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【総合】「Moira」全体考察スレ
483:名なしDEATH2008/12/08(月) 17:00:02 ID:C9vHd5iQ0
次に、「唯…愛を求め〜」。「愛を求め」は多分エレフがミーシャの事を想っている心だと思います。
恋愛の「愛」ではなく、家族に対する「愛」ではないかと。
ミーシャを殺した者を探すためにアメジストスとなって、戦場へ出たエレフ。
戦場へ出たのですから、もちろん人を殺めてしまう。これが、「生を奪い」。
最後の「灰が空に舞う」というのは一番悩みましたが、
紫眼の狼と呼ばれたエレフ。狼と聞いて多分ほとんどの人が、灰色を思い浮かべると思います。
灰色というのは、善や正義を表す白、そして悪の象徴である黒の中間…。
エレフはミーシャの仇をとる為に、そして奴隷達を解放するために行動していました。
エレフ視点から見ると、ミーシャを殺した者が悪。その悪を打つのですから、
悪を打つのは正義…かなぁ、と思っています。
そして、開放さた奴隷達から見ると、エレフは正義。
けれど、レオンティウス達側から見ると、多くの軍を打ち、多くの者を殺したアメジスト将軍は悪。
なので、最後の死せる英雄達の戦いではエレフ(アメジストス)は命を落とします。
「灰が空に舞う」というのは「灰」=エレフ、「空に舞う」というのは命が空へ舞うということかなぁ…?
とも思っていますが、歌詞カードを見てみると、エレフとレオンが戦っている絵。
その背景は燃えているような感じがするので、英雄達が死すというイメージもあります。
けれど、↑の藍さんのように、これが正解!というのは必ずしも無いと思います。
もしミーシャが他人を犠牲にしてエレフと会ったところで、その事は必ず生涯ずっと心で後悔するだろうし、
エレフもミーシャが悲しむだろうから、と仇をとることは無かったとしても、やはり後悔すると思います。
必ず「正解」、そして「ハッピーエンド」という選択は無かったと思います。
ミラに立ち向かったところでそうなるとは限らない。
ミラに従ったところでそうなる事はない。
ミラの「問」の「解」は、誰にも、そしてミラ自身にも分からなかったのかもしれません…。
今、「儘…問に惑い→解を違え→累の海へ墜つる…
唯…愛を求め→生を奪い→灰が空に舞う…」
はエレフとミーシャだと思うと言ってコメしましたが、心のどこかで
やはりその二人以外の人物にも当てはまるなぁ…とも思います。
本当に長くなってすみません(汗
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