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【総合】「Moira」全体考察スレ
345:私も娘の奸計に嵌り、気が付けば…:2008/09/19(金) 15:44:46 ID:fLnPjwAX0AAS
337の方へ
え〜と、2台のオーディオプレーヤーと、それから、PCで再生してイコライザーを使ったので
「あんなのが居たのか──云々」
と言ってるのは多分間違え無いと思います。
(100%の自信は有りません。 「すごく大事か」はもしかしたら「そんなに大事か」かもしれない…)
私も最初は、スコルピスはレオンティウスの血族と考えたのですが、幾つか矛盾点が有るので違うだろうと考えたのです。
先ず、337の方が言われる様に「王宮で疎まれその恨みで…」だと、疎んじてる人間に他国を攻めさせる程の力を持つ地位を与えるでしょうか?
下手に地位を与えると寝首を掻かれる恐れが有るから、王族としての地位は有るけど、軍に関係する地位は与えてないと思います。
そうすると、4曲目「運命の双子」での
「ラコニア軍は既に掌握した」
と言う台詞に矛盾が生じます。
それに、疎まれているアルカディアで臣下からも国民からも恨まれて王に成るよりも、支配したラコニアで王に成った方が簡単だと思います。
で、この台詞
「ラコニア軍は既に掌握した」
も矛盾点です。
と言うよりも、この台詞がスコルピスがラコニアの王族だと言う裏付になります。
「掌握した」と言ってますよね。
掌握したと言う事は、ラコニア軍の指揮系統を把握し全面的に自分の支配下に置いたと言う事です。
もし、スコルピスがラコニアに侵攻しこれを掌中にしたのであればラコニア軍は壊滅していた筈です。
(当時は敗戦国の兵士は皆殺しにされていた様です。)
「壊滅した軍=存在しない軍」を掌握するのは不可能です。
前記した様に敗戦国の兵士は皆殺しなのですから、「掌握」出来るのは自軍と言う事になります。
他にも、矛盾点と言うよりは気になる点が有ります。
12曲目「死せる乙女その手には水月」で、スコルピスがミーシャを生贄に捧げる時
「ヒュドラよ 受取り給え」
と祈ってませんでした?
ヒュドラは水女神の事と思うのですが…
ラコニアは水女神の国ですよね。
以下は337の方の意見に対してです。
スコルピスがポリュデウケスを取込もうとしたのは、名の有る英雄や勇者を(自国に限らず他国も含めて)
自軍に招き入れる事で自分の行動を有利にしたり正当化する為だと思います。
スコルピスに信用が無くても勇者であるポリュデウケスには信用はや信頼を向ける者は居ます。
世界の王になろうと思っているのであれば、より多くの協力者や賛同者が必要です。
名の有る英雄や勇者は一人でも十分な戦力になり、彼等を慕って兵が集まり易いし、他国の協力も得られ易くなったりと
利用価値は計り知れないですね。
それと、「レオンティウスを妬んで…」と言う意見ですが、10曲目のスコルピスの台詞を聞いていると
「妬み」や「恨み」や「憎悪」みたいな物を感じます。
でも、それはレオンティウス個人に対してと言うよりも、「ブロンディスに列なる血」そのものではないでしょうか?
後ですね、前回(336)で言った「神話の上でのトロイア戦争時のラコニア王」が解かり難かったのでしょうか?
多分、ラコニアではなかなか判らないかも知れないし、書籍によって違う事が書いて有るかも知れないですね。
口承伝なので解釈が多々在る様です。
私が調べたのは、メネラーオスでした。
ギリシア軍の総大将アガメムノンの兄で妻をトロイアの王子パリスに奪われた人物です。
だからと言って、スコルピスのモデルがメネラーオスだとは思っていません。
341の方の意見に対してにもなるのですが、私はスコルピスのモデルはアガメムノンとアイギストスのミックスだと思います。
因みに、レオンティウスのモデルはヘクトルとアキレウスのミックスです。
話は逸れてしまいましたが、ラコニアの王=メネラーオスだとして、その家系を辿って行けば上記の
「ブロンディスに列なる血」に対する「恨み」や「憎悪」が理解できますよ。
ところで、「ブロンディス=オリンポス」と考えてよろしいのでしょうか?
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