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【総合】「Moira」全体考察スレ
521:藍 2009/01/09(金) 05:03:02 ID:K/6h4OJL0 別スレで既出されていますが、雷を制す世界の王はギリシャ全体の王レオンと、 生者全てに死を与える世界全体の冥王となるエレフ、両方をさしていると思います。 >>518さんの仰るように、神託そのものが曖昧で謎かけのようなものなので(解釈の自由が故)権力欲から 「自分こそ世界の王!」と思い込んだ諸王達が争いを繰り返していたのでしょう。 世界の王はレオンとエレフだと思いますが、世界の運命を紡いだ「紡ぎ手」はミーシャだと解釈しています。 破滅を紡ぐ忌み子が双子だった理由は、生まれてきたのがエレフだけでもミーシャだけでも神話の終焉には至らないから。 エレフと離れ離れで生を憂いた結果、ミーシャは解を違えて生贄になってしまったのだと思いますし、 ミーシャの悲劇的な死がエレフを戦場へ赴かせたのですから。 >>名無しDEASHさん 死んで逝った人達の亡骸が燃えて灰になって宙に舞う説、納得&同意です! SHでは人の命=焔に例えられることが多いので、焔(命)が燃え尽きる→灰になって宙に舞う…という解釈も可能かと思います。 宙に舞うのは戦火で灰になった国や亡骸もですが、死せる者達の燃えていた野心や叶わなかった愛なども意味するかなと。 双子達がお互いに片割れからの愛を求めていたのは確かだと思います。 恋愛か家族愛か?という形は、当のエレフとミーシャ達にとっては問題ではなかったのかもしれません。 ただ純粋に、「ずっと一緒にいようね」と思い合っていた。ミーシャの「ごめんね、エレフ」はミラに従い約束を破る事への 謝罪の言葉かと。死せる乙女の手には水月のラストで幼い頃の約束の声が入りますし……。 エレフについて行った奴隷達も、自由と共に愛を求めて生を奪っていたでしょうね。 物語全体に影響する(破滅、終焉に至る?)意味で、問に惑い解を違えたのはミーシャ、愛を求め生を奪うのはエレフだと 思いますが、解を違えない=間違いを犯さない人間はいないですし、また愛を求めない人間もいないと思います。 なので、全ての登場人物に当てはまる言葉だなぁ……と解釈しています。 長々と失礼しました。
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