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【総合】「Moira」全体考察スレ
196:むりゃん2008/09/07(日) 18:00:59 ID:aZX+J1jr0
冥府の扉を開けたのは、オルフェウスだと思うのですが、それが象徴するのは「オルフェウス教」ではないかと思うのです。
ギリシアでは、魂は影のように曖昧なものだったらしいのですが、オルフェウス教で魂はハッキリとした形を得たらしいのです。
アレクセイおじさんが、「神話を歴史の舞台に〜〜」と言っているのですが、それは「神話と言う本当にあったかどうかわからない曖昧なもの」を「現実に確かにあったもの」へ変える行為になります。
アレクセイは、亡き国を掘り出すために、地面を掘り降りて行き、オルフェウス亡き妻の為に冥府へ降りる、と言うところにも、どことなく共通点を感じるのです。
そしてオルフェウス教では、人間の魂は不滅で、その魂は罰を受けて死すべき定めの「人間」の体に閉じ込められている、という考えらしいのです。
タナトスがエレフを「器」と言いますが、どことなく通じるものがある気がするのです。
もしかしたら、エレフは生きている時点で、タナトスの器として、魂を宿しているのかもしれません。
そして死後、肉からタナトスが出てくる。そして、また、エレフの肉へと入る。それを繰り返すのではないかと思いました。
長々とすみません。
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