下
【15】『神話の終焉』専用 考察スレ
68:藍 2008/10/22(水) 20:11:54 ID:gXFptbuZ0 >>67さん なるほど、オルフェウス=軍師的な立場ですか。 ソフィア先生もそうですが、詩人は教養があると考えれば確かにそうですね。 オルフが、エレフのことを「閣下」と呼んでいましたが、これが媚びを売るための言葉ではなく 実際にそうだとしたら、エレフは軍の中で相当な高い地位を持っていたのでしょうね。将軍ですし。
69:ゆん 2008/11/15(土) 00:39:10 ID:C66BLmQX0 思ったことをまとめて書かせていただきます。 まず「或る男」という一単語では誰なのか判別は難しいですね。 次のCDへの架け橋となる人物かもしれません。 「神話の終焉」の気になる特徴としては、冒頭のメロディーがオルフを思わせる点。 開いた扉が「冥府」とあれば、エレフが扉を開いたと考えるのが妥当かと思わせる点。 「開」の文字については、真ん中が漢字自体の捕らえ方として、 鳥居≒神のいる場所までの人の出入り口ということにはなりますでしょうか。 これらを踏まえての考えは、扉は人の世界側の人間の手によって開かれたのではなく、 冥府の扉の中の「或る男」が外に向けて扉を開いたという可能性を見出しました。 曲の最後の行に「彼の無常な〜」の「彼」はイコール=「或る男」だとすれば 【死人戦争】とは、冥府に囚われる(?)死人たちの戦争が始まるのだととらえられます。 何故戦いが始まるのかといえば、「或る男」によって扉が開放されて、死人たちが人の世界に出回る… するとラフレンツェの曲に出てくる下りでの「王国を追われた…」の世界観が、神の世界(戦い)は 終わり、ラフレンツェが拾われるまでの背景(死人たちが世にうごめくのを魔女の力(結界の力)でおさめとどめる必要がある。) を物語ってくれている気が致します。 そうしますと、ミラでの冥府の扉に番人なる者がまだいないのも、若干ながら説明がついたかと思います。
70:ゆん 2008/11/15(土) 00:46:36 ID:C66BLmQX0 続けての書き込み申し訳ありません。 「王国を追われた…」の世界観とは、「王国」という一単語に、 ミラのアルバムにある世界観の数々の「王国」に被せたという推測に基づくものです。
71:名無しさん@何にするか募集中 2008/11/16(日) 21:09:23 ID:KHGZWArp0 自分は、扉を開けたのはエレフでは無いと考えています。 CDジャケットの仕掛けもありますし、エレフは母を殺めた時に冥王が迎えに来ています。 CD内でも冥王は度々エレフの傍に登場しますし、冥王は(例えば死者を迎えに行くとき限定だったとしても)元々、ある程度自由に扉を開いて地上に訪れていたのではないかと思います。 其れを態々「或る男〜」と強調する必要は無い様に思います。 私は、ジャケットの青年がオルフか、又は別の誰かかは解りませんが、第3者の手によって扉は開かれ、それによって冥王のみでなく死者も扉をくぐる事が出来るようになり、【死人戦争】が始まったのでは?と考えています。 また、このナレーションの後に「Moiraよ」の台詞が入るので、冥王となったエレフは死者を率いて地上ではなく神々へ戦争を吹っ掛けたのでは?とも考えています。 それが地上だけでなく、神々の世界においても神話の終焉になるかなぁ?と。
72:名無しさん@何にするか募集中 2008/11/27(木) 20:25:13 ID:WHMDQiyV0 今更なことなんですが、何でジャケットの謎の男がオルフェウスなんだろう…と疑問に思って、Liveの「魔女とラフレンツェ」を見ました。 …思いっきりあのyokoyanさんのイラストで背景、流れてましたね。(陛下じゃなく絵の方です オルフェウスまんまでしたね。服も髪も。 そこで私の考察なんですが、それでもやはりオルフェウスはあくまで比喩。 Moiraの曲自体が、他にもいろいろパロディ(?)を盛り込んでいるので、 その流れで行くと、これはエレフをオルフェウスに例えているのでは?と思います。 冥府のミーシャはエリスに例えられて、ミラ(またはタナトス?)がラフレンツェ(=扉の番人の役割) そう当てはめると、ジャケットに描かれている理由になるかと思います。(エレフの側に描かれてますし 「Moiraよ…〜」の声はどう考えてもエレフ(タナトス)です。 そして他の方の考察にもあるように足音も独りだけです。 動機としては、既出ですが仇をとったから、今度はミーシャを迎えに行くだと思います。 話変わりますが、「神話の終焉」というのは、エレフによって神の眷属が結構殺されたのでしょう。 それによって人と神とだんだん離れていき、人は神の存在を忘れてしまう…ということなのだと思ってます。
73:藍 2008/11/28(金) 12:15:48 ID:jbB8tSE60 >>72さん オルフェウスがエレフの比喩、というのはちょっと違う気がします。 冥府の扉を開ける、という以外に二人の共通点はありません。 ジャケットに描かれた理由は、オルフェウスとエウディリケの神話に 冥王ハデスとペルセポネが関わっているからだと思います。 既出しまくりだと思いますが、ギリシャ神話でオルフェウスは妻を返してほしいと 冥府の王に懇願しますが、最初ハデスはこの申し出を断っています。しかし、 后ペルセポネに「わたしも貴方に攫われて母と離れ離れになった時は悲しかった」と 言われて、地上へ戻る条件(振り返ってはいけない)を出しています。 オルフェウスがラフレンツェを利用したのは、エレフがタナトスになる前の話だと思いますが 後ならミーシャの取り成し?で二人は階段を上ったのかと。 神話の終焉については、全く同意見です。 神の眷属が死に絶えて信仰が希薄になり、神の存在が忘れられてしまったと解釈しています。
74:名無しさん@何にするか募集中 2008/11/29(土) 12:46:18 ID:sGWa0hPC0 実はオルフェウスじゃなくてミロスの若い頃の姿、とかだったりして。
75:藍 2008/11/30(日) 14:27:23 ID:G8I27b1v0 オルフェウス=部下オルフだった、と想定してちょっと考えたんですが。 ギリシャ神話で、アルカディアは神々が住む国とされています。 伝令神ヘルメスが生まれたのもアルカディアだそうです。 なので他の国とは違い、アルカディア国境内には冥府の入り口があった。 オルフェウスはその情報を知っていたけど、奴隷なら海路を使う資金はなさそうですし、 陸路は戦乱が激しく通れなかった。 それで、エレフの部下になってアルカディアへ行くことにした。 多分エレフが普通の人間じゃない事にも気付いていたかと。 イリオンが陥落した時点で、オルフは逃亡。 妻の生き返らせる為には戦死するわけにはいかないし、奴の性格を考えれば エレフに心から忠義を尽くしていたとは思えません。 もうすぐイリオンへ王レオンが来るという状況では、エレフも脱走兵一人に構っていられなかった。 それからラフレンツェの一件があった後、エレフが冥府の扉を開けた……という流れかと解釈しています。
76:藍 2008/12/01(月) 04:32:47 ID:GKOBkFlC0 連続ですみません。 アルカディアとイリオン離れすぎていました。(汗) 「死の谷へ捨てて来い!」の台詞があったり、エレフとレオンが戦った最期の場所も イリオンなので、アルカディアじゃなくイリオン付近に冥府の扉があったのでしょうか。
77:名無しさん@何にするか募集中 2008/12/01(月) 17:58:58 ID:NLp9coHH0 [sage] >>76 死の谷は、単純に奴隷の死体を捨てる谷かなと思ってました。 死体を捨てる谷だから、死の谷と呼ばれるようになった谷ではないでしょうか。 ただ、逆にそんな場所だからこそ冥府への扉が発生したのかもしれません。 私はオルフェウスは比喩だろうと考えている側の人間なのですが、その理由を書きます。 別の地平線の考察も入ってしまうのですが、 エルの楽園sideEでエルが「誕生日プレゼントは絵本がいい」といっています。 貧乏な家でもプレゼントに絵本を望み、それを贈ってもらえる位に絵本が普及したのは近代の方だと思うので、 ラフレンツェがエルの母だった場合、彼女が愛したオルフェウスが生きた時代と Moiraの時代には数百年、下手をしたら千年以上の差があります。 なので、やっぱりMoiraにおける冥府の扉を開けた者はオルフェウスではないのではないだろうと思います。 Moira時代に冥府の扉を開いた男がいたから、冥府の番人を使ったややこしい封印がされたのではないでしょうか。 あと、別に妻や愛する女性を取り戻す目的で冥府の扉を開いたとしなくてもいいと思います。 例えばエレフの部下のオルフが、エレフが冥王になって冥府に行ってしまった後、統率者を失った奴隷軍が壊滅状態になったので、 エレフならきっと何とかしてくれるに違いないとエレフを迎えに行ってもいいわけですし。 冥府の扉が開かれた理由より、開かれた後の事の方が多分冥王様には重要なのではないでしょうか。
上
前
次
1-
新
書
写
板
AA
設
索
【15】『神話の終焉』専用 考察スレ http://gukko.net/i0ch/test/read.cgi/Moira/1220429198/l50