時代があったと思うのですが
(ちょっとあやふやな知識で、確実ではなくすみません;)
一国の姫である野ばら姫が”父無し子”を産むことはできなかった=産んだ子を
すぐに捨てて、出産そのものをなかったことにする必要があった
のではないかと思います。

皆さん仰っているように、アルテローゼ=オルドローズであれば、
娘が欲しかったに違いないですし、『体面上、子を捨てる』であろうことが
わかっていれば、処女懐胎の呪いをかけるというのは、彼女の最終目的に
添った行動だと思うのですが。
(エリーゼが、「あれは、転んでもタダでは起きない女ね」と言っていますし、
アルテローゼが赤子を得るというのは、彼女の利益になった結果なのではないでしょうか。)

1-AA