【総合】「Moira」全体考察スレ
486:2008/12/14(日) 13:16:31 ID:BZUhFIu+0
連続ですみません。

どの解を選んでも「不正解」だったのと同時に、ミラの人間キャラ達が自分が置かれた状況下において問を求められ、
必死に考えたり立ち向かった末での解ならば、全て「正解」でもあったのだと思います。
考察や解釈が自由で、サンホラーの皆様がそれぞれ解釈した「自分にとっての正解はこれかな」というものがあるように。

ボーナストラックの言葉。

火を騙り 風を汚し 地を屠り 水を腐す

これは文明(時代)の進化→神話の終焉が避けられないことをミラは知っていたと思います。

「我らを試すように〜」とミーシャが言っていますが、ミラは自分の問に対して我が仔等がどのような解を選んで往くのか
知りたかったのかもしれません。避けられない悲しみや不条理の中をどう生きるのか。
ミラが望んだのは悲劇的な結末を迎えた「世界」ではなく、そこを生きた死すべき者=「人間」の姿を見守ることだったように思えます。

運命(ミラ)も死(タナトス)も、残酷さと救いの両方を併せ持っていると私は思います。
遺跡発掘した時のアレクセイのようにミラに微笑んでもらえたら女神様ハラショー!でしょうし、
運命に抗っても悲劇しかなかったエレフは「ミラよ、これが貴方の望んだ世界なのか!」と叫ぶでしょう。

死にたくない者にとって死は、裏工作したりしてでも逃れたい「恐怖」以外の何ものでもありませんし、
生を憂う者やもう悔いはないと思える境地に立った者にとっては、死は安らかなものでしょう。

長文失礼しました。
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