08『磔刑の聖女』 専用考察スレ
58:名無しさん@何にするか募集中2010/12/25(土) 17:07:17 ID:T9zIwTZp [sage ]
エリーザベトの家族構成に関して。(長いです)
『お兄様』が「バルタン(?)、お前と母上が身分を偽ってまで〜」と言っているので、
「お父様と呼べ」と言っているのはただの近親相姦の話ではない気がしてきました。

エリーザベトは『陰の存在』なので隠されるように生きてきたんだと思うんです。
多分母親に守られて育ったんじゃないかと。
恐らく母親が亡くなるかしたから、
エリーザベトは『お兄様』である『七選帝侯』に引き取られたのではないでしょうか。
幼少時にメルと出会った頃は『エリーザベト・フォン・ヴェッティン』で、
磔刑の頃は『エリーザベト・フォン・ザクセン』…という具合で。
それで、何故エリーザベトが隠されて育てられたのかというと、
多分死んだはずの赤ん坊が生き返ったという事が理由でしょうね。
(もしかしたら母親が余所の男の人と作った子供だったりして?
 エリーザベトを憎んでいるように聞こえるのは、そういう事情もあったりするのかも…?
 まぁその相手が誰かと問われたら、何も言えずに黙るしかないのですが…)

『お兄様』がエリーザベトを妹ではなく子供として引き取ったのは、
婚姻を結ばせる為の駒として扱いやすくする為なのかと。
あと、七選帝侯って神聖ローマ帝国のあれですよね?
私も詳しくは知りませんが…
そんなそこら辺の貴族どころじゃなくとんでもない身分の『お兄様』からしたら、
同じスキャンダルでも「妹が居た」というより「子供が居た」と偽った方が少しでも体裁は良いのかもしれませんね。
「行き遅れには願ってもない相手だろう」と言っているので、
多分婚期を逃しかけるくらいには成長してから引き取られたんだと思います。
七選帝侯の妹だと世間にバレれば、取り入ろうとする輩もいるのではないでしょうか。
そんな輩に担ぎあげられたエリーザベトが、
これ以上自分にとって都合の悪い存在となる前にさっさと他の家へ嫁がせようと考えたのかもしれません。

エリーザベトがお兄様に憎まれているのは、
先代の七選帝侯である父親の侯妃(母親)が、
エリーザベトを優先して身分を門閥貴族と偽ってまで姿を眩ました?からでしょうか。
母親からしてみれば、
「子供は等しく愛しているけれど、それでもエリーザベトを守れるのは私しか居ない」と考えても、
『お兄様』からしてみれば、
「母上は自分を捨てた」「母上をエリーザベトに奪われた」と思っても仕方ないかも知れませんね。

…と、自分はこんな風に考えています。長文ですみませんでした。
皆さんの意見も参考にしたいので聞かせて下さい。
1-AA