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【総合】「Moira」全体考察スレ
616:名無しさん@死すべき者 2010/03/03(水) 10:08:28 ID:KmiyNdzQ0 >>615 私は蠍殿下がオリオンを焚きつけて王を殺させた解釈の方を懐疑的に捉えてます。 王は死ぬ前、傀儡となってました。私は王を傀儡にしていたのは蠍殿下ではないかと思っています。 「雷を制す者」の神託がある以上、雷神の血を引いていない蠍殿下はどう頑張っても世界を統べる王にはなれないと思われます。 其れでも諦めていない蠍殿下は、どうやって世界を統べる王になる心算だったのか? 私が思うに、「世界を統べる王」を傀儡とする事で、影の黒幕的なポジションに立とうとしたのではないかと思います。 其処で当時のアルカディア王を傀儡とし、此れで王子が居なくなれば他に雷神の血を引いてる者はいないから王様が確実に世界を統べる王になるだろうとか考えて、王子邪魔だって思ってたのかなと。 そうやって段取りを整えてたとこに、ミーシャが王の死の神託を下してしまったから、ミーシャを生贄として殺したのじゃないかと思います。 でも結局は王はオリオンに殺され、オリオンは寧ろ蠍殿下の野望を防いだ形になるのではないかと。 オリオンがジャケットで蠍殿下に背を向けてるのは、蠍殿下の存在を知らなかったからではないかと。 黒幕の存在を知らず、其の傀儡を屠って黒幕に屠られたのじゃないかなと思ってます。 世界の王となる為の傀儡を失った蠍殿下は「雷を制す者」を「雷神の血族の王」から「其の王を制した(屠った)者」という解釈に変え、王子を殺そうとして返り討ちにあったのじゃないかと思います。 破滅を紡ぐ忌み仔を要職につかせるかって事ですが、元の神話でそうなってますし・・・有り得るんじゃないでしょうか? 恐らくオリオンの元になってるのは、トロイアの王子パリスだと思われます。 彼を簡単に紹介してる文章を参考までに・・・ 彼は「生まれてくる子はトロイアを滅ぼす」という予言を受け、召使に依って捨てられています。 しかし5日経っても無事だった為、其の召使が羊飼いとして育てられる事になります。 後にパリスが優勝したプリアモス開催の運動競技で、トロイア王女カッサンドラによってパリスがプリアモス王の息子である事が発見されます。 そしてプリアモス一家はかつての不吉な預言を忘れ、パリスを王家の一員としてしまいます。 後に彼が原因の1つとして戦争が起こります。 パリスは弓の名手であったが、やる気がなかった。 トロイアの総大将であったパリスの兄ヘクトルが戦争10年目のアキレウスとの一騎打ちで亡くなってから、パリスは総大将となった。 そのときパリスはよく戦い、アキレウスも射殺したが、その後ギリシア一の弓取りピロクテテスの矢をうけ、オイノネの治療も得られずに亡くなった。 とありますので、当時のギリシャで考えるなら、嘗ての忌み仔が要職に就く事も十分、考えられるのではないかと思います。 忌み仔であったり、弓の名手だったり、王子である事が発覚してたり、勇者を射殺してたりと、共通点は多いですよ。
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