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【総合】「Moira」全体考察スレ
461:藍 2008/11/26(水) 02:49:05 ID:a7K7+6lq0 神殿を訪れたのではなく、レスボスから生贄の現場に直行説は目からウロコです! 陛下がフィリスをミーシャの傍においた理由は、お姉さん的存在というだけではなく ミーシャが生贄になる情報をソフィアに知らせる役割も担っていた。 フィリス(愛)が愛する者の死(程なくして生贄にされるミーシャ)を、 ソフィア(知)に知らせて先生は双子にお互いの情報を伝えた……と解釈すると、 二人の名前にはそんな意味が隠されていたと思えます。 王の代替わりは知っていても、エレフには関係なさそうです。 レオンが王になった後も奴隷は売られ、戦争は続き(月日流れても繰り返す愚行、血潮流しても止められぬ不幸) アルカディア、ひいては世界の全てをエレフは憎んでいたと思います。 >>457さん なるほど、ミーシャの回想ではなく死に逝く魂に語りかける声ですか……!! 確かにソフィアならそんなことも出来そうです。オルフェウスの竪琴に力があったように 当時の詩人には特殊な霊力があったのか。ソフィアはミーシャの力を見抜いていますし。 >>456さん、460さん 時間軸や場所などの解釈、すごいです……! ミーシャはまだ生きていた説(嵐に巻き込まれても助かったくらいですから、不死ではないけど 神の血を引くミーシャはそう簡単には死ねなかったのでは?とも思います。)を押していますが、 死後のミーシャの魂が語りかけているとしたら、生きているエレフと既に死亡したミーシャが どうやってお別れの会話を出来たのか、納得です。
462:名無しさん@何にするか募集中 2008/11/26(水) 19:07:30 ID:BaD08QqE0 [sage] >>461 ソフィアに特殊な力がなかったとしても、死者に語りかける事はあるんじゃないでしょうか。 お墓の前とか遺影の前で「今日はこんな事があったのよ」なんて話しかけることあるじゃないですか。 ああいう感じで、「先刻訪れた若者はあなたによく似た目をしていたわ」 なんて逝ってしまったミーシャに話したのかもしれません。 >>460 星女神の神域がレスボス島ではなかったという説はそういう見方もあるのかと驚きましたし、すごく納得はいくのです。 ただ、アルカディア兵がわざわざ深夜に神殿を取り囲んで半ば強引に生贄を連れて行った事を考えると 儀式の日程まで時間は殆どなかったのではないかと思います。 余裕があるなら昼間のうちに兵達が一度神殿を訪れて 「生贄になる巫女を明日の朝までに選べ。そうしなければ多くの命が奪われる」とでも何でも言って、一応合意の上で生贄を連れて行く事も可能です。 上記踏まえて儀式が行われたたのはラコニアとアルカディアの国境付近だった場合、 レスボス島に向かったエレフが儀式直後に到着するのは難しいと思われます。 イリオン周辺の海で遭難したと思われるエレフは、ミーシャと同じくイリオンからさほど離れていない場所に流れ着いたと思うんです。 その後でミロスに拾われ、イリオン周辺→アルカディアの故郷→レスボス島と旅をしたわけですが この間にエレフが声変わりして、少年から若者と呼ばれるようになるだけの年月が過ぎています。 エレフがイリオンで城壁作らされていたのが、双子が声変わりする前で エレフが石を運ぶ仕事をやらされていたり、ミーシャが変態神官に襲われかけた件を考えると大体10歳から13歳位。 これ以下の年齢だと重い石運びをさせられたり、遊女として初めての仕事をやらされるにはちょっと苦しいかと。 また『死せる乙女〜』で、ソフィアがエレフを「若者」としたのだから、レスボス島到着時のエレフはどんなに若くても16歳は越えているはず。 これより若かったらソフィアはエレフを「少年」とした気がします。 嵐で双子とオリオンが離れ離れになってから、エレフがレスボス島に着くまでに最低でも2〜3年はかかっているとすると エレフがどれほど急いでも、アルカディアとラコニアの国境付近に到着する頃には1年近くは経ってしまうのではないでしょうか。 少なくとも、儀式のあった場所は、 レスボス島でソフィアに会ったエレフが、ミーシャの遺体が綺麗なうちに行く事の出来た範囲内だったと思います。 ただ、やっぱり私の考え方だと、なんでラコニアから離れた場所で水神に生贄ささげたのかという問題が残ります。 一年に一度くらいしか生贄の儀式は行えず、ミーシャはそれまでずっと拘束されて、生贄の儀式のための準備をさせられ続け、 そのおかげでエレフが国境付近に到着する直前まで生きていた、とすると今度はなんで時間に余裕あるのに深夜に生贄連れて行くんだって最初の疑問がまた出てきてしまいます。 実は、死せる蒼白き乙女とは、エレフ到着までに時間が経ちすぎて、白い骨になってしまったミーシャを指しているとしたら泣けてきます…… 長文、失礼しました。
463:名無しさん@何にするか募集中 2008/11/26(水) 21:34:02 ID:oQDXG09n0 >>462様 レスボスとアルカディア、ラコニア間の距離の問題ですが、実際の距離がどの程度かは私には解らないのですが、 ミロスが「困った時にはレスボス島を訪ねなさい」と言っていた事から、エレフは真っ直ぐにレスボスへは行かずに色んな所を捜し歩いたのではないでしょうか? レスボスは聖域。そう簡単に入れそうにも無く、アナトリアの海岸付近で漂着した少女が居ないかを捜し歩き、 それでも見つからずに、師匠の言葉を思い出して最後の可能性であるレスボスに至った・・・ と考えれば、少年から青年への時の移り変わりも有りかと思います。 >>461様 初回版の歌詞カードで、「揺れる瑠璃色の〜」からのミーシャの歌詞部分がエレフの歌詞とは違う紫の紙に移っています。 これは、ミーシャが既に死の世界に至り、エレフと同じ生の世界には居なかった事を表しているのではないでしょうか? 私は、エレフとミーシャは会話できていなかったと考えています。 ミーシャからすれば、エレフに語りかけていたとしても、エレフからは過去を思いながらのエレフの独り言。 それでも双子としてまだ何処かで繋がっていたが為のシンクロの様な感じだったのではないかと思っています。 ミーシャの「悲しまないで」も「過ぎ去りし焔(ミーシャ自身?)も運命の贈り物」という言葉もエレフには届かず、 悲しみの果てに運命を呪う様になったのかな?と思っています。
464:名無しさん@何にするか募集中 2008/11/26(水) 21:56:24 ID:oQDXG09n0 2連続の投稿失礼します。 態々アルカディア軍が夜中に神域を訪れ、なかば強引に生贄を連れて行った理由を考えてみたのですが、 やはりミーシャの神託に原因があったのでは無いでしょうか? 神託は絶対のものですが、それ故に買収などで自分に都合の良い神託をさせる場合もあったと「死せる乙女」の方のスレで仰っている方がおりました。 此れとは逆に、都合の悪い神託を隠蔽しようという動きもあったのではないでしょうか? 「嘆く獅子座」の神託は王、もしくはスコルピオス殿下にとって都合が悪く解釈できた。 その為、口封じと神託の内容を口外した場合の見せしめ等の必要があり、巫女の選定自体は人目を憚り夜中に行われたのではないかとも思います。 逃げ出す巫女もいたようですから、口封じの前に逃げられてはいけないと急いだのではないでしょうか?
465:藍 2008/11/27(木) 02:47:13 ID:UoNJuktd0 生贄の場所や距離についてなど、とても納得です。 しつこく殆どこじつけにしかならないでしょうが、ミーシャはまだ生きていた説に かけるのは、ミーシャは本当は死にたくなんかなかったでしょうし、エレフにもう一度 会うまでは生きていなければいけない理由があったから。 「この声は……!」で、自分を殺した相手が、両親の仇と同一人物だとミーシャは知ります。 未来視の力があるミーシャなら後の悲劇も見えていたかもしれません。 ミーシャはエレフが世界を憎悪するのを止める為に、斬られて水の中という極限状態で 必死に意識を保っていたのではないでしょうか。 そんなことをしても苦しみが長くなるだけだとミーシャが一番よくわかっていたでしょうし、 助かることを望んでいたわけじゃないでしょう。 犠牲者として一人で死んだのではなく、エレフに看取られて水月を手にして逝った。 自分のためじゃなく、残されたエレフを思ったからこそ「まだ生きていた」説です。 >>462さん そうですね、普通の人間でも亡くなった人に語りかけることはありますね。 ただ、「やがてかぐわしく花開く乙女達〜潔く散るのもまた花の命」とは、ソフィアが 多くの犠牲を出さず、自分の運命を受け入れたミーシャへ捧げた詩だと思います。 またこのコーラスが入った時点なら、斬られた直後なのでミーシャは生きているでしょう。 死に逝くミーシャへ捧げた詩人の詩が魂に届き、「あなたの愛した人は生きていたわ」と 最期に伝わったのではないでしょうか。 時間が経ちすぎて白骨化なら、遺体がミーシャのものだと発見した時点じゃ判断できないですし 「死せる青白き乙女 とても綺麗だった」とは言わないでしょうからそれはないかと。 瀕死で息を引き取る直前か、まだ生きているかのような美しい死に顔だったと思います。 >>463さん 双子のお別れを告げるシーンについては、それぞれの解釈に委ねられるので何ともなのですが。 残酷な運命に従い死ぬ事になったのに、間に合わなくて助けられなかったのに、 「悲しまないで 過ぎ去りし灯も運命の贈り物」、言い換えれば、 「わたしはエレフと一緒に生まれて来れて、ミラに感謝している。だから悲しまないで」 と最期に告げるような妹ならば尚更、たとえそれをミーシャが望んでいないと解っていても、 エレフは運命や世界を憎んだと思います。 むしろ、これが運命を憎む言葉だったり、間に合わず命を救えなかった自分(エレフ)を叱責するもの だったりした方が、エレフとしてはまだ救われたんじゃないかと思います。 長々と失礼しました。
466:藍 2008/11/27(木) 04:19:05 ID:UoNJuktd0 連続で申し訳ありません。 双子が生まれた時に冥王様の干渉があったように、ミーシャの死にも冥王様が 関わっていたなら死亡する時刻を遅らせることは可能だと思います。 駆けつけた時に既に遺体か、まだ生きていたという喜びも束の間たすけられず死んでしまうか。 どっちが辛いですが、エレフとしてはミーシャの最期の言葉なりを聞いた後に死なれる方が 目の前で愛する者の命が消えるのに、どうする事も出来ない辛さがあると私は思います。 タナトスの器になるには、エレフが生を憂う必要がある。目の前でミーシャの命が失われて、 後に「生とは失われるもの」と言う程、エレフは生を憂うのでは……と思います。
467:りら 2008/12/02(火) 22:12:19 ID:nXiYwS2PO 既出の質問だったら申し訳ないのですが、スコルピオス殿下って妾腹ですよね。 「ブロンディスに連なる血がそれ程大事か…」って言ってるので、蠍殿下の母君はブロンディスに連なる血ではなかったということであってますか? そもそもブロンディスの血ってなんですか…? あと、「あんな売女の」とイザドラ王妃を侮辱してますよね。 イザドラ王妃って正妻になる前は何者だったんですか?側室の一人?召し使い?いい家柄の娘? 王妃はちゃんとした家柄の娘で、蠍殿下があとから来て正妻になった王妃を蔑む為に「売女」と言っているだけなのでしょうか? まさか本当に高級遊女だったりはしませんよね。 長くて分かり辛いと思いますが、どなたか分かる人教えてください。
468:春菜 2008/12/03(水) 02:04:42 ID:hjsGAZHlO [りら様] 今晩は★ 私も蠍殿下のお言葉には頭を悩ませましたが、私的見解を。 @蠍殿下はレオパパ(勇者デミトリウスでしたっけ?超ウロ覚えι)か、イサドラ様の腹違いの弟 Aブロンディスの血→雷神の血筋 B売女→私はレオンの雷神の血はイサドラ様経由だと思っています。かつての勇者が武勲の褒美に一国の王女と結ばれて王に…こんなカンジでレオパパとイサドラ様が結婚。そして@の弟説から、恐らくイサドラの腹違いの兄(弟!?)で雷神の血を持たない(という事は血はまたもや母方経由になりますが…)蠍殿下が、次期王位は自分の物だと思っていた所に神の眷属ではない勇者が現れて姉と結婚→王位を奪われる→神の眷属でもない男と結婚した女=売女。 かなぁ?と思いました。
469:春菜 2008/12/03(水) 02:25:59 ID:S6MBaepjO [りら様] 連投すみませんι >「ブロンディスに連なる血がそれ程大事か…」 この台詞からやっぱり蠍殿下は雷神の血は引いていないですよね。 この発言がなければ普通にレオパパの腹違いの弟で、妾腹という理由で雷神の血は引いてはいるもののレオンより王位継承権が劣っているだけだと考えられたんですが… あと↑の台詞は 「あんな売女のブロンディスに連なる血」 という風に取れるのでやはり雷神の血を継いでいるのはイサドラ様と考えるのが私的にしっくり来ます。 長々と書いてしまいましたが参考にして頂ければ幸いです(*´▽`*)
470:りら 2008/12/03(水) 03:10:54 ID:S/Tcxbo0O 春菜様 なるほど!イサドラ王妃経由ですか! あ、すみません。私の聞きまちがいで、「ブロンディスに連なる…」は「ブロンディスに連なる血こそが大事よ…」でした; こうなると考察も変わってきますよね…。 イサドラ様はブロンディスの血をひいていなくて、蠍殿下はひいているっぽいニュアンスになる気がします。 私の考察ではデミトリウスがブロンディスの血で、蠍殿下はデミトリウスと側室の女性との間に生まれて、その女性がもう少しで正妻になるところだったのにイサドラ様が現われて正妻の座を奪われて「妾腹の子」になってしまった。 ↓ そしてレオンが生まれたので第一王位継承権も失った。(だからイサドラ王妃を「売女」と蔑む?) と思っていたのですが、春菜様のイサドラ様がブロンディスの血という説と聞きまちがい←で、またなにか出てきそうです。 興味深い考察、感謝です!!!
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