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【総合】「Moira」全体考察スレ
508:藍 2008/12/28(日) 01:58:56 ID:n/wcX7Wy0 ミーシャ=ミラの器説について考えてみたのですが。 初回限定版ジャケットでは、幼いミーシャが水月に手を伸ばしていない方の手で 紡がれる白い糸を握って隣にいるエレフをからめとっているように見えますし、 通常版ジャケットでは大人のミーシャの両手は隠れて描かれていませんが、 真上にある糸を紡ぐミラの両手=ミーシャの手だと解釈できます。 「神話」の歌詞にある「紡ぎ手は誰ぞ」 ミラ全体の物語の紡ぎ手は、ミーシャだと考えています。エレフが戦場へ向かわせたは、 ミーシャの不条理な死ですから。 そして、ミーシャがミラの器だったのは生きている間だけだったのではないでしょうか。 エレフはタナトスの器なので死ななければ器の役割を果たせませんが、逆にミラの器の ミーシャの不思議な力や人の運命を紡ぐ役割は、生きていないと果たせないものです。 なので、ミーシャが解を違え→累の海へ墜つる(ミーシャ死亡)時点で、冥府に逝ってしまい ミラの器としての役割を果たせなくなったと思います。 「累」の意味は関わり合い、関わりを及ぼす、とあります。ミーシャが累の海へ墜つるというのは、 生贄として水辺に落されるという意味だけではなく、後の悲劇に関わりを及ぼす死を遂げるという意味 だと思います。死屍累々という言葉もありますし。 ミーシャが死ぬ事で魂や身体が手に入る等、ミラに利益があるなら「解を違え」とは言わないでしょう。 寧ろミーシャの死が破滅=神話の終焉を紡ぐからこそ、歌詞カードの冒頭であの言葉が来るのかなと思います。 長々と失礼しました。
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