下
06『薔薇の塔で眠る姫君』 専用考察スレ
100:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/06(木) 19:22:06 ID:dMr2meBY 初書き込みで失礼します。 私が思うには、姫は呪いを知っていると思います。だって彼女は恨みを唄っているわけですから。 「じゃあそれなに?」のくだりは、童話通り王が糸車を全て壊したから、その外見を知らなかったということかと。 あと、私の勝手な見解ですが、姫は呪いを内心面白がっていたような気がします。十五で死ぬといわれながら、十五になった日にドキドキだわ…と言ってふらふら出歩くあたり。 そして、彼女は目覚める方法を知っていたのか、とさえ思います。 雪白のときは、王子は指揮者が利用するために連れてきたわけですが、 今回は『くちづけが欲しいのかい?』ということは、まさに彼女がそれ(王子)を望んでいたということではないのかな、と。 そう考えるとこの姫、かなり強かというか…むしろアルテローゼが当て馬のような気さえします(置き土産はしっかりとおいていきましたが) 長々と失礼しました!!
101:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/07(金) 09:33:32 ID:HvXLlP+Y [sage ] >>96さん ご丁寧に有り難うございます。 なるほど、確かに周りの人間が 「貴女は呪いを掛けられいる」 というのは本人には言いにくいことかもしれませんし、 それなら、眠りについたあとで事実がわかり、 憾みの歌を歌ったたのだとしてもおかしくありませんね。 私は勝手に "姫は事実を(聞いて)知っている" とばかり思いこんでいたので、 新しい考え方が出来るのは楽しいです^^ 有り難うございましたm(_ _)m >>100さん 私も"姫が王子(の存在を)望んでいた"というのは同意見です。 魔法が解けることを考えると王子の存在なんて いてもいなくてもいいものですし… あとは、歌詞の"予定調和"が気になっているのですが… 茨姫のお話を元々知っているのなら "予定調和"で構わないと思うのですが これは元々存在する話をなぞって復讐しているお話なんでしょうか? それならば、姫が王子を望むのも "お話の通りのロマンチックな展開を望んでのこと" でいいのかもしれませんが そうでないなら、何故"予定調和"なのでしょうか?? おかしなところばかり不思議がって申し訳ないのですが、どなたか "ここの予定調和というのはこういう意味合いだ" というのを教えて下さる方はいらっしゃいませんでしょうか…orz
102:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/07(金) 14:31:22 ID:Wsbl7CaQ >>101さん、野薔薇姫に呪いのことが伝わっていたとしても、それを信じなかった。というのはどうでしょう。 誰かが姫に呪いのことを教え、城の部屋に軟禁?する ↓ 「呪い?そんなものあるわけないじゃない!それより部屋に篭ってるのは退屈だわ」 ↓ 「そうだ、城を探検しよう!城の中ならいいわよね外に出ないんだし」 ↓ 監視役の目を盗み城の探検へ ↓ 「ドキドキだわ・・・」 という流れです。 予定調和の件は、「王子が予めその行動をとる」と誰か(たぶんメルヒェン)に決められていたからだと思います。 死体の姫を生き返らせる、という意味で。 そういえば、いくらか前に「野薔薇姫が子を捨てた理由」が議論されてましたが、 捨てられた子供が後のラフレンツェの場合、「アルビノ」という理由だけで十分ではないでしょうか。 人と外見的に違うなら差別の対象になって捨てることになってもおかしくないでしょうし、 野薔薇姫が捨てた場合は、酷い話ですが「気持ち悪い」と思ったのかもしれません。 野薔薇姫以外が捨てた場合、野薔薇姫が気付かぬ間に捨てられてしまったのかもしれません。(魔女の呪いで子供がアルビノになった場合) あとは、魔女は「野薔薇姫が姫の立場を失う」呪いではないか、とも考えました。 この場合だと、姫の立場を失った後当ても無く彷徨う羽目になり、結果子供を捨てざるを得なかった、と解釈します。
103:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/09(日) 00:26:18 ID:Z68mHa/r [sage] 私は野薔薇姫は呪いを知らなかったと思います。 たしか原作で「王様が王国中の錘を焼いたから、みんな安心しきっていた」 みたいな記述がありましたし、娘にもとくに何も言わなかったのだは? 姫はただ、両親がいない間に城内の探検をすることに「ドキドキ」してたんだと。 野薔薇姫が死のいきさつを知ったのはたぶん死(仮死?)後だと。 雪白も死ぬ前は老婆を信じてリンゴを食べたのに、復讐劇のときにはそれが母親の仕業だと知ってるわけですし。 ところで、昔読んだ本に「錘」は逃れられない運命の象徴だ、と 書いてあった覚えがあります。「糸を手繰る=運命」みたいな意味らしいです。 あまり作品には関係なさそうですが。
104:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/09(日) 05:11:50 ID:xynKAOGW 眠りの原因=レイプ説ですが、 その場合だと麻(朝)を紡いでいた=生を紡ぐ=性行為で 人が寄り付かないような場所で王城関係者が不倫をしていて それを見られたために口封じにレイプされ昏睡 そして目覚めた後魔女の呪いによりその子どもを身篭る そして夫の持たないその男性の外見的特徴を持って生まれたために 死産とごまかすために捨てられたというのはどうでしょうか?
105:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/10(月) 09:56:19 ID:BJSWLbL7 >>103様 原作を読む機会がなかったので 「ドキドキだわ」一言にヒイヒイ言ってた者です。 なるほどそういう事ですか!納得!
106:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/10(月) 11:35:59 ID:ZlRI0BS8 原作と違う所を一つ 呪いをかけた魔女は置き土産をしないし姫も子供を捨てません。 姫が嫁いだ先の話は、王子との間に2人の子供(姉弟)を産むが、王子の母は人喰い鬼。 最初は弟、次は姉、しまいには姫まで食べたいと料理長に命じるが、料理長は普通の人。 殺すのは忍びないと、弟も姉も姫も料理長の自宅に匿い(自宅にはちゃんと奥さんがいる)小鹿の肉で王妃をごまかすも、姉弟が外で遊んでいるのを王妃がみてしまい嘘がばれる。 ちょうどその時呪いを解いた王子は父王と出かけている。 怒った王妃は姫、姉弟、料理長夫妻皆を数多の蟲が入った大樽に落とす刑を執行しようとする。 しかし執行直前に王子と父王が帰宅。 動揺した王妃は自ら大樽に落ちてしまう、という第二部のお話でした。 参考までにと思ったのですが、長々とすみません。
107:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/10(月) 12:30:32 ID:ZlRI0BS8 連投すみません 前述の後日談は、昔に読んだ文庫サイズの「グリム童話全集」という本に記載されてたものを、ざっくり書いた物です。 ちなみに出版社は覚えてません。
108:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/10(月) 12:58:45 ID:n26/rebU >>107ペローやグリムの推敲で色々バージョン違いがありますが そのバージョンは誕生の予告がなかったり 仙女(魔女)が8人、塔で糸を紡いでいたのが只のおばあさん 目覚めに王子が関係しないものではないでしょうか? もし自分の勘違いでしたらすみません。
109:名無しさん@何にするか募集中 2011/01/10(月) 13:39:54 ID:ZlRI0BS8 >>108さん …あ、予告はなかったです。 仙女は呪いをかけた仙女を入れて13人でした。 塔の上で紡いでいたのは老婆に変身した魔女。 (姫が錘に刺された後高笑いして去っていったので) 目覚めさせたのも王子、というのはあったと記憶してますが… グリム版も確かに推敲途中で変わった所があるので、確実とは言えませんね。 その本以外にもグリム関連はほとんど目を通してますし、混ざっている可能性も否定は出来ないかな…
上
前
次
1-
新
書
写
板
AA
設
索
06『薔薇の塔で眠る姫君』 専用考察スレ http://gukko.net/i0ch/test/read.cgi/Marchen/1292396846/l50