【総合】「Moira」全体考察スレ
462:名無しさん@何にするか募集中2008/11/26(水) 19:07:30 ID:BaD08QqE0 [sage]
>>461
ソフィアに特殊な力がなかったとしても、死者に語りかける事はあるんじゃないでしょうか。
お墓の前とか遺影の前で「今日はこんな事があったのよ」なんて話しかけることあるじゃないですか。
ああいう感じで、「先刻訪れた若者はあなたによく似た目をしていたわ」
なんて逝ってしまったミーシャに話したのかもしれません。

>>460
星女神の神域がレスボス島ではなかったという説はそういう見方もあるのかと驚きましたし、すごく納得はいくのです。
ただ、アルカディア兵がわざわざ深夜に神殿を取り囲んで半ば強引に生贄を連れて行った事を考えると
儀式の日程まで時間は殆どなかったのではないかと思います。
余裕があるなら昼間のうちに兵達が一度神殿を訪れて
「生贄になる巫女を明日の朝までに選べ。そうしなければ多くの命が奪われる」とでも何でも言って、一応合意の上で生贄を連れて行く事も可能です。

上記踏まえて儀式が行われたたのはラコニアとアルカディアの国境付近だった場合、
レスボス島に向かったエレフが儀式直後に到着するのは難しいと思われます。

イリオン周辺の海で遭難したと思われるエレフは、ミーシャと同じくイリオンからさほど離れていない場所に流れ着いたと思うんです。
その後でミロスに拾われ、イリオン周辺→アルカディアの故郷→レスボス島と旅をしたわけですが
この間にエレフが声変わりして、少年から若者と呼ばれるようになるだけの年月が過ぎています。

エレフがイリオンで城壁作らされていたのが、双子が声変わりする前で
エレフが石を運ぶ仕事をやらされていたり、ミーシャが変態神官に襲われかけた件を考えると大体10歳から13歳位。
これ以下の年齢だと重い石運びをさせられたり、遊女として初めての仕事をやらされるにはちょっと苦しいかと。
また『死せる乙女〜』で、ソフィアがエレフを「若者」としたのだから、レスボス島到着時のエレフはどんなに若くても16歳は越えているはず。
これより若かったらソフィアはエレフを「少年」とした気がします。
嵐で双子とオリオンが離れ離れになってから、エレフがレスボス島に着くまでに最低でも2〜3年はかかっているとすると
エレフがどれほど急いでも、アルカディアとラコニアの国境付近に到着する頃には1年近くは経ってしまうのではないでしょうか。
少なくとも、儀式のあった場所は、
レスボス島でソフィアに会ったエレフが、ミーシャの遺体が綺麗なうちに行く事の出来た範囲内だったと思います。

ただ、やっぱり私の考え方だと、なんでラコニアから離れた場所で水神に生贄ささげたのかという問題が残ります。
一年に一度くらいしか生贄の儀式は行えず、ミーシャはそれまでずっと拘束されて、生贄の儀式のための準備をさせられ続け、
そのおかげでエレフが国境付近に到着する直前まで生きていた、とすると今度はなんで時間に余裕あるのに深夜に生贄連れて行くんだって最初の疑問がまた出てきてしまいます。
実は、死せる蒼白き乙女とは、エレフ到着までに時間が経ちすぎて、白い骨になってしまったミーシャを指しているとしたら泣けてきます……

長文、失礼しました。
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