下
【総合】「Moira」全体考察スレ
465:藍2008/11/27(木) 02:47:13 ID:UoNJuktd0AAS
生贄の場所や距離についてなど、とても納得です。
しつこく殆どこじつけにしかならないでしょうが、ミーシャはまだ生きていた説に
かけるのは、ミーシャは本当は死にたくなんかなかったでしょうし、エレフにもう一度
会うまでは生きていなければいけない理由があったから。
「この声は……!」で、自分を殺した相手が、両親の仇と同一人物だとミーシャは知ります。
未来視の力があるミーシャなら後の悲劇も見えていたかもしれません。
ミーシャはエレフが世界を憎悪するのを止める為に、斬られて水の中という極限状態で
必死に意識を保っていたのではないでしょうか。
そんなことをしても苦しみが長くなるだけだとミーシャが一番よくわかっていたでしょうし、
助かることを望んでいたわけじゃないでしょう。
犠牲者として一人で死んだのではなく、エレフに看取られて水月を手にして逝った。
自分のためじゃなく、残されたエレフを思ったからこそ「まだ生きていた」説です。
>>462さん
そうですね、普通の人間でも亡くなった人に語りかけることはありますね。
ただ、「やがてかぐわしく花開く乙女達〜潔く散るのもまた花の命」とは、ソフィアが
多くの犠牲を出さず、自分の運命を受け入れたミーシャへ捧げた詩だと思います。
またこのコーラスが入った時点なら、斬られた直後なのでミーシャは生きているでしょう。
死に逝くミーシャへ捧げた詩人の詩が魂に届き、「あなたの愛した人は生きていたわ」と
最期に伝わったのではないでしょうか。
時間が経ちすぎて白骨化なら、遺体がミーシャのものだと発見した時点じゃ判断できないですし
「死せる青白き乙女 とても綺麗だった」とは言わないでしょうからそれはないかと。
瀕死で息を引き取る直前か、まだ生きているかのような美しい死に顔だったと思います。
>>463さん
双子のお別れを告げるシーンについては、それぞれの解釈に委ねられるので何ともなのですが。
残酷な運命に従い死ぬ事になったのに、間に合わなくて助けられなかったのに、
「悲しまないで 過ぎ去りし灯も運命の贈り物」、言い換えれば、
「わたしはエレフと一緒に生まれて来れて、ミラに感謝している。だから悲しまないで」
と最期に告げるような妹ならば尚更、たとえそれをミーシャが望んでいないと解っていても、
エレフは運命や世界を憎んだと思います。
むしろ、これが運命を憎む言葉だったり、間に合わず命を救えなかった自分(エレフ)を叱責するもの
だったりした方が、エレフとしてはまだ救われたんじゃないかと思います。
長々と失礼しました。
上前次1-新書写板AA設索